すごい元気がとまらない5つのセルフヒーリング   船瀬俊介 (著) 

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すごい元気がとまらない5つのセルフヒーリング

「自然」に近づくほど「健康」になる

「自然」から遠のくほど「病気」になる

これは、古代ギリシアの医聖ヒポクラテスの言葉です。賢者は、こうも諭します。

「人が、ありのままに生き、自然の中で生活すれば、120歳まで生きられる」

「ありのまま」とは、野生動物のように自然の摂理にしたがって生きることです。

「自然の中」とは、澄んだ大気、水、緑に包まれて生きるという意味です。

地球上で、人間ほど病気をする“動物”はいません。

こんな、小さな体に、4万を超える「病名」があるそうです。なぜ、現代医学は、これほど多くの病気を発見したのでしょう?

それは、病名をつけると、それに応じたクスリを売ることができるからです。世界の医療費は1000兆円ともいわれます。

でも、実際は医療費が伸びるほど病気で苦しむ人が増えているのです。もう、そろそろ私たちは気づくべきではないでしょうか?

「笑い」は、なぜ万病を治す?

第6章 「笑い」(ラーフター)より

究極リラックスで呼吸、脈拍、血圧、血糖、免疫……すべてを正常化し治癒力を高める

究極リラックスで自然治癒力は最大に

「笑い」が万病を治す。そのメカニズムも、じつにシンプルです。

「笑う」と交感神経の緊張から、副交感神経の優位に、自律神経系がシフトします。

すると、呼吸、脈拍、血圧、血糖の値がしずまり下がって正常値におさまります。

筋肉もゆるみ、脳波も興奮状態のベータ波から鎮静状態のアルファ波に落ち着きます。

全身が、究極のリラックス状態となります。

すると、人体の自然治癒力は、このとき最大限に発揮されるのです。

その典型は、免疫力の向上でしょう

「笑い」は、ガンと闘うナチュラル・キラー細胞(NK細胞)を最大で六倍も増やす。この驚異に注目してください。

NK細胞とは、免疫細胞の一種です。免疫細胞とは、白血球の別名です。

白血球には、さまざまなタイプの免疫細胞があります。

中でも、NK細胞は、ガン細胞を直接攻撃します。1975年に、発見され、ガン研究者に希望を与えたのです。

「免疫細胞が、ガン細胞を攻撃し、“殺している”!」

「なら、ガンの自然治癒力も可能じゃないか」

そのとおり。NK細胞を増やせば、ガン細胞は消えていく。

なんと、素晴らしいことでしょう。

NK細胞をカメラがとらえた!

(202ページ・写真上)は、顕微鏡でじっさいに観察したNK細胞です。2個のガン細胞を、果敢に攻撃しています。

NK細胞は、ガン細胞を発見すると、アタックして、その細胞膜を破り、中に3種類の毒性たんぱくを注入します。

すると、ガン細胞は、ウッ、参った!と瞬殺されるのです。なんともはや、頼もしい兵士たちではないですか!

(202ページ・写真下)は、NK細胞にやっつけられた、ガン細胞の死骸です。

こうして、NK細胞たちは、まるで、セコムのように、体内をパトロールして、ガン細胞を駆除しているのです。

「ガン細胞無限増殖論」のウソ

人間の体の中には、毎日、少なくとも5000個のガン細胞が生まれている、といわれます。

“医学の神様”ウイルヒョウ(前出)は、「ガン細胞がひとたび生まれれば、宿主の患者を殺すまで増殖する」と、唱えました。

これが、「ガン細胞無限増殖論」です。そして、毎日、一個どころか約5000個のガン細胞が生まれている!医学の神様”の説が正しいなら、人類は、百万年前に絶滅していたはずです。

