アルミが溶け出す炭酸や果汁入アルミ缶飲料に注意

シェアする

船瀬俊介連載コラム

世間が騒然とした……。それが東大医学部の衝撃的な研究報告だった。

医学部の湯本冒助手は小林紘一助教授(東大原子力研究総合センター)と共同実験でラットの正常脳に、かなりのアルミニウムが侵入することを立証した。

それは、こういうことだ。それまでの”アルミ有害説”への反論は「アルミでアルツハイマーが起こるのではない。

病気で脳神経細胞が死滅した結果、有毒物侵入を防げなくなった脳にアルミニウムが侵入、沈着したにすぎない」というもの。

364791

つまりアルミ原因説に対する結果説である。

これがアルミ業界の有害説への反論根拠となっていた。ところが、湯本助手らの実験は、この結果説を根底から覆してしまった。

正常な脳にもアルミは侵入する。だから結果説は成り立たない。明解である。

アメリカでも人体実験で、正常な脳にアルミが侵入するメカニズムを証明している。ボランティアにアルミを加えた水を飲ませ採血する。

すると脳に栄養成分を運ぶトランスフェリンという血中たんぱくにアルミニウムが付着していた…!。

こうして正常脳にアルミニウムが自由に侵入するメカニズムが立証されたのだ。

アルミニウム業界も「アルミが一定量以上に体内に取り込まれたばあい、神経毒性症状を起
こすことがあるのは事実」と神経毒性を認めている。

むろんアルミを摂取したひとが、すべてアルツハイマー症にかかるわけではない。痴呆症になるわけではない。

しかし、老人、病人など体質低下したひとは、この悪魔に魅入られる恐れは十分にある。用心にこしたことはない。

わたしは、痴呆症にかぎらず、―つの疾患、症状が、単一原因だけで発症するとは考えない。

さまざまな素因、要因が複雑に絡み合って、人間はいわゆる病気になるのである。すなわち病気の発生原因は、統合的(インテグラル)である。

アルツハイマー症もさまざまな要因で発症していることは間違いない。いわゆる多因子説だ。

ただし複合要因のなかで最重要犯人の一人を見逃してはならない。それこそがアルミニウムなのである。

炭酸や果汁入アルミ缶飲料に注意

496354

さて、気になるのは、日常食品にふくまれるアルミニウムだ。

「アルミ缶入りソフトドリンクなどはアルツハイマーの原因になるかもしれない」

オーストラリアのジョン・ハンター病院の研究グループは、市販の缶入り、ビン入りの各種飲料(52種類、106本)を調査。

そのうち一部の缶入りソフトドリンクは「アルミニウム含有量が高く、アルツハイマー症リスクになるかもしれない」と警告した。

欧米人の一日当たりのアルミ摂取量は、一日最大3mg以下と試算されている。

ところが「一部のソフトドリンクから一缶で3.9mg検出。ソフトドリンクはビールより酸度が強いのでアルミが溶け出しやすい」という。

かつてコロラド大学の行った実験は、わかりやすい。

アルミ缶にはいったオレンジジュースから平均で37ppm、グレープ・フルーツ・ジュースは23ppmのアルミニウムを検出している。

アルミ鍋も、有害だ。アルミ鍋で煮るとキャベツに91ppm、トマト・シチューに15.3ppmと、おどろくべき高濃度で、食物はアルミ汚染される。(コロラド大学実験)

その他、世界的にアルミ鍋からの溶出実験データがある(図c参照)。

0231

中には600ppmというケ夕外れの溶出がありビックリする。(1987年)最近、歯科医師会は「水道水へのフッ素添加」をみとめた。

ところが、「水にフッ素が含まれると最高で1000倍ものアルミが溶け出す」というから恐ろしい。

日本でもアルミ鍋から180ppmもの溶出を確認している。(1995年)

さらに熊本県消費生活センターも商品テスト。

①アルミ鍋―二点、②アルミ製ケトル・急須四点、③ステンレス鍋二点。④ホウロウ鍋二点。合計二0品目。

テスト方法は、満杯の半分までA:蒸留水、B:1%塩水(塩化ナトリウム)、C・・4%お酢入り水(酢酸液)の三通りを、10分間ふっとうさせ、アルミ溶出量を測定。

つぎに、二分の一量を鍋に残して、24時間放置したあとのアルミ溶出量を比較する。

その結果、24時間放置後、表面加工をしていない鍋一点から、9.15ppm 溶出を確認している(1%食塩液)。

同センターは、次の注意をよびかける。

▼酢のように酸性の強いものの使用はできるだけ避ける。

▼長時間、調理したものを入れっぱなしにしない。

▼重曹などアルカリものを避ける。

月刊マクロビオティック 2001年04月号より

【こちらもオススメ】

最大のアルミ汚染の盲点は、市販胃腸薬 

アルツハイマー症患者の脳に大量のアルミニウム沈着

甘いもの好きはボケ(痴呆)になりやすい


マクロビオティックとその料理法に関するホットな情報、健康と美を創り、生命をはぐくむための食と、その知識のご紹介、などなど・・・。

あなたの人生を豊かにする情報が毎号満載です。

サイトの方はこちらからどうぞ⇒マクロビオティック日本CI協会

logo2

船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

船瀬俊介 著作特集はこちらから

知らないことは罪である。知ろうとしないことはさらに深い罪である。シェアして拡散しましょう!