元気になりたきゃ、お尻をしめなさい 船瀬 俊介 (著)

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元気になりたきゃ、お尻をしめなさい

最新医学が実証! 1日10回、お尻をしめると──、疲れない、若々しくなる、背筋がシャキッとする、腰痛が治る、寝たきりにならない、イライラしない……。

「お尻をしめる」

世界一かんたんな健康法です。

しかし、普段から意識して行なっている人は極めて少ないはずです。

「元気な人」は、お尻がしまっています。

「元気がない人」は、お尻がゆるんでいます。

お尻をしめるか?しめないか?たったそれだけの違いで、人生に大きく差がついてしまうのです。

世の中には、さまざまな健康法があふれています。あれや、これやと手を出しては続かず、あなたは迷ってしまってはいませんか。

そこで、私は一考しました。到達した結論は、「お尻をしめる」だったのです。これ以上、シンプルで効果がある健康法は、ほかにはありません。

肚ができた人とは、度胸が据わった人という意味です。何事にも動ぜず、どんな事でも行なえる人です。

なぜ、このようなことが可能になるのでしょうか?それは、お尻をしめると「丹田呼吸」が行なえるからです。

「丹田呼吸」は、古代ヨガや禅で指導する基本の呼吸法です。

丹田に意識を集中して、深く、長く、息を吐く。すると、心が静まるのを実感できます。全身は調和と平安に満たされるのです。

これが、理想のメディテーション(瞑想)です。

この「丹田呼吸」は、いまやアメリカのペンタゴン(米国防総省)でも、320万人の兵士、職員のトレーニングとして採用されています。

また、NASA(米航空宇宙局)でも導入され、さらにアメリカの心理学界では、この「丹田呼吸」こそ、「能力開発」(PP・ピーク・パフォーマンス)のベストの方法だと認定されているのです。

私自身も、毎日お尻をしめて、「丹田呼吸」をしています。すると、どんな変化が訪れたかというと……、

太らない、疲れない、毎日快便、腰痛も肩コリもない、見た目年齢が若い(と言われる)、病気にならない、くよくよしない、いつも心穂やか、少食、アイデアがどんどん浮かぶ、集中が続く、笑顔とユーモアが溢れる……

といいことばかりです。

これらのことを実感しているのは、私だけではありません。私が指導している多くの方たちも、体にも心にも変化を感じているのです。

詳細は本文中の体験談「実践!お尻しめエピソード」でご紹介します。みなさん、実年齢とは思えない若々しい声で、見た目もエネルギッシュなのです。

お尻をしめて、深く呼吸すると……、

「背筋が伸びて姿勢がよくなる」、「理想の体形になる」「少食になる」「若返る」「やる気が出る」「疲れない」「腰痛は治る」「便秘も治る」「頭がさえる」「仕事がはかどる」……。

どうです!いいことづくめでしょう。さらに、「いつでも笑える」「イライラしない」「感謝と感動がわく」

ーー体が変わり、心が変わると、人生が変わるーーのです。

お尻をしめることを始めて1週間くらいで、「おっ、なんか調子いいぞ」「気持ちが落ち着いているな」という日が増え始めます。

まずは最低1日10回、1週間、お尻をしめてみましょう。ここから、あなたの人生が変わります。

2017年11月 船瀬俊介

実践! お尻しめエピソード1

髪は黒々、見た目は40代

白鳥一彦さん(63歳・アンチエイジング・トレーナー/シーズニング・ファスティングトレーナー)

高校1年生を筆頭に、すでに3人の孫がいるのですが、それを言うと、周りの人はみなさん驚いてくれます。

なぜかというと、63歳にして白髪が一本もなく、40代に見えるからだとか。

これは、たんに遺伝や髪質などではなく、実は27歳のときからアンチェイジングを実践してきたからなのです。

当時、若返りの道を極めることを目指していた私は、バレリーナが体幹の強化と身体バランスを整える目的で、お尻の筋肉をしめる訓練をしていることを知りました。

そこで、オリジナルの訓練方法として肛門括約筋を「白鳥ヒップキュット」というオリジナル器具で鍛えることに没頭したのです。お尻の筋肉強化による若返り法です。

また、「筋肉を引きしめる」ためには、「筋肉をゆるめる」ことも必要です。

そこで思いついてチャレンジしたのが、スクワットです。スクワットの体勢ですと、お尻の筋肉を引きしめたり、ゆるめたりすることができます。

ゆるめるためには、前かがみにしやがんだ姿勢が効果的です。この姿勢は和式のトイレと共通です。お尻の筋力強化のためには、和式のトイレは非常に理にかなっているのです。

お尻をしめる、ゆるめるを交互に行なうことで、お尻やそのまわりの筋肉が鍛えられ、そのおかげで見た目年齢が若いのだと自負しています。

さらに私は、少食、菜食、長息、そしてファスティング(断食)も実践しているので、今でも若々しい体を維持できているのです。

実践! お尻しめエピソード8

オリジナル体操で尿もれが治って感謝!

宇田川久美子さん(59歳・ウォーキングトレーナー/薬剤師)

「笑っただけで尿もれしていたのに、もれなくなりました」と40代の女性に感謝されました。

主人には言えず……と悩んでいたようですが、こういう人、けっこういるんです。

年齢による筋力低下と相まって、出産後は、骨盤底筋が疲れてしまっているんでしょうね。しかし骨盤底筋群は、お尻をしめることで鍛えられ、腟も尿道もしまるのです。

そこで私が考えたお尻しめのエクササイズは「麦踏み体操」「大根体操」。

「麦踏み」は、つま先立ちして、「1、2、3、4…」と、かかとを上げるだけですが、ふくらはぎを鍛えつつ、お尻もしまるのが実感できます。

「大根体操」は、相撲の四股踏みみたいな格好で行ないます。

脚を大きく開いて、お尻を下げます。ホチキスの針みたいな「コ」の字の格好で、床と太ももが平行になるように腰を落とすと、内転筋、骨盤底筋の両方が鍛えられるのです。


お尻をしめてゆっくり呼吸をするだけで健康になり、病気も治り、ポジティブになります。

お尻しめ+古代ヨガの呼吸法で米ペンタゴンも採用する、丹田呼吸のやり方と20の効用を解説。腰痛、ひざ痛から便秘、尿もれまで、悩んでいた病気が治った!

体の専門家11人の実証エピソードも収録。お尻しめ+丹田呼吸で、体が変わり、人生が変わる!

お金もかからない、いつでも、どこでもできる世界一かんたんな健康法です。

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