20歳若く見えるために私が実践している100の習慣 南雲 吉則 (著)

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20歳若く見えるために私が実践している100の習慣

驚異のアンチエイジング法。

現在56歳なのに「脳年齢38歳、骨年齢28歳、血管年齢26歳」である著者が実践している、驚異のアンチエイジング法。

「寝るときはカーテンを閉めるな」「痩せたい人間はスポーツをするな」「免疫力を高めるな」など、著者自身も実践するこれまでの常識を覆す数々の健康法を大公開!

「腹6分目」を目指す

「あなたは食べすぎです」一昔前までは、体力をつけるためには「栄養」と休養が必要だと言われていました。

わずかな食事で過酷な労働を強いられていた時代の考え方です。

しかし、近代衝撃な報告がありました。

あらゆる動物で食事の量を変化させて飼育したところ、4割減らしたときに1.5倍長生きすることがわかったのです。

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さらに、食事を制限したサルと、満腹になるまで食べさせたサルとを比較してみたら、制限したサルのほうが、毛並みがつやつやして、顔つきも若々しかったという研究結果が出たのです。

この若返り効果を発揮しているのが長寿遺伝子とも呼ばれている「サーチュイン遺伝子」です。

人類の17万年の歴史というのは飢えとの戦いでした。

その間に、飢餓に弱い人類は皆、滅んでいったのです。そして、空腹のときにこそ生命力を発揮できる人類だけが残りました。

昔ながらの食事が完全栄養のポイント

  • 魚は「腹ごと、骨ごと、頭ごと」
  • 野菜は「葉ごと、皮ごと、根っこごと」
  • 穀物は全粒で

部分栄養の最もたるものがサプリメントです。

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「現代人に不足しがちな必須栄養をおぎなう」「一粒でレモン500粒」と言われるとすぐに飛びつきますが、1種類の栄養素を500倍とっても、500倍元気になれるわけがありません。

余分な栄養は尿中に排泄されるか脂肪に溶け込んで中毒を起こします。

まるごと食をとっていれば、サプリメントは全く必要ありません。

おすすめは、小魚をまるごと食べること。

ちなみにどのような魚を食べるのかよいかというと、手の中に入るくらいの小さな魚。

わかさぎ、きびなご、いわし、ししゃも、小あじ、イカ、小えびなどです。

南雲流「一汁一菜」の方法

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この方法は、食事に使う食器の大きさと数を制限することで食事量を減らすのです。

たとえば、今までの6割に減らしたいのなら、今まで使っていた食器の6割の大きさの食器に変えればよいのです。

具体的には、次のものを用意してください。

  • 子ども用のごはん茶碗
  • 子ども用の味噌汁茶碗
  • おかず用の皿はコーヒーカップの下に敷くソーサー

そして、朝も、昼も、夜も、その食器のみを使って食べるようにします。

昼に職場でお弁当を食べるのであれば、お弁当をおわんとお皿の上に載せなおして、食べましょう。

おかわりや間食はもちろん禁止ですが、おわんとお皿に収まるものであれば何を食べてもよく、内容の制限はありません。

この方法で、私の周りの人たちはみんな体重を落としています。

スイーツを食べるなら最高級のものを食べる

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糖というのは、でんぷんなどからとることができますから、あえてスイーツを食べる必要というのはありません。

甘いものを食べたくなったら、果物(皮ごと)や干し芋を食べてください。

しかし、なかにはどうしても甘いものをやめられないという人もいると思います。

そういう場合は、最高のパティシエのつくったものや、老舗の和菓子屋のつくったものしか食べないようにしてください。

友人や家族と、月に一回くらいは最高級の洋菓子を食べる日をつくって、甘いものへの欲求を満足させたら、次に食べるのは1か月後です。

好きなものは絶対に妥協しないようにすれば、コンビニの袋菓子などに手を出さないと思います。

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「20歳若く見える」というと、外見のことばかりを考えがちですが、心の若さを保つことの重要性も訴えたいと思います。

これは私の造語ですが、若返りには「心・美・体」の調和が不可欠です。「心」は「精神年齢」、「美」は「美容年齢」、「体」は「肉体年齢」のことです。

たとえば肉体年齢や美容年齢がすごく若かったとしてみても、精神年齢がすごく年寄りだったら、その使い道はないと思います。

逆も同様で、精神年齢が非常に若かったとしてみても、肉体年齢、美容年齢が年老いていたらその使いようはないものです。


眠っている生命力と「心・美・体」の能力を引き出して、若い人に負けない若々しい人生を送っていただきたい、というのが私の願いなのです。

本書で紹介している習慣すべてを実践できなくてもかまいません。ご自分のライフスタイルに合うものから実践していただければと思います。


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