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自然流育児のすすめ―小児科医からのアドバイス 真弓 定夫 (著)

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自然流育児のすすめ―小児科医からのアドバイス

Ⅱ 食生活を改める より

食品添加物の影響 心をゆがめる食品添加

最近は落ちつきのない子どもが増えているということがよく言われます。

また、集中力のない子どもが多いとも聞きます。

実際、私の診療所にみえるお子さんでも診療の順番を待つあいだ中、待合室と診察室を意味なく行ったり来たりしたり、並べてある本を手当たり次第に床に投げつけたり、突然小さい子どもを突きとばして泣かせてしまったりする子どもが増えてきています。

また、そうした子どもの行動を母親が一向に注意しようとしないのです。かと思うと、部屋の一隅でじっとうずくまったまま動こうとせず、話しかけても何の反応も示さない子どももいます。

もう少し大きい子どもでは、いじめや暴力、非行などが社会的な問題になっていますが、その原因は学校教育や家庭でのしつけにあるという見方が一般的なようです。

もちろん、教育で矯正できる場合もあるでしょうし、家庭のしつけの欠落から、そういう結果を生み出した場合もあるでしょう。

しかし、ここ数年、学校の先生もお母さんも一所懸命になって対応している割には事態はあまり改善されていません。

だとすれば何か他の要因があるのではないかというふうに考えなくてはいけないと思うのです。

少々極端に聞こえるかもしれませんが、私は、食べものの中の薬品による慢性中毒が心のゆがみの原因ではないかと考えています。

薬品といっても、もちろん医薬品の意味ではなく、食べものの中に含まれている人工的な化学物質のことです。

つまり、食べもの以外のものを食べ続けることによって体だけではなく心の面もおかしくなってきているのではないかということを考えているのです。

バイクを乗り回しているような子達がスナック菓子とコーラを持ってたむろしている光景をよく見かけます。

ディスコなどで食べたり飲んだりしている子もおおよそ似たようなものでしょう。

そういう子ども達は、食事もファーストフードの店でハンバーガーなどですませ、緑の野菜など全くロにしていないはずです。

そういうことを考えれば、いじめや暴力、非行が出てきても少しも不思議なことではないと思うのです。

そこで教育やしつけだけでは解決できない心の問題も、食生活の改善という単純なことで解消される可能性があるのです。

これはアメリカのベソ・ファイソゴールドという人が、『なぜあなたの子供は乱暴で勉強嫌いか』という本の中で食品添加物がひき起こす症状として次のような特徴をあげています。

1 著しい過剰運動およびせかせかする。

2 衝動的な反抗。

3 興奮しやすい、感情にはしりやすい。

4 失敗や挫折感に対する忍耐力が低い。

5 長い間集中できない、物ごとにじっくりとりくめない。

6 極端に無器用である。

7 よい就寝の習慣がつかない。

8 ふつう又は高いIQをもつが、学校での成績は悪い……など。

このような症状がある子ども達に食品添加物を抜いた食事を与えるようにすると、およそ二週間くらいで症状が軽減するということです。

ところが、もとの食事にもどすとニ~三週間でまた同じ症状が出てくるのです。

私もアレルギー性疾患、特に気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの患者さんがみえた場合に、必ず食事を書き出してもらうようにしています。

それを見ながら食事の切り替えを指導して経過を見ていると、病気が治る前にこちらが聞かないのにお母さんの方から「食事を変えたら、とても協調性が出てきました」とか「いい意味でおとなしく素直になりました」ということを言われることがしばしばあります。

そのあとで喘息などの病気が治っていくというケースが多いのです。

心の方が先に改善されて、あとで体がついていくという感じです。

着色料の慢性毒性

いまの日本では残念なことに、ごく普通に食事をしているだけで、かなりの量の添加物を体にとり入れてしまいます。

厚生省で認可されているといっても、それは必ずしも安全だという意味でないのです。

たとえば人工着色料についていえば、日本では昭和二二年から三二年にかけてタール系の着色料が二五品目許可になっていたのが昭和四八年以降は一一種類に減っています。

これはどういうことかというと、許可後、動物実験によって危険性があるということがわかり、使用禁止となったからです。

つまり、一七年間以上もさんざん使われたあと禁止になっているわけです。禁止の理由は表に示す通りです。

これは逆にいえば残っている一一種類に害がないという保証は全くないし、今後禁止にならないとも限らないということです。

もうひとつ問題になるのは実験といっても、着色料一つーつについてにしか調べられないことです。

加工食品には様々な色素を混ぜ合わせて使っているわけですが、相加作用や相乗作用の実験は全然されていないのです。

ますます安全性についての保証はなくなるわけです。

近頃、野菜にまで着色してあるということが問題になりました。不自然に色鮮やかな野菜は、たいてい標白剤で脱色してから色を付けているのです。

野菜ばかりでなく、佃煮なども大きなメーカーのものは脱色をしてからきれいな色を付けています。ジュースなども同様です。


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