「酵素」が体の疲れをとる  鶴見隆史 (著)

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「酵素」が体の疲れをとる (青春新書プレイブックス)

一晩寝ても疲れがとれない、いつも体がだるい、肩こり、腰痛がよくならない…原因は「酵素不足」だった!

酵素は私たちの生命活動をになう大切な働きをしていますが、体内の酵素には限りがありす。

そのため酵素が不足してしまうと、まず疲れや痛みがあらわれるのです。酵素栄養学の第一者が教える、酵素をムダづかいしない生活と上手に取り入れる食事のヒント。

「玄米菜食」だった私が、なぜ頭痛・肩こり・腰痛に!?

食事が健康に大きな影響を及ぼすことは、最近では常識になってきています。生野菜や果物がガンをはじめさまざまな生活習慣病の予防に役立つことも、次第に知られるようになってきました。

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しかし、本当に体にいいものを見つけ出すまでには、さまざまな試行錯誤があるものです。ひと昔前に大勢の人が実践していたことでも、長年にわたってデータを集めてみると、思わぬ盲点があったりします。

まずは、私の体験談を紹介しましょう。

私が強烈な腰痛や肩こり、頭痛に悩まされるといった経験をしたのは、何と玄米菜食の
マクロビオティックをやってからでした。

1980年頃、私は患者さんの指導にもマクロビオティックを取り入れていました。

当時マクロビオティックは生活習慣病に効果的であるということで、アメリカで大流行していたのです。

私自信も健康のためにとマクロビオティックをはじめました。すると、今まで感じたことのないような腰の痛みに襲われてしまったのです。

そして皮肉なことに、「この食生活にもしかして問題があるのかもしれない」と思ってマクロビオティックをやめた途端、ウソのように痛みから解放されました。

当時はなぜ玄米菜食がよくないのか理由がわからず、不思議でしょうがありませんでした。

しかし、その答えはひょんなことからはっきりしたのです。

1990年代はじめのことです。Jさんという知人の女性が突然亡くなりました。

Jさんはマクロビオティックをストイックなまでに実践していました。

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彼女の食事スタイルは、玄米、味噌汁、漬け物に、カリカリになるまでごま油で妙めた野菜と煮野菜だけを食べる厳格な玄米菜食でした。

肉、魚、卵は一切摂らないという生活を約20年してきたのです。そのJさんが、すい臓ガンになってしまったのです。

入院する頃には、もうすでに全身にガンが転移していて、40日あまりであっという聞に亡くなってしまいました。まだ49歳という若さでした。

その頃は私自身も腰痛や頭痛に悩み、「玄米菜食はもしかしたら自分には合っていないのかものしれない」と思いはじめて、中止していました。

酵素栄養学

しかし「自分には合わないけれと他の人には合うこともあるのではないか」とも思っていました。

とはいうものの、体にいいはずのマクロビオティックを実践してきたJさんのあまりの病状の進行の早さには、「マクロビオティックには何か問題点があるのではないか?」という疑念を抱かずにはいられませんでした。

Jさんの死後まもなく、私は友人の送ってくれた-冊の本によって、答えを見い出すことができました。

それはアメリカ人のエドワード・ハウエル氏が1985年に発表した。

『Enzyme Nutrition(酵素栄養学)』という本でした。ハウエル博士の50年の研究の成果の決算として、酵素の存在の重要性をわかりやすく書き切った名著でした。

この本の内容は画期的でした。簡単に要約すると、次のような内容です。

「『生(特に生野菜、フルーツ)』の中にしか酵素は存在しない。

それ故、生の物を少しげも食さないと、人間の体に元々ある酵素は次第に枯渇する。

体内の酵素の量は潜在的には一定量しかないので、酵素を外から摂らないとどんどん酵素の量は減少する。

その結果、大病←死につながりかねないので、とにかく酵素のある生の食物の摂取が大切である」

この内容に、私は目からウロコが落ちる思いでした。この本には次のようなことも書かれていました。

酵素が摂れないと病気が生じる

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「生の物(生物すべて)にしか酵素がなく、酵素が摂れないと病気が生じることを、動物は本能的に知っている。 そのため野生の動物(家畜を除いて)は、すべて生のものしか食べていない」

確かに野生動物は、草食であろうと肉食であろうと、生のものしか食べていません。私はその当時、マクロビオティックの指導者から生食を止められていました。

それでも少しは摂っていましたが、量は大変少なくなっていました。

そこで私はこの本と出会い「腰痛や肩こり、背中の痛みや頭痛が出はじめたのは、生のものが不足しているからではないだろうか?」と思いました。

私はすぐに、酵素たっぷりの生食を積極的にはじめてみました。

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朝食はフルーツと生野菜サラダの生酵素食オンリー。昼食は、そばと生野菜サラダと漬け物、酢の物。夕食は雑穀ご飯と生野菜サラダ、魚か肉料理少々と漬け物、酢の物。

アメリカから直輸入した酵素サプリメントも、昼とタにたっぷり摂取しました。

こういった食生活に切り替えたところ、なんと驚くほどスッキリとすべての痛みがなくなっていったのです。

また疲れも感じにくくなり、とても健康になりました。そして自分の体験をもとに、1990年代半ばから「酵素たっぷりの食生活」を患者さんたちにもおすすめするようになりました。

すると、今まで治らなかった慢性病に苦しんでいた患者さんも、みるみる症状が軽くなっていきました。

手術ができないと他の病院でいわれ、私のクリニックへ来たガン患者の方の中にも、食生活を変え、半断食などの治療を定期的に実践することでみるみる元気を回復した人もいました。

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鶴見隆史 青春出版社 2014-08-09
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by ヨメレバ

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