その「1錠」が脳をダメにする 宇多川 久美子(著)

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その「1錠」が脳をダメにする 薬剤師が教える 薬の害がわかる本 (SB新書)

薬剤師が教える「本当の薬の常識」とは

添加物や食べ物の抗生物質には気を遣う人でさえも、薬となると何の疑問も感じず

に、安易に口にしてしまっていることが多いようです。

なぜなのでしょうか・・。

それは、薬の作用が「見えなく」なっているからにほかなりません。CMでは、軽快なメロディとともに「早めに飲めばすぐに治る」ような映像が、くり返し放映されます。

それを見続けた視聴者は、副作用や常飲のリスクをまったく考えないまま、「薬は気軽に飲めるもの」と思い込んでしまうでしょう。

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がんや、脳卒中などの生活習慣病が悪い習慣から生まれるのと同じで、薬の常用習
慣ほど、身体の免疫力をむしばむものはありません。しかし、そのリスクが「見えなく」されているのが、現代の社会なのです。

薬はプラスチックと同じ

薬の作用には、必ずプラス(効果)とマイナス(毒性)があります。

患部に働きかけるプラスの作用を主作用といい、意図した作用以外のマイナスの作用を副作用といいます。

副作用には、眠くなる、じんましんが出るなど自覚できるものもあれば、自覚はないけれど体内でなんらかの作用をもたらしていることもあります。

プラスとマイナスはワンセットであり、薬の効果を感じれば、身体のどこかで副作用も起こっています。

軽い気持ちで飲んだ一錠が、思わぬ結果を招くこともあります。

その結果が、どのような形で現れるかは、わかりません。以前は何の症状も現れなかったとしても、次に飲んだときには、重篤な副作用に襲われることも十分にあり得るのです。

「自分だけは大丈夫」という例外はないのです。

副作用のない薬はありません。薬は身体にとって異物だからです。私たちの身体は自然界から誕生したものですが、ほとんどの西洋薬は化学的につくられた合成品です。

薬には石油から合成されているものが多いことをご存じでしょうか。

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つまりプラスチックと同じ素材からつくられているのです。プラスチックを「飲みなさい」といわれれば不快感を示す私たちも、薬という名称がつけば違和感を覚えず平気で飲み込んでしまいます。

しかし、化学物質である薬はプラスチックと同じく自然界にはないものです。

プラスチックは土に埋めても土にかえることはありません。一方、私たちの身体は自然のものです。

自然の産物である身体が、化学物質をとりこみ、なじませるのは至難の業です。薬が身体にとって毒ともなり、副作用を起こしやすいのは、こうした理由があるからなのです。

「インフルエンザ予防接種」は、ギャンブル

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1987年、群馬県前橋市医師会は大規模な調査から一つの報告を発表しました。
5年間、15万3000人を対象に調査を行い、インフルエンザワクチンの予防接種には「効果がないかもしれない」という結論を導き出したのです。

これを契機として、1994年以降、学校でのワクチンの集団接種は全国的に行われなくなりました。

しかし、それほど昔ではない過去の英断は、毎冬のインフルエンザの流行によって忘れ去られました。そして、「効くかどうかわからない」予防接種を、自ら進んで医療機関に出向いて受けることが国民的な行事になっています。

インフルエンザワクチンはギャンブル性の高い予防接種だと、私は考えています。

それは、たびたびくり返されるこんな会話にも表れているでしょう。

Aさん 「インフルエンザの予防接種を受けたのに、結局かかっちゃったわ」

Bさん 「でも、注射をしておくと、軽くすむっていうわよね」

Aさん 「39度まで熱が上がってつらかったけれど、打っていなかったら、もっと
ひどくなっていたかもしれないわね」

Bさん 「やっぱり予防接種は受けておいたほうが安心だわ」

「あらかじめ防ぐ」と書いて「予防」というのに、39度もの熱を出したのなら予防策になっていないことになります。

ところが、多くの人は「かかるかもしれない」とわかっていながら接種します。なぜ予防接種を受けるのでしょうか。

「接種しておけば軽くすむかもしれない」という説が、まるで常識のように語られているからでしょう。

厚生労働省のHPには「現在国内で用いられているインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、発症後の重篤化に関しては、一定の効果があるとされています」とあいまいな回答を載せています。

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私がインフルエンザワクチンを「ギャンブル性の高い予防接種」という理由はもう一つあります。

インフルエンザウイルスは、その年によって流行するタイプが異なるからです。ワクチンは流行前に製造されます。

「このタイプが流行するだろう」という予測のもとにつくられるのです。予測はいつも当たるとは限りません。

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by ヨメレバ

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