アイソメトリック(等尺性筋収縮トレーニング)理論に基づく、全身を網羅した筋トレポーズを紹介。
器具を使わず安全で、“ 普通の人”には充分すぎる効果が得られます。ダラーンと下がったお尻はプリッ!
ボヨヨーンと突き出たお腹はシャキッ!
ド口ーンとたるんだお顔はキリッ!
効果絶大の全身筋肉強化法です!
①時間と場所を有効に活用できる!
鍛える箇所の筋肉を曲げて伸ばす動作を繰り返す一般的な筋トレと違い、このトレーニングはポーズを決めてその体勢を維持しながら力を入れる、いわゆる静止状態で行うので、他者から見ると、とても筋トレをしているとは思われないものです。
本書で紹介するポーズの中には、立ってでも椅子に座ってでも行えるポーズが多く含まれています。
これらのポーズは、日常の隙間時聞を利用して活用できます。
例えば、通勤電車の中で着席していても立っていても、信号待ちで立っていても、オフィス内で仕事の合間でも、便所の中でも、人気ラーメン屋さんの行列で待っている時などでも、他人に気付かれずにこっそりとトレー二ングできます。
当然、このトレーニングのために、まとまった時間を設けて行うのがベストですが、忙しい方はこういった小技を使うのも一つの手かもしれません。
②筋力が強い人は強い人なりに、弱い人は弱い人なりに!
このトレーニングは、自分と全く同じ力を持つ人と腕相撲をするようなものだと思ってもらえば良いと思います。
腕相撲で力が五分と五分の時、両者の腕はある一定の位置から全く動かないものです。
この時、両者の腕には大きな力が加わり続けています。この状態を全身に応用したのがこのトレーニングです。相手が強すぎても、弱すぎても、すぐに勝敗が決まります。
このような状態では筋肉にさほどの負荷はかかってないので、筋肉は鍛えられません。
③体幹を鍛える方法として最適!
鍛える箇所の筋肉を曲げて伸ばす動作を繰り返す一般的な筋卜レは、緊張と緩みの繰り返しです。
それに対し、このトレーニングはポーズを決めて終了するまでの15~60秒の問、筋肉は一瞬たりとも緩むことなく緊張し続けるのです。
ポーズを決めてから時間の経過と共に、じわりじわりと筋肉の中心部ヘ刺激が伝わるのを感じると思います。体幹を鍛えるには素晴らしいトレーニング方法なのです。
④リハビリにも最適!
何らかの原因により、靭帯を痛めたり骨折したりした場合、完治するまでの聞は筋トレを中断するのが普通でしょう。
しかし、このトレーニングは曲げ伸ばしの動作が一切ないので、ポーズの選択さえ間違わなければ、症状にもよりますが、完治を待たずして行えるものです。
例えば、手の平を骨折した場合、一般的な筋トレで行う腕立て伏せは当然できません。ダンベルなどの器具を掴むこともできません。
このように、手の平という一部分の怪我により、残念なととですが、腕、肩、胸などの筋肉が落ちてゆくのです。
しかし、このトレーニングには、手の平に全く負荷をかけずして腕、肩、胸などの筋肉を強化するポーズが複数存在するのです。同様に、肘や膝を故障した場合にも、その部位に負荷をかけないポーズで強化できます。
これらのポーズの多くは、ベッドに寝たままの状態でも行えますが、それは当然、一般的な筋トレでは不可能なことです。
⑤代謝の高い状態を長時間保つ!
筋肉量が落ちると基礎代謝が落ち、脂肪が増えます。逆に、筋肉量が増えると基礎代謝が高まり、脂肪が減ります。
また、筋卜レをすると、数時間は代謝の高い状態が続きます。
このトレーニングは、日常の隙間時聞を十分に利用して手軽に行えるものなので、ポーズ数を少なくして行えば1日の聞に、何度もトレーニングできるのです。
これを実践することで、常に心地良い張りが体のどこかの筋肉にあるので、1日中代謝を高く保つことが可能となります。
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