薬剤師の私が実践する 薬に頼らず健康に暮らす27の習慣 宇多川 久美子 (著), 安保 徹 (監修)

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薬剤師の私が実践する 薬に頼らず健康に暮らす27の習慣

薬とは「合成物の王様」です。

「薬を飲む」とは、多かれ少なかれ、身体に「異物」を入れることであり、 本来は、緊急を要する急性の症状を抑えるためのものなのです。

「医聖」と呼ばれる古代ギリシャの医師・ヒポクラテスは、こう記いています。
「人間は、生まれながらにして自らのうちに【100人の名医】を持っている。われわれ医師が行うべきは、これら名医の手助けにほかならない」

ここでいう【100人の名医】とは、人間が持つ自然治癒力や免疫力のこと。

本来、医療従業者の務めは、この力が最大限に働くよう手助けすることなのです。

しかし、実際はどうでしょうか?

本文で詳しくお話ししますが、過剰にデータ化された現代の医療現場では、 単なる数値の操作によって「病人」がつくられ、医薬品の投与が 新たな「病気」を生み出しています。

事実、医療は日進月歩で発展しているはずなのに、病人は増え続け、 医療費は年々ふくらみ続けているのです。

病院に足しげく通う今の日本人は、とにかく薬を飲みさえすれば健康になれるという「薬信仰」と病院に行けば、医師が病気を治してくれるという「病院教」にとらわれてしまっているのではないかと、、、

人の身体にとって、薬は「異物」である

私は全面的に薬を飲むべきではないと主張しているわけではありません。

もちろん、極端に血圧やコレステロール値、あるいは血糖値の高い人が、余病を防ぐために、その数値を下げる必要があることは言うまでもありませんし、実際、薬を服用すれば数値は下がっていくのです。

しかし問題があります。

薬は、そのほとんどが自然には存在しない合成物で、人の身体にとっては「異物」だということです。本来、排除すべきもの・・・・・極端なことをいえば毒物なのです。

では副作用とはいったいどんなものなのでしょうか。そのメカニズムにはいろいろあるのですが、ごく簡単に説明しておきましょう。

薬を飲むと、その成分は身体の中を巡りますが、最後は酵素で分解されます。

たとえば、血圧の薬の成分もある程度の時間がたつと、肝臓から出る酵素によって分解(解毒)されて無害なものとなり、最終的には体外に排出されます。

もし、分解されないまま、いつまでも体内に留まるようなことがあれば、血圧が下がり続けて命にかかわることになっています。

ところがこの解毒作用は人によってかなり差があり、薬の副作用が、いつ、どんな形で現れるか人それぞれなのです。

よくつかわれている鎮痛剤でも、ほとんどの人はまったく平気なのに、薬疹が出たり、なかには激しいけいれんなどの副作用を起こしたりする人もいます。

薬を分解する酵素も1種類ではありませんから、どの酵素を持っているのか、あるいは持ってないかは、実際に薬を飲むまではわかりません。それぐらい人によって差が出るものであり、だからこそ、薬の副作用はそれほど怖いものなのです。

病院で処方された薬だからといって絶対安心ということではありません。それどころか、よく効く薬には必ず副作用があり、なんらかの悪さをしているのだ、ということをしっかり知って欲しいと思います。

健康に暮らす習慣を身につけよう

病気も「これを飲めばすぐに治る」といった特効薬がないように、健康にも「これを食べれば」「これをすれば」すぐに元気になるといった特効薬はありません。毎日の積み重ねが、あなたの健康をつくります。

  1. 「自分の身体」を意識しよう
  2. 「歩く」を意識しよう
  3. 「食べる」を意識しよう
  4. 「日常生活」を意識しよう

この「健康に暮らす習慣」は、どれも難しいことではなく、いつもの生活で、ほんの少し意識を変えることでできることばかりです。

ぜひ、あなたの日常生活の中に取り入れていただきたいと思います。

この本を手に取っていただいたことをきっかけに、1人でも多くの方が「病院教」「薬信仰」から解放され、

自己免疫力を取り戻していただければ幸いです。


本書の目次

第1章 薬剤師として働いてわかったこと─慢性病は薬では治せない
・数字のマジックで「病人」が激増する
・薬で数値が下がったのは「治癒」ではない
・人の身体にとって、薬は「異物」である
・痛みは身体が発している「SOS」
・薬は免疫力を破壊する ほか

第2章 知っておきたい薬と医療の世界─「データ」が新たな病人をつくっていく
・ほんとうにコレステロールは身体に悪いのか?
・無農薬野菜にこだわる人が、一方でせっせと薬を飲む
・間違っている日本人の「新薬信仰」
・副作用は、やっぱり新薬に多い
・自分の自然治癒力を信じよう ほか

第3章 薬に頼らず健康に暮らす27の習慣
・全身の2/3の筋肉が集まる「足」をまず意識する
・1日300歩、2-3分だけ歩きの「質」を上げる
・食べ物は「自然か」「不自然か」で考えよう
・免疫の7割をつかさどる「腸の状態」を整える
・「健康」に振り回されるのはやめよう ほか

薬剤師の私が実践する 薬に頼らず健康に暮らす27の習慣
宇多川 久美子 中経出版 2013-09-18
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by ヨメレバ

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