生涯を通じて少食を追究した医師による少食で健康になる秘訣。
「少食」ブームの産みの親の定番ベストセラー、新装版で復活。「養生法の解説」&「断食・少食レシピ」も充実。
現代医学の治療を受けても効果が得られない、、、、あなたの答えがきっと本書の中にある!
著者は若いころ、いろいろな難病(慢性肝炎、胆ノウ胆道炎、十二指腸潰瘍および大腸炎など)にかかり、現代治療の医学を受けても治らず、東洋医学の漢方や鍼灸などを試みても期待した効果が得られず、困り果てていました。
ところが、縁あって断食療法を行なった結果、著効を得て元気になってきました。
それに気をよくして、その後、何回となく断食をくり返し行なう中で、病弱体質も根本的に改善され、さしもの難病も見事に克服できたのであります。
この本をお読みになれば「この問題はこうすればよかったのだな」ということも多くある。この本を座右に置いて参考にし、失敗することなく健康への道を歩んでください。
Q67 朝食は絶対抜いてはいけないと言われたのですが?
「朝食を抜いたら体に悪い」とはすでにほとんどの人々にとっては常識になっているほどです。だから、このような忠告を受けるのも当然のことです。
しかし、実際と理論とは違うのです。甲田医院で、5年前に行なったアンケート調査をみれば、よくわかるのです(拙著 朝食を抜くと病気は治る マキノ出版を参照してください)
本当は、栄養学専門の先生方がみずから、まず三年間くらい朝食を抜いて、どのような結果が出るか自分で確かめ、それから朝食を抜いたら本当に健康上悪いか、それとも逆に朝食を抜いて体調がよくなるかを論じていただきたいのです。
Q73 朝食を食べてる人はムクミがあるとは本当でしょうか?
いま甲と乙の二人が午前5時に起床して、その直後に生水を、それぞれ1リットル、つまり1000cc飲みます。それから30分経って、甲は朝食をしっかり食べる。
一方の乙は朝食を抜いて、そのまま会社へ二人一緒に出かける。
そして、午前6時から12時までに出てくる小便(尿)の量を測ってみたのです。
朝食を食べた甲は700ccの尿が出た。しかし、午前5時に1000ccの水を飲んでいるから、まだ300ccは体内に残っている。これがつまりムクミになっているのです。
一方、乙は1300ccの尿が出た。これは午前5時に飲んだ1000ccの水の量よりも300cc多い。つまりそれだけ体内に残っている水分も一緒に尿として出てきたわけです。
それ故、逆にムクミがとれたことを示しているのです。
Q112 もっとも楽な断食法はどんなものですか?
断食でもいろいろな変法がありまして、よく工夫されたものです。
本来は断食といえば、水だけを飲んで、他のものは一切食べたり、飲んだりしないというもので、本当に厳しいものです。
この断食は、意志の弱い者では少し無理で、途中で挫折する人も少なくありません。そしてまた事故が起こる危険性もあるわけです。
たとえばオモユ断食、これはオモユを茶碗に一杯ずつ、一日三回飲みながら断食を行なうものです。カタクリ断食も同じようなもです。
またリンゴとかブドウなどの果汁を一杯ずつ飲むとか、青汁を一杯ずつ一日三回飲むという方法もあります。そして、今度は寒天断食。
この寒天断食がもっとも楽な断食法であると思います。
この社会から病人がいなくなって、皆幸せになってゆかれるために、この本が何らかのお役に立つことができれば筆者の喜び、これにすぎるものはございません。
「断食」 「少食」「デトックス」の
元祖だから答えられる、究極の質問!!
第1章 西式甲田健康法を極める
・西式健康法六大法則-解説
・西式健康法六大法則-Q&A
・裸療法、温冷浴-解説
・裸療法、温冷浴-Q&A
・カラシ・ミソ・里芋湿布-解説
・カラシ・ミソ・里芋湿布-Q&A
第2章 理想的な「食」を探る
・朝食を抜くこと-Q&A
・柿の葉茶-解説
・柿の葉茶-Q&A
・水の飲み方-Q&A
・生菜食-解説
・生菜食-Q&A
第3章 少食に成功する秘訣
・断食-解説
・断食-Q&A
・少食-Q&A
健康養生法のコツがわかる本 |
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