毎日、数千個のガン細胞が生まれても、ガンにならない。それは、NK細胞が、日々攻撃して、駆逐しているからです。

このNK細胞が発見されたのは1975年。

“医学の神様”は、それより100年以上も昔のセンセイです。

NK細胞の存在など、知るよしもなかった。

なのに、現代医学は、NK細胞には触れず、いまだ、ウイルヒョウ「ガン細胞無限増殖論」を信奉しているのです。

愚劣であり、卑怯です。

「笑い」がガンを治す。それは、NK細胞を増やすからです。

6倍に増えれば、ガンへの攻撃力も6倍になります。

「笑う」と、どうしてNK細胞が、急増するのでしょう。

まず、「笑う」と、快感ホルモン、エンドルフィンが大量に分泌されます。

このエンドルフィンが、NK細胞の増大をうながすのです。

ある研究者は「NK細胞は、エンドルフィンを“エサ”にして増殖する」といっています。

ガン細胞を攻撃するのは、NK細胞だけではありません。

インターフェロンもガン細胞抑制物質として知られています。(図18)は、「笑う」と、体内のインターフェロンが軒並み急減しているひとを示します。

これはインターフェロンが、ガン細胞攻撃に活発に使われ、消費されたことを証明しているのです。

「笑い」は、うつ病にも、劇的効果があります。

(図19)は、うつ病患者の「具体的症状」「精神的症状」を列挙したものです。

うつ病が、本当に辛い症状だとわかります。注目すべきは、これらうつ病患者の体内のコルチゾール濃度は、正常値の最大20倍という驚くべき濃度にたっしているのです。

はやくいえば、苦しいうつ症状は、コルチゾール毒性によるもの、といえます。

ところが、落語を聞いたりして、ワッハハハとお笑いすると、体内コルチゾール値が急減することが、実験で証明されています。

だから、うつ病患者の治療でベストは、「笑う」ことなのです。(図20)

アトピー症状に「笑い」は即効性がある

「笑い」は、アトピーにも、劇的な効果があります。

「ダニ」「スギ」「猫毛」「ヒスタミン」に、各々アレルギー症状を示す患者グループ(全員で26名)に、英国の喜劇『ミスター・ビーン』を見せて、おおいに笑ってもらったあと、皮膚症状の変化を表します。

すると喜劇を観る前にくらべて「膨疹」「赤疹」など、アトピー皮膚炎の症状が、軒並み改善しているのです。

これは、「笑い」がアトピーなど皮膚症状に、即効性があることを証明します。(図20)

アトピー、笑うと九割治り、笑わないと1割

アトピーも「笑った」患者は9割治り、「笑わない」患者は1割しか治らない。

アトピーも、ある意味、心因性の疾患かもしれません。なぜなら、診察の時「笑った」か、「笑わなかった」かで、治療効果で、10倍もの大差が出たのです。

(図21)の上、「改善例」では「笑いあり」「大声で笑う」が「笑いなし」の10倍以上です。

そして、下の「非改善例」では「笑い」は皆無。両者の差は、決定的です。

NK細胞が強いガン患者は弱い人より2倍強生きる 

これは、ガン患者でも、NK細胞が強い人の生存率は、弱い人の2倍以上であること証明しています。

ガン患者の生存率で比較したものです。3年生存を見ると「弱いグループ」は4割ていど。これに対して、「強いグループ」は90%を超えています。(図22)

NK細胞が多いほどガン細胞を攻撃するのだから、当然の結果といえます。

そして、「笑い」こそ、この“兵士”たちを増強させることを、忘れてはなりません。

ぎゃくにいえば、「笑わない」ガン患者ほど、ガンに負けて、早死にする……ということです。


セルフ・ヒーリングとは、「自分で癒す」という意味です。体の中には“100人の名医”がいるのです。

まず、あなたは、そのありがたい真実に気づくことです。その方法は5つにあります。

1.少食(食べないほど病気は治り、若返る)

ヨガの教えには、「腹八分で医者いらず」「腹六分でおいを忘れる」そして「腹四分で神に近づく」とあります。

2.菜食(人類はもともと菜食動物なのです)

海外ではベジタリアンを公言しているセレブはかなり多く、ベジタリアンであることが意識が高いことだとされています。

3.長息(息が長い人ほど長生きをします)

この呼吸法の良いところは、忙しいときでも、仕事の途中でも、電車の中でも、どこでもスマートに行なえます。

4.筋トレ(筋肉から“若返りホルモン”がでる)

現代社会では、見た目の良い人ほど多くのチャンスを手にします。筋トレで身体を引き締めましょう!

5.笑い(健康と幸福と長寿を呼び寄せます)

笑いが心や体に良いということは、医学的に実証されつつあり、病気の予防や治療においても注目を浴びています。

タダです! おカネが1円もかかりません! 

この5つの「癒し」方法は、いつでも、どこでも、だれでも、すぐにできるんです! はじめたときから効果が現われてきます。

大切なことは、あせらず、あわてず、ゆっくりです。

ポイントは、これらをクセにすることです。「継続は力なり」といいますね。これら5つが、これからの、あなたの人生を大きく変えてくれるでしょう。

悩みの種だった持病が、いつのまにか消え失せている。そんな驚きと喜びが、あなたの心を満たすでしょう。

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