ダイエット・美肌・抜群のアンチエイジング力!
今、女性の間でブームの「ごぼう茶」。自然・健康食品店や通販で購入するほか、ご自宅で天日干ししたごぼうを煮出して飲む方もいるとか。
若返りや健康に効く成分がギュギュッとつまった「ごぼう」。老化、更年期障害、生活習慣病……もうこわくない。「歳のせい」とあきらめる前に、ごぼうで気になる症状を改善しましょう!!
アンチエイジングを実現する
ポリフェノールの摂取が鍵を握ります。ごぼうにはク口口ゲン酸ほか複数含まれており、その量は野菜や果物の中でもバッグンです。よく噛むことで若返りホルモンのパロチンも。
便秘改善にダイエット効果
ごぼうは食物繊維の宝庫。女性に多い悩み、便秘の改善に欠かせません。またカロリーが低く、脂質の吸収を抑える働きもあるので、ダイエットしたい人には最適の食材です。
水分調整してむくみ解消
水溶性食物繊維のイヌリンには利尿作用があり、女性の悩ましい症状、むくみの改善に効果的。むくみのもう一つの要因、塩分のとりすぎにはカリウムが活躍します。
美肌を手に入れる
便秘は肌荒れの原因に。食物繊維でしっかり改善しましょう。さらにポリフヱノールの抗酸化作用が細胞の老化を防止。しみ、しわ、たるみなど肌のさまざまな悩みを軽減します。
免疫力アップで病知らず
食物繊維は腸内細菌のバランスを整えて免疫力を高め、病気にかかりにくい体を作ります。加えて、抗酸化力のあるポリフェノールや細胞を作るアミノ酸も豊富だから、免疫力アップ!
骨粗しょう症予防で脱寝たきり
パワーの源、アルギニンは成長ホルモンの合成に関わるという説があり、ごぼうには骨粗しょう症予防という効果も。骨や歯を丈夫にするカルシウムも豊富です。
血糖値をコントロール
食物繊維は糖質をゆっくり吸収し、食後の血糖値の急上昇を押えます。糖原病対策は食事量も肝心。よく噛むことによって満腹感を得やすいごぼうは糖原病予防に効果的です。
消化器系ガンの予防
大腸ガンの原因の一つが便秘。食物繊維は便秘改善のほか、腸内の善玉菌を増やすので、ガン予防に効果があります。細胞のガン化を阻止する抗酸化作用があるのも高得点です。
皮膚病や炎症を鎮める
民間療法で、ごぼうは皮膚病や歯・のどの痛み、口内炎などの炎症に効くと言われてきました。ポリフェノールの老廃物を排出する力、浄化作用が経験的に知られていたのです。
認知症にならない脳へ
意外にミネラルが豊富。中でも、マグネシウムには脳細胞を活性化する作用があり、アルツハイマー型認知症の予防が期待できます。脳血管性認知症も血液サラサラ成分で撃退!
イライラや不安を解消
ストレスからくるイライラ感や不安な気持ちを静め、心の健康をサポー卜するマグネシウムとカルシウム。ごぼうにはカルシウムの吸収をよくするオリゴ糖も含まれています。
更年期障害を乗り越える
滋養強壮効果の高いアルギニンは女性ホルモンを刺激して、更年期障害のつらい諸症状を和らげます。冷え性で生理痛のある方には、‘ぜひ摂取してもらいたい食材。
悩ましい冷え性から解放!
漢方では、ごぼうは体を温める陽性食材。冷え性の改善に適しています。冷房で体調を崩しがちな人は、夏でも体を冷やす葉もの野菜より根菜を食べたほうがいいでしょう。
動脈硬化による疾患を予防
食物繊維は脂質の吸収を抑え、悪玉コレステロールの排出を促進。サラサラ血液で、動脈硬化による疾患のリスクを減らしましょっ。ポリフェノールは血管を若返らせます。
デトックス効果で健康維持
ポリフェノールをはじめ、ごぼうには体内や血液中にたまった疲労物質や老廃物などの有害物質を排出する力が多数含まれています。
民間療法でも効果バッグン!
ごぼうを食用するのは、主に日本をはじめ東アジアの限られた地域だけ。「机と椅子の脚以外はなんでも食べる」と言われる中国でさえも食用せずに、もっぱら薬として用いてきました。
中国・明朝時代に書かれた『本草綱目』(1578年完成、1596年出版)で、ごぼうは次のように紹介されています。
「余分な水分を排出し、血流改善や風邪のときの肢をとる効果がある」。
滋養強壮はもちろんですが、そのほか歯痛や腫れ物にも効くとあります。欧米でもごぼうは薬、ハーブとして用いられてきました。
フランスの植物療法家・モーリス・メツセゲ氏( 1921年~)が皮膚病の薬にごぼうを処方したところ、皮膚病が治ったうえに肌もきれいになり、とても評判になったそうです。
日本にも、さまざまな民間療法が伝わっています。ごぼう風呂(刻んだごぼうを布袋に入れて使用)は皮膚病に、ごぼう液(千切りごぼうを水に入れて半量になるまで煮つめて使用)は口内炎やのどの痛みに効くなど。
昔の人は薬に頼らず、身近な食材の効能を上手に利用して、対処していたんですね。
ごぼう若返りレシピ (英和ムック) | ||||
|