食べなきゃ治る! 糖尿病 船瀬 俊介 (著)

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食べなきゃ治る! 糖尿病

食べなきゃ治った! 糖尿病

食べすぎ、悩みすぎ(ストレス)、運動不足、動物食、甘い物。糖尿病専門医が教えてくれない“5つの原因”を知れば、治し方が見えてくる!初期の方なら、じつにラク。重度の方も、まだ間に合う。

現代医学の糖尿病の概念は「インスリン分泌機能が衰えたら、絶対に元に戻らない」という立場です。まさに自然治癒力の否定です。

しかし、これは根本的な誤りです。

15人もインスリン離脱に成功

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インスリン注射を強制され、依存状態にあった人でも、適切なファステイング(少食・断食・一日一食)を実践することで、インスリン注射から離脱しているのです。

私のまわりにも、そんな方が何人もいます。

ある医師は「適切な断食指導で、インスリン注射依存の重度患者15名全員、インスリンから離脱させた」と明言しています。

適切・慎重なファステイングや菜食などの指導を行なえば、2型糖尿病はいうまでもなく、1型糖尿病ですら回復に向かうでしょう。

「糖尿病は一生治らない」は、まさに悪魔の呪文です。

その洗脳の罪は底なしに深い・・・。その瞬きを信じて、血糖降下剤など有毒薬剤の量を増やし、インスリン注射の量を増やして糖尿病を悪化させている患者が、ほとんどだからです。

治さず。生かさず最後は・・殺す。

そんな、現代医療の悪魔性が、糖尿病治療の現場にも歴然として存在します。

「糖尿病は帝王の病である」

この教訓を胸に刻んでください。日本でも、糖尿病が急速に増えています。それは、日本に帝王が急速に増えていることと同じです。

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帝王の暮らしを想像してみてください。まず、朝昼晩、美食の限りを尽くします。食卓には山海の珍味が山盛り。それを心ゆくまで堪能します。

ローマの皇帝などは食べすぎて満腹になると、烏の羽根で喉を撫でて、食べた物を吐いて、さらに食べ続けたそうです。

そうして、彼らは、なんら肉体労働はしない。そんなものは奴隷の仕事です。

身のまわりの世話は家臣たちの仕事です。帝王の勤めは、まず思う存分に食べて寝る。

さらに思う存分に色欲に耽る。それと、自らの地位を脅かす政敵を次々に粛清する。そうして後顧の憂いを絶つ・・・。

あなたは、こんな生活、うらやましいですか・・・?

食生活一つとっても、うらやましいというより、おぞましい。だけど、そんな飽食・美食の帝王が、日本に急増しているのです。

豪華航駅、船隊断献を極めた帝王の末路も哀れなものです。日常の美食三味が身体に軒り、最後はほとんどが帝王の病で息を引き取るのです。

そんな帝王病が、日本に急増している。つまり、飽食美食と運動不足の人が増えているということです。つまり、日本の多くの人が帝王の暮らしをしている!

原因を「環境因子」とごまかす

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私の手元に『糖尿病学』という分厚い医学専門書があります。本文623ページ。価格は、なんと税抜き1万2000円、オールカラーの豪華本。帯には「糖尿病学の決定版とあります。発刊は2015年5月15日。

編集委員に日本屈指の糖尿病専門医6人が名を連ねています。その他、編集幹事10名、執筆医師124名という鋒々たるメンバーです。

つまり、この本は、日本の糖尿病学界の総力を挙げてまとめられた決定版であり、この本は日本の糖尿病医学の最高レベルの到達点といえます。

その理論が問題、だらけ、間違いだらけなのです。

日本の医学界は、糖尿病をどう定義づけているのでしょう?

「糖尿病は、インスリン作用の不足による慢性高血糖を主徴とし、種々の特徴的な代謝異常をともなう疾患群である。その発症には遺伝因子と環境因子がともに関与する。

代謝異常の長期間にわたる持続は特有の合併症をきたしやすく、動脈硬化症をも促進する。

代謝異常の程度によって、無症状からケトアシドーシスや昏睡に至る幅広い病態を示す」(「糖尿病の概念」日本糖尿病学会、2010年報告)

これが、糖尿病学会の糖尿病に対する考えです。しかし、あまりに一般的にすぎます。

もっとも致命的なのは、最大原因である「過食」に触れていない点です。それを「環境因子」とごまかしている。悪質です。

「糖尿病は、主として現代食生活の欧風化などによる過食、肉食、さらに砂糖の過剰摂取により発症する」と真の原因を明記すべきです。

さらに「ストレス、運動不足なども発症要因となる」と記載すれば、より明快になります。

素人の私ですら、すぐに列挙できる原因を、どうして明記できないのでしょう。

それは、糖尿病学会の先生たちが、さまざまな利害関係に配慮したからでしょう。

「過食」を指摘すれば、農業、食品産業からクレームが来る。

「肉食」を指摘すれば、食肉産業から猛烈な抗議をくらうでしょう。「砂糖」の害を唱えれば、製糖業界から猛反発が来そうです。

だから、病因を「遺伝因子と、環境因子がともに関与」と、玉虫色でごまかしている。じつに姑息であり、研究者のとる態度ではありません。

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