現代史の数々の奇妙な事件…すべては暗黒の世界権力・300人委員会によって仕組まれた。
何度か邦訳が刊行されては事情により書店から姿を消している、禁断のノンフィクション。原著最新版に基づく改訳版。
300人委員会は世界唯一の絶対権力支配組織である
思い出してほしい、世界で最も富裕なファミリーのうち、少なからぬ数がヨーロッパに住んでいることを。
だから、彼らが300人委員会のメンバーのなかて優位を占めるのは当然だ。
フォン・テュルン=タキシス家は一時はヨーロッパ全土の郵便事業のフランチャイズを所有したこともあり、彼らの前てはデイヴィッド・ロックフェラーがごく貧しい親戚に見えてしまうほどだ。
フォン・テュルン=タキシス財閥の起源は300年以上前にまで遡るもので、ファミリーの者が何代にもわたって300人委員会に席を持ち、今日なおその一人が席を占めている。
すでに300人委員会て最も富裕な、ヴェネチアの黒い貴族のメンバーの名前に多くふれてきたが、その他の名前も彼らがさかんに活動するさまざまな分野が明らかになるたびに加わっていくだろう。
ここで300人委員会のアメリカのメンバーにもいくらかふれて、イギリス王室との関連をたどってみよう。
これらの事実はどのようにして検証すべきなのか。情報部のデータ・ファイルから直接得た情報のため、検証のできないものもあることは事実だ。
しかし、労をいとわずに膨大な調査を行なえば少なくとも事実の一部を検証できる情報源は多い。
作業としては、例えばダン&ブラッドストリート企業名鑑スタンダード&プアーズ、英米の紳士録などを時間をかけて調査し、丹念に名前とその提携相手とを相互照合していくのだ。
300人委員会の企業、銀行、保険会社は統一された指令のもとに動いている。
その指令は戦略および合同活動に関して想定てきるあらゆるものをカバーしている。
300人委員会はすべての政府と個人を超越した、世界で唯一の権力支配組織である。
これは財政・防衛問題ほか、あらゆる国のあらゆる主義主張の政党に影響を及ぼしている。
だが、その中でも、300人委員会の「新世界秩序のための構造計画」において最重要のものは、各国の社会主義政党である。
300人委員会の手が届かないもの、支配下にないものなどなく、これには世界中のさまざまな、組織化された宗教も含まれている。
それがすなわち全能のオリンピアン・グループで、その権力基盤はロンドンにある。
ロンドンのシティー金融センターは、鉱物、金属、宝石、コカイン、アヘン、医薬品を支配し、管財銀行家、破壊的カルトの推進者、ロック・ミュージックの仕掛人を掌握している。
イギリス国王が支配の項点にいて、そこからすべてが放射状に広がっていく。
諺にもあるとおり、「奴らはすべてのことにかかわりを持っている」のだ。
マスコミ産業の分野が厳格にコントロールされているのは明白だ。RCAに戻ると、その重役会がイギリス系アメリカ人の権力体制側の人物て成り立っているのがわかる。
彼らは他の組織でも際立って重要な役割を果たしている。
たとえば、CFR、NATO、ローマクラブ、TC、フリーメーソン、スカJV・アンド・ボーンズ、、ビルダーバーガーズ、円卓会議、ミルナー・グループ、チニ財団、モンペルラン協会、イエスズ会、アリストテレス協会などだ。
とりわけデイヴィッド・サーノフは、サー・ウィリアム・スティーブンソンがニューヨークのRCAビルに移ると同時にロンドンヘ移動している。
アメリカの三大テレビネットワークはRCAから分離してできたものだ。
一九二六年にナショナル放送会社(NBC)がまず設立され、すぐに一九四五年にアメリカ放送会社(ABC)が続いた。
第三位の大手テレビネットワークが一九二七年設立のコロンビア放送システム会社(CBS)で、二つの姉妹会社と同様、当時も今もイギリス情報部に支配されている。
ウィリアム・ペイリーが、タヴィストック人間関係研究所て大衆洗脳テクニックの特訓を受けて資格を認められたのち、CBS社長となった。
このように大手テレビネットワークはすべてイギリスの監視のもとにあり、放送される情報はまずロンドンヘ送られて整理されている。
この事実をアメリカ国民が理解してくれればと願うのみだ。
興味深いことに、スタンフォード・リサーチ・センターで書かれたタヴィストック謀略文書、一般に『水瓶座の陰謀』と呼ばれるものの資金は、三大テレビネットワークからの献金てすべてまかなわれた。
本書は非常に恐ろしい本です。いくたびか日本版が刊行されましたが、それぞれの事情により書店店頭から姿を消しました。
どうぞ精読してください。
読後には日本の金融危機、未曾有の大不況、コンピュータ2000年問題の真の意図、そしてここ数十年の奇妙な出来事、これらすべてが300人委員会の謀略家たちの企みであることをご理解いただけるでしょう。
圧倒的多数の図版と精査しつくされた貴重資料を巻末に収録。禁断のノンフィクション、ここに再刊。
300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!! | ||||
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