船瀬俊介連載コラム
マスコミのタブー200連発〈110〉(月刊『ザ・フナイ』)
牛乳、35ものワナ……発ガンから犯罪まで
「完全栄養」に〝洗脳〟された日本人
『牛乳のワナ』(ビジネス社)という本を書き上げた。
これだけでは、何のことか訳のわからない方も多いだろう。
それも、無理もない。牛乳と聞けば、だれでも「完全な栄養飲料」「カルシウムの宝庫」「骨折を防ぐ」「子どもが大きく育つ」……などの言葉が思い浮かぶはずだ。
牛乳は、現代人にとって、もっとも理想の栄養源としてとらえられてきた。
わたしの子どもの頃は、牛乳配達も多かった。当時、けっして牛乳は安くはなかった。それでも各戸で需要があった。いかに、牛乳は大衆が憧れる〝完全栄養〟であったかがわかる。
学校給食でも細長いパンと牛乳がカネの器で登場した。さらに、思い出すのはパンに添えられていたマーガリンだ。鷹印のブランド名まで覚えている。
パンは子ども心にも美味くはなかった。さらに不味かったのがミルクだ。別名、脱脂粉乳。脱脂とはなにか?
後で知ったが、つまりは、牛乳からバターを製造した後の、残り滓をわれわれ子どもたちは給食で無理やり飲まされていた、というわけである。
この「給食に牛乳を出す」……という発想は、いまだに続いている。
保育園でも小中学校でも、さらには病院でも、牛乳は給食に絶対に不可欠である。
驚いたことに老人施設でも毎日、牛乳は出される。
なぜ……? と聞けば、介護職の方は、胸を張って答えるだろう。
「お年寄りの骨折を防ぐためですよ」
さらに、忘れてはいけないのは粉ミルクだ。戦後、日本政府は母子手帳などで、乳児に粉ミルク――つまり、牛の乳を飲ませることを国家権力によって〝強制〟してきた。
こうして、赤ん坊からお年寄りまで、戦後日本人は〝牛乳漬け〟にされてきたのだ。
いったい、だれによって……?
牛乳を飲むほど骨はポキポキ折れる
この牛乳をめぐるミステリーに挑んだのが、『牛乳のワナ』なのだ。
この本は、とりわけ日本のお母さんたちに読んでいただきたい。いまだ「牛乳は体にいい」と信じ込んでいる母親がほとんどだ。
しかし、本書を読めば、あなたは根底から〝闇の力〟にだまされてきたことに、呆然とするだろう。
さらに、本書は高齢者の方にも、手にとっていただきたい。
いまだ老人ホームなどでは給食に牛乳を出す。なぜ? いうまでもなく「骨折を防ぐため」である。
そんな、老人施設の管理栄養士や介護職の方にも、ぜひ読んでいただきたい。あなた方は、自分が大学や専門学校で習った栄養学がペテンであったことに気づくであろう。
呆然と声を無くす表情さえ、目に浮かぶようだ。本書の「骨折」の項目を読んでいただきたい。
牛乳を飲めば飲むほどに骨折は急増している。
なぜ……?
全員が息を呑み、唖然とし、首をひねるだろう。世界でもっとも牛乳を飲んでいたノルウェー人の骨粗しょう症は、日本人の5倍も多かった。
牛乳を多く飲む国ほど、骨折が驚くほど多い。
いったい、なぜ! そもそも牛乳はカルシウムの宝庫ではなかったのか?
