「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体 苫米地 英人 (著)

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夢が勝手にかなう「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体【覚醒CD付】

気功で自分の夢が実現する—ーー。

そういわれても、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。

「そんなのはマユツバものだ!」「単に精神世界の考え方だ!」「そもそも気功というものは存在するのか?」という声が聞こえてきそうです。

実際に、気功は非常に有効な洗脳術です。

洗脳というと、オウム真理教などの新興宗教で使われていた印象が強いので、悪い意味でとらえている人も多いと思います。

しかし、自分で「なりたい自分」に洗脳することは、とてもすばらしいことです。

「夢が実現した」と、自分に洗脳することができれば、あとは勝手に夢が実現するからです。そこには、なんの努力もいりません。

その理由をこれから説明していきます。

ガン細胞さえも取れてなくなる

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まずは、気功で病気を治せるという事実を受け入れてください。

実際に、あらゆる病気を治す気功師はいます。気功療法を受けたことがある人もいるでしょう。

詳細は後述しますが、決してオカルト的な意味ではありません。誤解を恐れずに明かせば、私は幼少のころに雷に打たれて以来、普通の人にはない力を授かりました。

その力を多くの人のために役立てたいと思い、かつてアメリカで、医師と共同で医療気功の研究をしていたことがあります。

その研究施設には、一般の病院で見放された、末期ガンの患者さんなどが多くやってきました。

私の脳科学の研究は、自分の持つ特殊な能力のカラクリを解明したいというところから始まったといえます。

その研究施設に通っていたころ、こんなことがありました。

私が患者さんに向けて力(=気)を送ると、患者さんがトイレに駆け込んだのです。「先生出ました!」と患者さんがいうので便器を見ると、赤いか塊が浮いています。

これを検査に回すと、ガン細胞の塊だと判明しました。

体がいらないと思ったら、ガン細胞さえも取れてなくなります。

簡単にいえば、ガン細胞は自分の体が作り出したもの。だから、自分の体が「ガン細胞は必要ない!」と思えば、ガン細胞はポロッと取れてしまいます。

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これは、ほかの症状でも同じです。たとえば頭痛になったとき、「頭痛が治った!」という気を送れば、簡単に治ります。

突飛な話に思えるかもしれませんが、ハゲだろうと治すことができます。また、「肌がきれいになれ!」と体が思えば、美容にも効果的です。ダイエットだって可能なのです。

重要なのは、体の症状はすべて自分が作り出している事実を知ることー—ー。

自分の意識が変われば、どんな症状も改善できます。そのために有効な手段が気功なのです。

気功は物事の本質を変更する

自分の意識を変えるためには、「変性意識状態」を作り出す必要があります。変性意識とは、意識が変わりやすい状態。一般的にはトランス状態といわれています。

これは、現実世界(=物理空間)ではなく、仮想世界(=情報空間)で臨場感を感じているときに起こります。

たとえば、小説を読んで思わず涙するのは、その仮想世界に入り込み、強い臨場感を感じているからです。

映画を観たり、夢を見たりするときにも、同じように変性意識状態を作り出しています。仮想世界のことを、あたかも現実に起きているかのように認識する状態が変性意識状態なのです。

しかし、映画が作り出した変性意識状態は、映画館から出れば、自然と抜け出すことができます。長続きしないということです。

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一方、洗脳による変性意識状態は、長期間にわたり継続することが可能です。

たとえば、カルトに洗脳された人は、両親の顔が悪魔に見えるようになります。それは、カルトが作り上げた仮想世界に強い臨場感を感じているからです。

その状態を長時間保つように働きかければ、常に仮想世界が現実世界だと認識することになります。

つまり、自分の現実世界よりも、将来なりたい仮想世界により強い臨場感を持つように自分を洗脳します。

すると、仮想世界のほうが現実だと思い込むことができるということです。

催眠術も洗脳に利用することは可能です。催眠術では言葉を遣って変性意識を生成します。それに対して、気功は言葉を遣いません。

言葉を遣わずとも、変性意識状態を作り出すことができます。そして、より強烈な臨場感で働きかけることができます。

レベルの高い催眠術師ならば、気功と同じような治療が可能かもしれませんが、催眠暗示と呼ばれるものでは、強い変性意識状態を作り出すことはできません。

気功は、暗示とは違うのです。

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暗示とは、事実と違うことを伝えること。たとえば、タバコをやめたい人に暗示でやめさせようとした場合を考えます。

本当はタバコが好きだけど、「タバコを吸うと頭が痛くなる」といった暗示をかけて、自然にやめられるようにします。

それでは、タバコが好きという事実は変わっていません。

人前で緊張しやすい人は、手のひらに「人」という文字を書いて飲み込むという自己暗示を試したことはないでしょうか。

これもまったく同じこと。人前で緊張するという体質が変わったわけではなく、一時的に緊張しなくなるだけです。その場しのぎの方法なのです。

気功は、一時的ではなく、完全に人前で緊張しない自分に変わる方法です。タバコが本当に嫌いになる方法なのです。

病気で考えれば、暗示と気功の違いは明確です。

暗示では病気を治すことができません。本当は病気なのに、「病気じゃない!」と思い込んでも意味がない。病気は病気のままだからです。

気功を使った治療が成功すれば、完全に病気のない体、健康な体になります。

なぜ、そのようなことが可能かといえば気功によって「内部表現」を書き換えることできるからです。

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