フランス人は10着しか服を持たない ジェニファー・L・スコット (著)

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フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~

味わうことに集中する

一度に二つのことをすれば、どちらもしくじることになる。

プブリリウス・シュルス(古代ローマの喜劇作家)

これはわたしの好きな格言のひとつ。「欲張って一度にあれこれやってはいけない」という戒めの言葉だけれど、もちろん、食べることにも当てはまる。

パリで暮らす以前のわたしよくキッチンのカウンターの前に突っ立って、携帯電話を肩と耳のあいだに挟んだままいい加減な食事をしていた。

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もっとひどいときは、テレビを観ながら。

いつの間にか食ベ終わっても食べた気がしなかったくらいだ。

マダム・シックの一家は、食事中にほかのことに気を散らしたりしなかった。あの家の人が立ったままものを食べている姿なんて、一度も見たことがない。

彼らはいつも姿勢よく座ひざの上にナフキンを広げ、ナイフとフォークを持って、上品に会話を交わしていた。

朝食のときだってそうなのだ!

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*要らない服を捨てよう。思い切って大胆に!

*季節外の服は、すべて別の場所に収納する。

*自分で期間を決めて、「10着のワードローブ」に挑戦してみる(わたしの場合はーカ月がちょうどよかった)。

*自分の「10着のワードロ—ブ」を決める(コートやドレス、アクセサリー、靴、重ね着用のシャツなどは含まない)。

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*きっちり10着で実験してみて、必要な服と要らない服を見きわめ、必要に応じてアイテムを足したり外したりする。

*いちばん大事なのは、プロセスを楽しむこと。

ワードローブを10着に絞る実験の目的は、あなたが本当に気に入った服だけを揃えて、いつでもTPOにふさわしい、きちんとした服装ができるようになることだから。

*いちばん良い物を「もったいないから」と取っておくのはやめる。毎日いちばん良い物を使おう。

*家でいちばん良い部屋は、特別なときや来客用にしないで、どんどん使おう。いちばん良い部屋こそ自分たちで使うべき!

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*家を掃除してきれいに片付け、良い物だけ取っておくようにする。

*何かを買うときは、予算内でいちばん良い物を買おう。収入以上の出費をしないように、いつも予算を頭に置いておく。

*いつも良いマナーを心がけよう。とくに身近な人たちに対しても忘れすに。

*毎日、ひとりのときでも、自分らしく生活を楽しむための工夫をしよう。そうすることで、素敵な暮らしのセンスが身についていく。


かけがえのない時間を過ごす

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家族と一緒に、かけがえのないひとときを過ごそう。家族が全員揃うのは夕食のときだけ、という家庭もあるかもしれない。

だったらなおさら、夕食の時間はかけがえのない特別な時間にする必要がある。テレビは消して、携帯電話はマナーモードにして、パソコンもスリープモードにする。

心をこめた食卓にはおいしそうな料理が、盛り付けも美しく並べられている。

食卓を囲んでお互いに話しかけよう。「きょうはいいことあった?・何かいやなことがあった?」。

愛する家族の笑い声ほど素睛らしいものはない。間を過ごすことを、家族の大切な習慣にしよう。

わたしたちは、知らない人やお客様の前ではお行儀よく振る舞っても、家族だけのときはマナーなどお構いなしになってしまったりする。

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家族と接するときも良いマナーを心がけよう。そうやって、あなたが家族を大切に思っていることを毎日伝えよう。

そうすることで、家族がお互いに相手に対する敬意を忘れないようになる。

一緒にかけがえのない時わたしはいつも、ムッシュー・シックとマダム・シック夫妻と5人の子どもたちとの関係が、本当に素敵だと思っていた。

子どもたちは両親を深く尊敬しており、きょうだい仲もとても良くて、みんなしょっちゅう実家に顔を出していた。

マダム・シックの素晴らしい手料理がお目当てだったのはまちがいないけれど、それだけではなかったのだ。

あの家には、いつも笑い声と愛情があふれていた。

子どもたちが家に帰るのを楽しみにしていたのは、家族と一緒に過ごせば、どんなときもかけがえのない時間を過ごせると知っていたからだ。

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~
ジェニファー・L・スコット 大和書房 2014-10-30
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by ヨメレバ

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