「食べない」ひとはなぜ若い? 空腹でオン!「長寿遺伝子」の驚異 船瀬 俊介 (著)

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「食べない」ひとはなぜ若い? 空腹でオン!「長寿遺伝子」の驚異

推薦の言葉

真弓定夫(真弓小児科医院院長)

戦後アメリカ占領軍(GHQ)は、軍食に関して、二つのキャッチフレーズを駆使して、壮大なキャンペーンを張りました。

ひとつは「大きいことはいいことだ」です。もうひとつは「蛋白質が足りないよ」でした。

前者によって、少食のよい習慣から、日本政府とそれに便乗する大手食品メーカー、それを補佐する大手報道機関によって、日本人に根本的に合わない食習慣へと変貌しました。

後者によって、有史以来「豊葦原瑞穂国」と讃えられ、穀菜食を根幹としてきた食習慣が、蛋白質(とくに動物性蛋白質)を重視した欧米型の食卓に変えられてしまいました。

しかも、この根本的な誤りによって、国民総医療費の信じられない高騰・逆さ仏(親が子どもの葬式を出す)・少子化など、昭和二〇年までには考えられなかった異常事態が生み出されたことに、多くの国民が気づいていないのです。

「貧乏人の子だくさん」といういい伝えがあります。

経済的にゆとりのない人々は、日本人にそぐわない贅沢な食べものが食べられないために、自然の摂理に造した食べものだけを口にしています。

そのため、ひとにとってもっとも大切な自然現象である出産が円滑に行われるのです。このことは多くの動物実験によっても確認されています。

「民」という字は、「目」に「釘」を刺して見えなくするところから作られたといいます。

終戦後、日本人はGHQ、それを引き継いだ日本政府によって眠らされつづけているのではないでしょうか。

一刻も早く、永い眠りから目覚め、かつての優れた日本文化を取り戻さなければ、次世代に対して申し開きが立たないのではありませんか。

まえがき

マウス実験で、餌食べ放題群とカロリー六割に制限群を比較した。すると「腹六分」マウスは、「飽食」群の約二倍も寿命が延びた!!

ーー米コーネル大、C.M ・マッケイ教授

半分食べれば、二倍生きる!

ーー人類史上、最大の“発見“かもしれません。

それは人類にとって最高の“叡智”。無上の“福音”といえるでしょう。なにしろ……寿命を二倍近く延ばす「奇跡の妙法」がみつかった……のです。

この世に、生を受けたのなら、一日でも長く生きたい。そして、一日でも満たされた日々を送りたい。

だれもが、望み、願う夢です。しかし、現実は、その切ない思いとはうらはらに、みずからの意に反して、この世を去るひとびとの、なんと多いことでしょう。

本書は不老長寿の秘密を、これから解き明かします。老いることなく、長命を愉しむ。日々、是また、楽しからずや……

それは……。

ーー食べる量を約半分に減らすーーことです。

これは、最新の現代医学が到達した真理なのです。この事実に、もっとも困惑しているのは当の医学者たちなのです。

栄養学者にいたっては、呆然自失……。生理学者は頭をかきむしっています。

これまで教科書や大学で学んだことと、まったく真逆な現象がつぎつぎにあらわれているからです。

はやくいえば、近代医学や栄養学、生理学が、大崩壊しはじめています。人類が積み上げてた自然観、生命観が、その基礎から大瓦解しかねない……そんな、新発見があいついでいるのです。

本書で述べる現象・事実はすべて医学や科学の専門家たちによって実験、確認されたものばかりです。

そして、そのかれらがはっきりと認めた真実をお知らせします。

それは、あなたと、あなたの家族、友人をおどろくほど健康にし、おどろくほど長命にする奇跡の“贈り物”なのです。

●チリ鉱山の奇跡、正岡子規の悲劇

まず、南米チリ鉱山の落盤事故から奇跡の生還を遂げた三三人の物語です。

地下七00メートルの避難所には、わずか一日分の食料備蓄しかありませんでした。

かれらは三日で一人ツナ缶などスプーンニ杯……という“超少食”で一七日間を生き抜いたのです。そして六九日目に、ようやく全員救出。

「近代栄養学」のカロリー理論からいえば餓死していてもおかしくない状況です。しかし、テレビ映像でお分かりのように、かれらは予想以上に元気に地底の闇を生き抜いたのです。

「栄養学」は正しかったのでしょうか?

次に登場するのは明治の文豪、正岡子規です。

脊椎カリエスで三五歳で夭折する一年前からの病床日記『仰臥漫録』を得ました。

そこには、毎日食べたものが一つももらすことなく詳細に記録されています。その一日の食事内容を一読。だれもが愕然とするでしょう。

それはとてもカリエスで痩せ細った末期の病人が食べる量とは思えない。(32ページ参照)

「食ひ過ぎて食後吐き返す」と書き記しながら、またも凄まじい大量の食事を食らう。

それは「栄養のあるものをたっぷり摂る」ことが病気を治す決め手と指導する「栄養学」を信じていたからです。

ガリガリに痩せ細って寝たきりの子規が一日に食べた量はチリ作業員が一七日間に口にした量をはるかにしのぎます。

なのに、労働者たちは元気一杯で地上に現れ、子規は痩せさらばえて息を引き取ります。あれほど栄養をたっぷり摂ったのに……。

「栄養学」は正しかったのでしょうか?

●四段階の生命エネルギーシステム

本書は、最後にあなたに底知れぬ知的興奮を与えるでしょう。

「不食のひと」「不食、不飲、不排泄」の深い謎を解き明かしているからです。それは、仮説ではありますが、もはや反論の余地はない。

難解なる「謎」に「解」を出したのは二人の日本の学者、安保徹教授(元・新潟大学医学部教授)と森下敬一博士(国際自然医学会会長)。

つまり、人間には四段階エネルギー供給システムが備わっていたことが、判ったのです。

■一段階:酸化エネルギー系(カロリー理論の根拠)

■二段階:解糖エネルギー系(酸素不要、糖分解による)

■三段階:核エネルギー系(元素転換、例えばK40がCaに)

■四段階:宇宙エネルギー系(生命小体ソマチッド、経絡で増殖)

大自然(宇宙)は人間に生存のための四段階のステップを与えてくれていたのです。しかし、だれでもこの階段を最終段階まで昇りきれるわけではない。

「空腹を楽しむ」精神のゆとりのあるひとだけが■二段階、■三段階……のステージヘと進むことができる。

ここにきて、真に正しい生き方とはなにか?——おのずから明らかです。

もっとも身体と精神に負荷をかけない調和の生き方をえらぶ道です。本書で智慧の扉は、開かれました。

あとは、あなたがどの道を歩まれるかです……。


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