「牛乳を飲むほど骨折が増える」……これが、〝ミルク・パラドックス〟である。だいたい、カルシウムを多くとれば、骨は丈夫になる――などといった考えは、まさに人間の浅知恵でしかなかった。
ビル建設で考えればわかりやすい。カルシウムをセメントとしよう。セメントを大量に建築現場に持ち込んでも、それで立派なビルが建つわけではない。
鉄筋とか型枠とか、さまざまな建築資材が過不足なく整って、ようやくビルは完成する。ただセメント袋だけを現場に山と積んでも、邪魔なだけだ。
骨からカルシウムが溶出、骨粗しょう症に
多量の牛乳、過剰なカルシウムは、人体にとって邪魔なだけではない。それらが大量に人体に入ると、消化吸収の過程で、酸性物質(酸毒)を発生させる。
すると、体液は酸性に傾く。いうまでもなく、健康な人体の体液のpH(ペーハー)は弱アルカリ性である。これが、酸性に傾くほど、健康は損なわれる。
最悪はアシドーシス(酸血症)だ。悪化すると死亡することすらある。だから、身体は、体液が酸性に傾くことを、必死で食い止める。
牛乳多飲で体液が酸性に傾く。それを阻止するため、身体はその酸を中和するために、骨からカルシウムを溶出させるのだ。
こうして、最悪の事態である体液酸性化を防ぐ。骨からのカルシウム溶出を、医学用語で「脱灰現象」という。カルシウムが溶け出た骨はスカスカになる。
骨密度が低下し、モロくなる。つまり、ポキポキ折れやすくなる。これが骨粗しょう症だ。
なんという皮肉か! 骨を強くするために牛乳を飲む。すると骨はモロくなるのだ。
つまり、牛乳は骨を強くするどころか、骨をモロくさせ、骨折を多発させる。このメカニズムは、一部の生理学者の間では、古くから知られていた。
彼らは「牛乳多飲は骨折の原因!」と警告してきた。しかし、彼らの声は圧殺された。学界どころか公になることもなかった。
牛乳と肉食〝神話〟で人類支配
いったい、誰の手によって……?
それは、牛乳、乳製品、つまり酪農製品で利益をあげるヤツらだ。わたしは〝かれら〟をミルクマフィアと呼んでいる。
しかし、その背後には、さらに山岳のような巨大権力がそびえていた。それが、国際秘密結社フリーメーソンであり、その中枢組織イルミナティなのである。
利権はピラミッドのように重層化している。ミルクマフィアの上には、穀物マフィアが存在する。
牛乳を育む牛を育てるには、エサとなる穀物が不可欠で、穀物を育てるには大量の石油が不可欠。石油を支配するのは〝石油王〟ロックフェラーだ。
そして、ロックフェラー財閥はイルミナティを支配してきた〝双頭の悪魔〟の一族だ。もう一方の悪魔がロスチャイルド財閥であることは言うまでもない。
つまり、世界をミルク神話で〝洗脳〟してきたヤツラの正体は、イルミナティ――という結論に至る。
これは、肉食による人類支配と対をなす。牛乳神話と肉食神話は、まさに人類という「家畜」のすばらしい〝洗脳〟システムであり、〝餌付け〟装置である。
肉好きは心臓マヒ8倍、大腸ガンで5倍死ぬ
わたしは、肉食の弊害をこれまで幾度となく徹底的に暴露し、告発し、伝えてきた。たとえば、近刊『肉好きは8倍心臓マヒで死ぬ』(共栄書房)は、その筆頭である(写真A)。
そこには封印されてきた82項目ものエビデンス(科学的根拠)を掲載している。たとえば、徹底した疫学調査が以下を暴く。
肉食中心のアメリカ型食事をしている人は、完全菜食(ヴィーガン)の8倍心臓マヒで死んでいる(米フィリップス論文)。調査対象は2万5000人にのぼり、もはや、反論の余地はいっさいない。
ちなみに、アメリカ男性の心臓発作の死亡率は、中国男性の17倍……! この数値には、驚倒するしかない(『チャイナ・スタディ』)(写真B)。
さらに、アメリカに移民した日系三世の大腸ガン死亡率は、母国日本の5倍と驚愕する値になっている(グラフC)。
なぜか?
菜食中心の和食から肉食中心の洋食に変わったからだ。さらに、ほぼ毎日、肉を食べる人の糖尿病死亡率は、菜食者の4倍である。
糖尿病の死亡原因は糖質ではなく肉食なのだ。ちなみにWHO(世界保健機関)は、ハム・ソーセージなど肉加工品の発ガン性を5段階評価で最凶と断定、公表した。
加工肉にはアスべストなみの発ガン性があるのだ。そして、赤肉は上から二番目の発ガン物質だった(写真D)。
お世話になったあの方に、毎年、ハムを贈るのは、「死ね!」と言っているのにひとしい。また、街の肉屋は〝発ガン・ミートショップ〟と店名を改めるべきである。
スーパーの「精肉コーナー」は、〝発ガンコーナー〟と呼び名を改めるべきである。
牛乳と肉食の両神話で人類を、家畜のように〝餌付け〟してきた奴らの頂点に立つのが、イルミナティなのである。
牛乳と肉食は、まず乳製品と肉製品の売り上げで、膨大な利益を〝かれら〟にもたらす。それだけではない。乳、肉を多飲、多食させれば、約70億の人類は、必ず不健康になり、さまざまな疾病、疾患にみまわれる。
すると、次は、〝かれら〟が世界規模で支配している医療利権が膨大に潤う。
なんのことはない。乳と肉による人類という「家畜」の〝餌付け〟は、〝かれら〟に「売上」「医療」の二重取りで莫大な利益をもたらす。
はやくいえば、ていのいいマッチポンプである。
牛乳による悪魔的な有害性は35項目!
