水は答えを知っている2  江本 勝 (著)

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水は答えを知っている2 (サンマーク文庫)

水の結晶写真に対して、もう一つよくある質問は、次のようなものです。

写真を見せたり、文字を見せたりするだけで、どうして水はまったく違う結晶を見せるのか、水の性質が、なぜここまで変わってしまうのかーーーーたしかに、常識からすれば理解に苦しむ話かもしれません。

私が水に写真を見せるというアイディアを実行したきっかけは、まだ水の結晶を撮るということをしていなかったころの話です。

私は当時、波動を測定する機械と出合い、多くの人たちの健康に関する相談を受け、実際に水を飲んでいただくことで健康を回復してもらうという活動をしていました。

あるとき、私のもとに一人の男性が訪ねてきました。

お話をうかがってみると、友人の娘さんが、まだ二十二歳だというのに、悪性リンパ腫だと診断されたというのです。

彼女の父親、すなわちこの男性の友人も数年前に同じ病気で亡くなったというお話でした。

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その娘さんは医大生で、通っている大学病院に入院しているということでした。手術を受けたのですが、その後の経過も思わしくなく、抗がん剤による治療をすることになっていました。

私は正直いって、困惑してしまいました。

大学病院の病室に、波動を転写する機械を持っていくわけにはいきません。波動のことを主治医に説明するのも一苦労ですし、だいいちそのようなことを医師が認めるとも思えません。

私は、次のように告げました。水に波動を転写するには、本人がいなくてはなりません。

また、家族の了解も必要でしょう、と。

すると、男性はさっそくその日のうちに病院に行き、患者さんの母親を連れてふたたび私の事務所にやってきたのです。

私もその熱意にほだされました。―つの試みを実行してみようと思ったのです。

そのアイディアとは、写真を使って本人の波動を転写できるのではないか、というものでした。

私はお母さんに、ポラロイドカメラで娘さんの写真を撮って届けてくれるようにお願いしました。

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それはとても根気のいる作業です。―つのマイナス波動を打ち消しても、さらにその背後にある波動が測定されます。

このようにタマネギの皮をむくように、一っひとつ波動を処理していかなければならないのです。

写真を機械にかけ、そこから導き出された波動を水に転写する。その水を娘さんに飲んでもらい、また飲んだあとの写真を撮る……。

それから数日、一日に三度、お母さんは病院との間を往復することになりました。

私はこの方法に手ごたえを感じていました。最初に波動を測定したところ、「不安」であり、「胃」に同調しているという結果が出たからです。

事実、娘さんはこのところ吐き気がひど<、食べ物を受けつけなくなっている、とお母さんは話してくれました。

写真には、本人の波動が宿っているーーー

そのことを確信した私は、さらに次の方法を試してみることにしました。

測定されたマイナス波動を打ち消すような波動を、写真に直接転写したのです。

そのあとで測定すると、明らかにその波動は消えていました。写真が、本人の代役を果たしたのです。

この方法によって、一枚の写真から何通りもの測定をすることができるようになり、お母さんは一日に一度、病院を訪れるだけでよくなりました。

この方法がいかに有効かを思い知らされたのは、数日後のことです。

この日、同じように娘さんの写真から波動を測定すると、聞いたこともない物質の名前が次々に出てきたのです。

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コレシストキニン、サイロキシン、ヒドロキシノシンといった物質です。私も名前を知らないもので、いままでの測定でもついぞ現れなかった名前です。

このことを知らせると、驚いたのは患者さん本人でした。

その化学物質とは、なんと彼女がその日に注射された薬品だったのです。これには、私も心底驚かされました。

それ以来、この写真見せという方法に、私自身が確信がもてるようになったのです。患者さんが、以前にもまして強く信頼してくれるようになったのはいうまでもありません。

私は抗がん剤のすさまじい副作用に対応する波動水を何本かつくってさしあげました。

娘さんは、数回の抗がん剤投与を乗りきり無事に退院していきました。その後、彼女は無事復学し、医師として活躍しているとのことです。

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江本 勝 サンマーク出版 2011-01-17
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