ウォーター・サウンド・イメージ 生命、物質、意識までも 

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《水と音》が分かれば《宇宙すべて》が分かる ウォーター・サウンド・イメージ 生命、物質、意識までも――宇宙万物を象る《クリエイティブ・ミュージック》のすべて

監訳者序文 水と光と周波数の響宴 増川いづみ

まず、アメリカの友人のところで周波数を使っての実験の映像を見せられたのが本書を知り、手に取るきっかけになりました。

様々な水に音を当てたときや水の質感を変えたとき、それから砂に音を当てたときにどんなふうに変化していくか、という動画でした。

ここに掲載されている美しく魅力的な写真の数々は、その時その時を捉えたものです。

連続した動画で見ると、細かい線が刻まれていく過程では生命が形成されていくかのように少々ゆがんだ形がみられ、形が整ってからもまるで呼吸をしているかのように微細な振動で伸縮しています。

よく考えてみると、イギリスのジョン・ウィルク先生から流体力学を学んでいるときに、似たような実験を繰り返していたことを思い出しました。

8フィギュアモーションによって、自らの振動で活性化した水の活性度を見るために微細なパウダーを入れて拡大視してみたり、色が濃いインクを落としてどのような模様ができるか、その様子を撮影したり動画にとったりして、水が命を育む方向性を探っていました。

それらは皆、生命の根本原理、宇宙の根本原理として振動(音)により全てが形づくられているという、日本で昔から使われている“形霊“という言葉をイメージさせます。

私は小学校3年生の頃からカタカムナ文字のことを少しずつ教えてくれた祖母に、

「形というものは振動数や音で成り立っていて、私たちの発する言葉もたとえ見えなくとも、時間差で必ず形になって現れる」と言われていました。

ある周波数が対象物の波長と相互に合ったときに、共振をしていろいろな形になっていく。

周波数を放つ側と、受ける側が共振し、受け取るという意思が働かないと、何も起こらない。

しかし、「水だけはどんなものも受け入れ、その色や形に染まり共振していく」というのが古文献を研究していた祖母からの貴重な話でした。

水だけが全ての波長を受け入れて、自由自在に変化していくのです。

対象物にさまざまな周波数を当てたときに、目視だと土や砂などは全然動かないのですが、ある特定の周波数になると生き物のように動き出すのです。

対象物が共振体であるかどうか、また、共振体として受け入れる意思のようなものを持っているかどうかの違いで大きく左右されるようです。

ということは、私たち人間の心も肉体も共振するための準備ができていなければ、そして共振体としての受け入れやすい素材でなければ振動しないということになります。

例えば、筋肉が凝り固まっていると振動(音)を入れても共振しません。

健康との相互関係として考えると、一定の振動(音)と共振できない状態にある。ここが肩こりなど老廃物が多く蓄積されている箇所となるようです。

また、反対に筋肉が柔らかく調子がいい部分に振動(音)を当てると、すぐに共振しだします。

同様に、さまざまな植物の命は水によって支えられ、その形はある周波数帯を吸収するように長い歴史の中でプログラムされてきているので、それぞれの形は、ある特定の周波数を水に放ったときとほぼ同じような形になります。

特に木などは一つ―つの植物の幹や種に、根本の命の中心にプログラムされた、「ある特定の周波数を捉えたい」という意思が働いていることをすごく感じます。

ある特定の周波数領域でできるさまざまな花の形は皆似ていますが、実際に植物には長い間種子にプログラムされた情報との関係性で、一っの種子からの花の形が限られ、ある特定の周波数しか吸収できないように組み込まれているようです。

そのプログラムはさまざまな環境の変化や世代の変遷のなかで次第に変化したものもあれば、星々の周波数が作り出す幾何学の形状と深く関係する場合もあることがわかってきています。

例えばもともと金星から来た種は金星の波動を吸収しやすく、土星と関わりのある花は土星の周波数を吸収しやすい。

ですが、木星の周波数は吸収しません。

また、金星と土星とに関わりがあれば、両方の周波数を吸収しやすいようです。例えば菊のような形の花は金星とも土星とも関わりのあった歴史によって双方の周波数を吸収するように、遠い昔に種ヘプログラムされたものは関係する星々の軌道を備えた形を持っています。

人間の種と一緒で植物の原種は地球で生まれたものだけでなく、ミトコンドリア・イブの話のようにもともとはどこかの星で生まれ、隕石の中に入って他の惑星から飛来した種や菌類から発生した可能性が高いこともわかってきています。

その間に3つの星と関わってから地球に来たという場合は、3つの星の周波数を吸収するわけです。

だから複雑な形であればあるほど、たくさんの星での経験を積んでいるのかもしれない。

私たちが何回も転生しているのと同じように、植物も何世代もの間に何度も星を渡ってきていてその記憶を全部種に持ち、独特な幾何学を持つ形ができてくるのではないか、というのが天文学者や植物学者、分子生物学者、そして音の研究者たちの間での総合的な意見です。

どんなに科学が進んで分析に関する技術が進み、植物の葉っば1枚の全成分がわかったとしても、未だに人類の誰一人として人工的な葉っばl枚作り出すことはできないでしょう。

ある分野において多くのことを知ったつもりでも、全体を知っている母なる地球からみればほんの0.3%も知らないといったほうが正しいでしょう。

この本には天体の星々が奏でる響き、地球上の小さな菌類から人間までの万物の命の振動(音)が互いに共振して共鳴し合い、美しい聖なる幾何学を含んだ形を織りなす生命の神秘が映し出されています。

《水と音》のことを学ぶと、《宇宙の法則》の一端が垣間見えてくる。

というのは決して大げさなことではなく、環境や世の中が大きく変化している今、さまざまな分野において私たちに必要な真理や法則がその必然性において明らかにされてくる時代なのではないでしょうか。

本書を契機に、人間よりも先んじて地球に住んでいた高等生命体である植物、そして私たちを含めて万物の命を支え続けてきた水に対してもっと感謝し、心を傾けて頂けたらありがたく思います。

宇宙の根本原理にある周波数と星と命との関係を感じ取り、大いなる自然を敬うことはまさに『ウォーター・サウンド・イメージ』が提起するモチーフであり、人類の存在そのものにとっても大切で重要な課題であると思います。

とにかく本書を開いて、観て、読んで、味わって、あなた自身の中のハートの声に耳を傾け、定義される未来性に思いをはせてみてはいかがでしょう。

「信じがたいほど遠いかなたに存在する天体の動きよりも、われわれの目の前の流れる水の動きについて調べるほうが、はるかに難しい」

ガリレオ・ガリレイ (1564ー1642)

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