肉食の害は、さすがのWHOも隠蔽不能となり、ついにその強烈な発ガン性の公表に踏み切った。
その毒性は、ベジタリアンの間では半世紀以上も前から常識であった。それをついに国連も認めたのである。
しかし、いっぽうの牛乳、乳製品の害については、国連も口をつぐんだままである。
〝闇の勢力〟は、肉食と同様、だませるあいだは、だまし続ける。そういうハラづもりなのだ。
わたしは、それを許さない。だから、『牛乳のワナ』を、まとめたのだ。
古今東西、牛乳に関する有害論文などを徹底的に
渉猟、調査した。
それら、科学的エビデンスを列挙して、驚いた。牛乳、チーズ、乳製品にまつわる有害性は、なんと35項目にたっしたのだ。
――それらを、以下、列挙する。
(1)乳児死亡:「乳児突然死症候群(SIDS)」は母乳児の4・8倍。
(2)牛乳アレルギー:のちのアトピー性皮膚炎大爆発のルーツ。
(3)乳糖不耐症:成長すれば牛でも牛乳を飲まないから発症して当然。
(4)貧血:牛乳を多く飲むほど鉄不足で鉄欠乏性貧血におちいる。
(5)発ガン性:牛乳たんぱく(カゼイン)は最凶のガン促進物質だ。
(6)乳ガン:牛乳、チーズ好きは4~5倍も激増する(グラフE)。
(7)前立腺ガン:やはり、牛乳、チーズ好き男性に多発している。
(8)精巣ガン・卵巣ガン:牛乳好き、さらにチーズ好きに14倍!(グラフF)
(9)白血病:牛乳を多く飲む人ほど、白血病を発症している。
(10)アテローム血栓症:いわゆるポックリ病。人類4人に1人が死ぬ。
(11)心筋梗塞:血栓が心臓冠状動脈に詰まって心臓マヒを起こす。
(12)脳卒中:脳血管が詰まれば脳梗塞、破れれば脳出血で倒れる。
(13)糖尿病:粉ミルク育児で小児糖尿病が13倍に激増している。
(14)骨粗しょう症:牛乳、チーズ好きほど骨はスカスカ、モロくなる。
(15)骨折:やはり牛乳、チーズ、肉……動物たんぱく多食が犯人だ。
(16)結石:痛ッタタ……! 石持ちは、過食・美食三昧を反省せよ!(グラフG)
(17)虫歯:子どもに哺乳ビンを与えて、寝かせて、歯が溶ける……。
(18)多発性硬化症:原因不明の難病、牛乳を多く飲むほど多発する(グラフH)。
(19)筋萎縮性側索硬化症(ALS) :牛乳を飲む習慣の人ほど発症している。
(20)関節リウマチ:何人もの患者が牛乳やめたらピタリ治った!
(21)クローン病:牛乳、乳製品で小腸、大腸の炎症が爆発的に増加。
(22)大腸炎:腸に穴があく!〝リーキー・ガット症候群〟が激増中。
(23)白内障、(24)不妊症、(25)早死に・・・狂った栄養学、医学で地球は狂人の楽園に・・
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ザ・フナイ 2019年5月号 マスコミのタブー200連発〈110〉 より
月刊『ザ・フナイ』は、船井幸雄が「世の中を変える意識と行動力を持つ人に向けて発信する」と決意し、(株)船井メディアより2007年10月号から創刊した雑誌です。
選りすぐりの豪華執筆陣による、新聞・テレビなどが報道しない世界の裏の動き・情報を、毎月お届けしています。
舩井幸雄が自らの多様な人脈の中から選りすぐった豪華執筆者からの情報をはじめとして、まだ広く知られていない諸分野の情報、先がけた情報を、偏った一方的な見解ではなく様々な視点を用いて、毎月お届けしています。
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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家
著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。
『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。
独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。
船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/
船瀬俊介公式facebook= https://www.facebook.com/funaseshun
船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」= https://www.facebook.com/funase.juku
著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。