化粧品を使わず美肌になる! 宇津木 龍一 (著)

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化粧品を使わず美肌になる!

実践者急増中の宇津木流スキンケアを紹介。

日本初のアンチエイジング専門施設・北里研究所病院美容医学センターを創設した著者は、化粧品自体が肌のバリア機能や自家保湿成分を失わせることを発見。

12年以上の歳月をかけて、水だけで洗顔する、シンプルかつベストなスキンケア法を確立します。

現代女性は、“化粧品依存症”と著者は指摘。美しくなりたいと化粧すればするほど肌が荒れる、“化粧パラドックス”という現実が、そこにあるのです!

「一時的な美肌」ではなく「一生モノの美肌」をつくれる!

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肌本来の“再生力”を引き出す宇津木流のスキンケア法を完全公開!

宇津木流スキンケアは、基礎化粧品や洗顔料、クレンジング剤をいっさい使わず、水だけで洗顔するきわめてシンプルな方法です。

12年以上にわたり、患者さんたちの肌をマイクロスコープで観察し、確立してきました。その効果は多くの患者さんたちの肌で実証済みです。

肌質を問わず、誰もが自分史上最高の肌になれる、もっとも確実な方法といえます。昨年上梓した『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』を読んでくださった方からも、「肌の調子がよくなった」「快適になった」と、喜びの声を数多くいただきました。

とはいえ、化粧品をすぐにやめられない人もいます化粧品に長年依存してきた人が急にやめると、乾燥肌や脂漏性皮膚炎といった皮膚トラブルが起こることがあるのです。

脂漏性皮膚炎の原因のひとつに、化粧品に含まれる防腐剤があります。

顕微鏡で見ると、病原菌から皮膚を守る常在菌のバランスがくずれ、トラブルを起こしているようすがうかがえます。

そもそも化粧品は、健康な皮膚の状態をさらによくするためにつけるものです。

つけ続けていないとトラブルが発生するようなら、皮膚に何か重大な問題が起こっている可能性があります。

化粧品をやめられないのは、依存症の一種と考えられます。

化粧品の量を徐徐に減らして依存症から脱するか、化粧を完全にやめて、必要に応じた対処をしながら、改善するのを気長に待つしかありません。

いずれにせよ、炎症や乾燥肌を改善し、皮膚常在菌を再生させて皮膚を健康に鍛え直す必要があります。

安易に化粧品を使う生活に戻り、症状をごまかし続けていても、皮膚病や老化が進むだけです。

美しくなるために塗りたがる女性たち

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何もつけないスキンケアを提唱し、10年以上たちました。これまでの美容常識とは真逆の方法なので、質問をいただくこともしばしばです。

とくに多いのが、「000は塗ってもいいですか?」というもの。

「何もつけないで」といっても、女性はつい何かつけたくなるようです。

化粧品に使われている成分は、全部で1万1000種以上あリます。一つひとつの成分に「これはよい」「これはダメ」とすべてお答えすることは、とてもできません。

しかしひとつだけ、有害性を確実に判断できる基準があります。口に入れてもよいと思えるかどうかです。

「化粧品なんて、口に入れられるわけないじゃない」と思うなかれ。化学物質を肌にすりこむことは、口からとりこむ以上に危険な行為です。

口から入ったものは胃腸で消化吸収され、直接、肝臓で代謝されます。有害物質の多くは肝臓で解毒され、全身に移行することはほとんどありません。

一方、皮膚の毛穴や汗孔から吸収された化学物質は、そのまま体内をめぐります。鎮痛薬のテープ剤などと同じ原理です。食事以上に、安全性を吟味しなくてはいけません。

「なめたり、飲んだりするなんて無理」

と思うものを肌につけるのは、とても危険です。

化学物質を塗っても肌はキレイにならない

「界面活性剤がよくないなら、界面活性剤フリーの化粧品を使えばいい」と考える人もいるでしょう。

しかし、界面活性剤を含まない化粧品はほとんどありません。しかも界面活性剤以外の成分にも、肌を美しくする効果はありません。

化粧品は、油性成分、界面活性剤などの乳化成分、合成ポリマーなどに、防腐剤、美容成分を混ぜあわせてつくられます。

油性成分や合成ポリマーはツヤを出す成分ですが、肌には悪影響。防腐剤や美容成分も、炎症や乾燥の原因になります。

肌に悪い成分を避けたいなら、何も塗らないのがいちばんです。

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