母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実 髙野弘之 (著)

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母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実

著者は全国に多数のファンを持つ気鋭の自然派小児科医。

すべてのお母さんと未来のお母さんのために大切なメッセージを書きおろしてくれました。
薬の飲みすぎ、予防接種の打ちすぎ、普通の成長へのこだわりすぎ、心配のしすぎ。

そんな、お母さん、お父さんたちを苦しめる古い常識、間違った常識、危険な常識を、

“母子手帳が押し付ける間違ったルール” を出発点に、やさしく、そしてハッキリと解消してくれます。

予防接種とワクチン

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母子手帳を見ていて、一番の問題点ではないかと思われるのが、ワクチン接種欄です。

このようなページがあることで商店街のポイントカードやスタンプラリーのごとく埋めて行くべきものだと暗示がかかるのです。

普通の病院を受診した時や、普通の健診に行った際には、ここに押されているべきスタンプが無かったら糾弾されます。

私は、診察で母子手帳を見せてもらってワクチン欄がマッサラの空白だった時はちょっとしたカタルシスを感じます。

そういう母子手帳を見るたびに、アインシュタインの「真実なるものはシンプルで美しい」という言葉が頭に浮かびます。

子供が重い病気にかかる危険性があるのだから、予防接種を受けるのが当然だと思いますか?

予防接種を受ければ、少なくともそのワクチンが対応している病気にはかからない健康な子供が育つと思いますか?

予防接種に使うワクチンは、長い研究にもとづいて厳密な製造工程で作られているから、すくなくとも害にはならないと思っていますか?

これはすべて、大きな間違いです。

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予防接種のワクチンが対応しているのは、すでに現在の日本社会には存在していない感染症か、または存在していても、そのごく一部分にしかワクチンの効果のない感染症にすぎません。

そして、ワクチンの効果は範囲が限られているだけではなく、効果の期間も限られています。

一生にわたって病気に対抗できる本当の抵抗力、つまり免疫がついたとは言えないのです。

むしろ後から無防備になってしまった人がかかってしまう病気が社会的な問題を引き起こしています。

そして、ワクチンは決して安全ではありません。

保存性や使いやすさのために添加された大量の化学物質が、知らないうちに赤ちゃんや子供の体に蓄積され、思わぬところで健康の悪化として影響をおよぼします。

それでも、地元の病院では予防接種を当たり前のようにすすめてきますし、接種をおこたると、お医者さんに怒られたりもします。

これを読んでいるあなたも、予防接種に効果がないどころか、そんなマイナス点があるなんて信じられないことかもしれません。

激変した出産様式

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子供の一生を左右する出産のあり方も、アメリカの意図によって大きく変えられてしまったのです。

子供だけでなく母親にとっても、どのようなお産をするかは、その後の人生を決定づけると言っても過言ではありません。

昭和23年には、やはりGHQの指令に基づいて厚生省が「母子衛生対策要綱」という通達を出し、出産の場を自宅から病院に切り替えるように勧告したため、

それまではほとんどの子が自分の家で産まれていたのに、その割合はどんどん減少し昭和35年に自宅出産は約半数となり、昭和45年以降になると96%以上が病院で産まれるようになりました。

病院出産は過剰な医療介入がセットになっていますし、産まれた後は新生児管理のため母子分離が主流となります。

先述したように、よほどのことが無い限りは母と子を離ればなれにしてはいけないのです。

乳業会社が作った母子手帳

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過去の米国では乳業会社が保健指導に関わってきました。

そして〈牛乳推進〉を目的として作られたのがアメリカの母子手帳だったのですが、不適切な育児に繋がり病気を増やし民族を劣化させる、などの真っ当な指摘が相次ぎ、すぐに廃止されます。

母子保健にとって意味がないばかりか、害になることが分かった乳業会社の作成する母子手帳。

これが戦後の日本で採用されたのです。

日本で妊産婦手帳が母子手帳と名を変えて全国各地に交付され始めた昭和23年から昭和30年にかけての7年間に渡って、母子手帳は乳業メーカーが主体となり作成されていました。

その期間は母子手帳に乳業メーカーの広告が載せられ、保健師と栄養指導士は乳業メーカーから出向させられていたのです。

現代の育児雑誌も似たようなものですが、乳業メーカーおかかえの保健師や栄養士が妊婦さんや赤ちゃんの栄養指導をすること自体間違っているのは、ちょっと考えれば分かることです。

今の母子手帳はそこまであからさまではないものの、その系譜を受け継いでいるわけです。

GHQの食料戦略の一環としてミルクを売り込み母乳は疎かにし「牛乳は完全栄養食品だから身体に良い」というマインドコントロールをするために、母子手帳が大いに役に立ったことでしょう。

日本人は終戦まで、牛乳は一般には普及しておらず、北海道など一部の地域で生産される程度であったのですが、GHQの思惑によって、全国に搾乳文化や牛乳飲用が一気に広がったのです。

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by ヨメレバ

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