定番食品の危険度調べました 渡辺 雄二 (著)

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定番食品の危険度調べました

カレールゥ

低カロリーブームはカレールゥにも及んでいて次々に合成甘味料の、スクラロースやアセスルファムKが添加された製品が発売されています。

これらを使ったからといって、総カロリーがそれほど低くなるわけではありません。

ところが、各メーカーは少しでも力ロリーを低くすれば売り上げがアップすると考えているようで、【こくまろカレー】や【プレミアム熟カレー】などに使われています。

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しかし、スクラロースは有機塩素化合物の一種であり、動物実験では、免疫力を低下させることが示唆されています。

また、アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質であり、イヌを使った実験では肝臓にダメージを与えたり、免疫力を低下させたりすることが示唆されています。

これらが添加された食品は、できるだけ食べないほうが賢明です。

このほか、カラメル色素の場合、全部で4種類(カラメルI、II、Ⅲ、Ⅳ) があり、カラメルⅢとⅣには、原料にアンモニウム化合物が使われています。

それが、色素を製造する際の熱処理によって化学変化を起こし、副産物として4ーメチルイミダゾールという発がん性物質ができてしまうのです。

ただし、カラメルIとIIには、それは含まれておらず、それほど問題はありません。しかし、「カラメル色素」としか表示されないため、IからIVのどれが使われているのか分かりません。

そのため、消費者としては、「カラメル色素」と表示されたものはなるべく食べないという選択をせざるを得ないのです。

即席みそ汁

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即席みそ汁やスープには、通常調味料(アミノ酸等)が添加されています。これは、Lーグルタミン酸Na(ナトリウム)をメインとしたものです。

Lーグルタミン酸Naは安全性のほかに、それが添加されていないと、「おいしくない」と感じしてしまう、いわゆる「味音痴」を生み出すという問題があります。

家庭によっては即席みそ汁を毎日利用しているケースもあり、その味も毎日脳に刷り込まれることになり、それだけ「味音痴」が生まれやすいと考えられます。

子どもの頃から、その味が脳に刷り込まれていれば、大人になってからもLーグルタミン酸Naが添加されていないと、「物足りない味」と感じてしまう可能性があります。

一方、わかめスープにはカラメル色素が添加されていることが多く、代表的な製品の【リケンわかめスープ】にも使われています。

カラメルⅢとカラメルⅣには、発がん性のある4ーメチルイミダゾールが含まれていますが「カラメル色素」としか表示されていないので、どれが使われているのか分かりません。

漬物

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潰けものは、危険性の高い食品のひとつ。

着色のために黄4 (黄色4号)、黄5 (黄色5号)、赤106(赤色106号)、赤102(赤色102号)などのタール色素が添加された製品が多いからです。

また、合成保存料のソルビン酸kが添加された製品も少なくありません。

さらに、【キューちゃんの特級福神潰】ように合成甘味料のアセスルファムkやスクラロースを添加した製品もあります。

黄4は、0.5%、 1%、2%、5%含むえさを、ラットに対して2年間与えた実験で、5%では明瞭な、2%群では軽度な下痢が見られました。

また、黄色4号は、ヒトにじんま疹を起こすことが知られていて、皮膚科医の間では警戒されています。

黄5は、0.5~5%含むえさをラットに2年間与えた実験で、乳腺の腫瘍が増えたという疑いが持たれました。

また、赤106も発がん性の疑いが持たれているため、外国ではほとんど使用が認められていません。

赤102の場合、2%を含むえさをラットに90日間与えた実験で、赤血球とヘモグロビン値の低下が認められています。

さらに、赤102については、黄4と同様にヒトにじんま疹を起こすことが知られています。

一方、ソルビン酸Kは、合成保存料のソルビン酸にK(カリウム)を結合させたものです。

ソルビン酸Kは、遺伝子への影響を調べる実験で、染色体異常、およびDNA修復を妨げる作用があることが分かっています。

これは、細胞の遺伝子を突然変異させて、がん化に導く可能性があるということです

定番食品の危険度調べました
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