奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! (ビタミン文庫)
朝食抜きで 高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている!
半日断食は、ひと言でいうと、朝食を抜くだけの断食です。
細かい部分ではいろいろと守るべき決まりごとがありますが、誰もがその気さえあれば実行できる簡便なものです。
これでも、継続して実行すれば、宿便が排泄され、宿便がたまるのを防ぎます。
そして、それによって真の健康体が得られ、肥満はもちろん、不快な症状や体調不良が解消し、さまざまな病気が改善するし、さらには脳も若々しく保て、長生きができるという、すばらしい力を秘めてるのです。
現代医学を超えた断食の力
病気の治療や予防、健康促進としての断食は近年、欧米でも脚光を浴び、科学的な研究も盛んに行われるようになってきました。
しかし、もともと断食は、古来、世界各地で、さまざまな宗教で修行の一つとして行われてきたものです。
これは「食欲」という煩悩を断ち、精進潔斎(心身を清めること)する方法だったのでしょう。
本来断食とは、一定の期間水だけを飲み、いっさいの食べ物を口にしないことです。
私の医院ではそうした方法も指導してきましたが、これは一般の人が一人で行えるものではありません。
私はこれまで、何十回も本断食を行ってきました。昭和25年から30年までの間に十数回、44年には23日間、水だけの断食を行いました。
忘れもしません。第一回目のときは、痛みや熱が出て、死に物狂いでした。当たり前ですが、治療法としての断食を成功させるにはコツがあります。
本断食をすると、好転反応といって、それはそれはきつい反動が出てくることがあります。
いわば、生死のせめぎあいといってよいかもしれません。そしてそれによって、現代医学でも治せない難病が劇的に好転してくることもあります。
長年、自分自身、断食の修行を重ね、また、指導者として多くの人に指導してきた過程で、私は、誰もがもっと安全に、しかもらくに行える方法はないものかと模索してきました。
そして、試行錯誤のうえ、その方法としてたどり着いたのが、「半日断食」だったのです。
朝食を抜くだけの断食
半日断食は、断食の中でいちばん簡単、かつ安全で、日常生活を送りながら行うことができます。誰もが自分ひとりで実行でき、しかも効果がある断食法が半日断食なのです。
半日断食には、昼食を抜くとか、夕食を抜くなどの方法もありますが、私が勧めているのは午前中の断食、つまり朝食を抜く方法です。
朝は出すことが最優先
実は、我々の体にとって、朝食を抜き、午前中に何も食べないということはとても大切で、かつ重要なことなのです。
一日の時間帯のうち、夜が睡眠の時間帯なら、朝は排泄の時間です。
そのことは、たいていの人が理屈抜きにそう思っていることでしょう。そのとおり、そこまではいいのです。間違っていません。
ところが、一方で、朝は朝食をしっかりとる時間帯であると、多くの人が信じていて、そこに誤解が生じ、健康を損なう盲点になっているのです。
前日の老廃物が残っているのに朝食を食べると、体はいったいどうなるというのでしょう。腸はいったいどうなっているのでしょう。
食べるから出ると信じているなら大間違いです。
食べると、いちおう便は出ますが、腸の中はけっしてきれいにはなりません。入り過ぎたから、仕方なく便の一部を押し出しているのに過ぎないのです。
朝食を食べずに空腹の状態になれば、腸を活発に働かすモチリンというホルモンが分泌されることがわかっています。
1971年にカナダのブラウン博士が、腸内容物の排せつを促進する消化管ホルモンのモチリンを発見しました。
午前中を空腹で過ごせば、それだけ排せつ能力が活発になり、老廃物の排せつが促されます。
半日断食の病気医療の効果
- アレルギーの病気
- 高脂血症・脂肪肝
- 脳卒中・心臓病
- 糖尿病
- ウィルス性肝炎
- 肝機能低下(鈍重肝臓)
- 慢性腎炎
- 関節リウマチ
- 多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、ぺーチェット病
- 慢性疲労症候群
- 潰瘍性大腸炎
- 心身症
- 慢性腎炎・慢性腸炎・胃腸衰弱
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 腰痛、肩こり、ひざの痛み
- 冷え性
- 妊娠中や産後のむくみ、妊娠性糖尿病
- ガン
- 痴呆・老化予防と長寿
半日断食は朝食を抜くだけの断食。継続して実行すれば、宿便が排泄され、宿便がたまるのを防ぐ。
これによって肥満や体調不良が解消、病気が改善し、脳も若々しく保てる。半日断食の具体的な方法、体験談を紹介する。
奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! (ビタミン文庫) | ||||
|