【冷えは万病のもと】体を温めれば心も温まる

シェアする

船瀬俊介連載コラム

快著「「体を温める」と病気は必す治る」

『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)という本が、ベストセラーになっています。

すでに53万部突破!ーー。(コラム執筆当時)


「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法

著者は石原結実医師。サブタイトル「クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法」とは気に入りました。

クスリ批判は、医者にとってタブー中のタブー。それは医療利権の総本山である製薬メーカーからにらまれる。さらに医学界からの追放など弾圧を受けかねない。

ここに勇気あるお医者さんが、また一人現れました。本の帯には「病気は冷たいところ(血行不良)に起こる!」と明記。

その「血行不良の原因は満腹、水分のとり過ぎ、シャワー習慣、クスリ、下半身の弱り」など。実に分かりやすい。

なら「体を温める」方法は、まず、プチ断食。これは、私にもよく理解できる。なにしろ、20代でヨガを学んだ私のモットーは「食べる工夫ではなく、食べない工夫」。

さらに「空腹を楽しめ」という導師の教えを実行している。

だから体重は、いつ測ってもジャスト70キロのベスト体重。さらに、ウェストは30年以上も76センチですゾ。それも「食べない工夫」=「プチ断食」のおかげ。

かくして私は、まったく冷え性とは無縁だ。いつも手足は、冬でもポカポカ…。これは腹式呼吸を心がけていることも―つの理由。

安静時には、ほぼ1分間に1回……という長息法の実践も手足の血行をよくしている。

石原医師は、さらにクスリを使わないで、体を温める方法として「塩・生姜入浴」「暖かメニュー」「かんたん、その場運動」を勧めている。

そして「早い人は1週間で効果が現れます!」というから、うれしい。

体を冷やす住まい、生活に要注意

病気は「冷え=血行障害」で起こるというのも、実に分かりやすい。

団地、マンションなどのコンクリート住宅に住んでいる人は、木造住宅に住む人より9年も早死にしている(島根大学調査)。

それも、コンクリートが体熱を奪うからだ。

コンクリート校舎に通う子どもたちが、木造校舎の子よりイライラ7倍、頭痛16倍、腹痛5倍……と、心身が疲れきっているのもコンクリートが体熱を奪うため。

「私たちの体は、36.5℃~37℃の体温で、最もよく働くようにできている。ところが、最近は、36℃前半、中には35℃台という人までいる。

こんな状態になりながら、以下の生活を続けると、知らず知らずに体から『熱』を奪っており、むざむざ不健康体になるように仕向けている」と石原医師は指摘。

それは①ペットボトル飲料をよく飲む、②御飯よりパン、③食欲がなくても朝食を食べる、④風呂は冬場以外はシャワーで済ませるーーなど。

冷え→血行障害→老化・ガン・病気に

以下は説得力がある。「……人間の一生の中で、一番若く、生命力が強い新生児が『赤ちゃん』と言われるのは、赤い=つまり体温が高いから。

一方、年をとると、白髪、白内障など『白ちゃん』とも言うべき冷えから起こる老化現象が現れる」(前書)。

体が冷える→血行障害→老化・ガン・感染症など。石原理論は実にシンプルで明解。あるガン専門医はしみじみと呟いた。

「ガン患者にとって冷えは大敵。体温が冷えるとガンは急激に増殖します。だから1℃どころか1分でも体温を上げたいのです」。

逆にガン細胞は熱に弱い。42℃でガン細胞は死滅してしまう。

だから昨今、岩盤浴などの温熱療法などが注目を集めている。

風邪やインフルエンザなども体温を奪われた時に発症しやすい。低体温で免疫力が格段に低下してしまうからだ。逆に風邪を引くと熱が出る。

これは、身体の防御機能が体温を上げることで病原菌を弱らせ、さらに免疫細胞を増強しようとしているからだ。

超簡単「温熱健康法」に感謝の声々…

石原医師が勧める「温熱健康法」は、生姜など体を温める食事、入浴健康法、スクワットなどの簡単な運動ーーなど。

誰でも、その場でできるものばかりだ。

それでいて、体験者から次のような感謝の手紙が寄せられている。

▼大腸ガン宣告から10年、「スペシャル温熱法」で今日も元気です(50歳、男性)

▼不妊だと思っていた私が年子を授かりました(35歳、女性)

▼ゴワゴワだった私のアトピー肌が柔らかに(28歳、女性)

▼1日4杯の「あつあつ生姜紅茶」で驚きの8キロ減(42歳、男性)

▼最悪の健診数値(GOT、血圧、コレステロール)が半年で正常値に(40歳、男性)

▼下腹部を温めて1週間、皮下脂肪が燃えてウェストが3センチ細く。(62歳、女性)ーーなどなど。

なんともカンタン。体を温めれば心も温まる。ポカポカ健康法を、あなたもいかが?

2006年10月 月刊社会民主 「船瀬俊介の躰にいいコラムVOL . 26」より転載

【こちらもオススメ】

野生動物は断食で病気を治す【断食はあらゆる医法に勝る妙法】

魔法の言葉「ありがとう」を口癖に

タブーとされた化粧品の真実をハッキリと書いた「あぶない化粧品」

logo2

船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/

船瀬俊介公式facebook=  https://www.facebook.com/funaseshun

船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」=  https://www.facebook.com/funase.juku

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

船瀬俊介 著作特集はこちらから