薬を使わない薬剤師の 断薬セラピー  宇多川 久美子 (著)

シェアする


薬を使わない薬剤師の 断薬セラピー 薬をやめれば、病気は治る

薬をやめたら病気が治るという真実

  • 入院・通院、薬を飲み続けていても、一向に病気がよくならない!
  • 高血圧、糖尿病などで薬を飲み続けていないと生活できない!
  • もう薬やサプリはやめたいと思いながら、やめる勇気、確信がもてない!
  • 子どもには、なるべく薬は飲ませたくないのに、ついつい……

生活習慣を変えれば、薬はやめられる!医者任せ、薬任せをやめ、自分の身体は自分で守る。

誰でも不安なく薬をやめられ、本当に健康になれる!

慢性患者の患者さんは、定期的に薬をもらいに薬局を訪れます。

それは言い換えれば「薬を飲んでも治らない」ということです。

もし、薬が病気を治すものなら病院や薬局に通い続ける必要などないからです。

もちろん、急性の病気や怪我、先天性の病気など、薬がその効果を発揮するものもあります。

しかし慢性疾患の場合はまったく様子が違うのです。

  • 薬を一生飲み続ける
  • 薬を変えて飲み続ける
  • 増薬する

これが慢性疾患の方たちの多くがたどる道でした。

「よく効くけど副作用のない薬」はない

「これは効くけど副作用はないから出しとくね」とお医者さんに言われることはありませんか。そんな夢のような薬はありません。

例えば「副作用がなくて安全」と言われた薬の1つに「サリドマイド」があります。

これは「副作用のない睡眠薬」というふれこみだったために、大勢の妊婦に処方されました。

そしてその副作用で、障害のある子がたくさん生まれたのは、皆さんご存じの通りです。

眠気や発疹などのように、わかりやすい副作用がすぐに出るというのは、ある意味いいことです。

もうその薬を服用しない、と決めることができるからです。10年、20年たって「発がん性がある」などとわかる場合もあるのです。

「じゃあ何を飲んだらいいんですか!」と言われるのですが、だから何も飲まなければいいのです。

飲まなければ、薬の副作用は決して起こらないのですから。

新薬投与は人体実験

飲み合わせがわからない

「添付文書」と呼ばれる薬の説明書を見ると、「禁忌」という欄があるのに気付きます。

ここには、どの薬とあわせて飲むと、死亡したり、重篤な症状を引き起こしたりするかが載っています。

こういった副作用は治験の段階でわかったものもありますが、それがすべてではありません。

実際に現場で使い始めて、「この薬と一緒に飲んだら、だめだった」ということがわかってくることも多いのです。

world-1185076_640

薬の種類は1万8000種にものぼるといわれています。その組み合わせは無限大。つまりその相互作用も無限大というわけです。

そしてその人の感受性、肝臓の具合、体調などによって、薬の作用は変化します。

新薬の場合は特に、どんな人が飲むとだめなのか、どんな薬とあわせて飲むとだめなのか、まだ何もわかっていないのです。

新薬の本当の怖さがわかるのは、数十年後。つまり新薬ではなくなったときです。それくらい時間がたたないと、その薬が大丈夫かどうかは判定できないのです。

新薬の話が出たら疑いこそすれ、ありがたる必要はまったくありません。

断薬とは、減薬とは

お話ししてきたように、断薬は必ず生活習慣の改善とセットで行わなければなりません。

ですから、それなりの時間がかかることを覚悟しておかなければなりません。

数年、数十年もの間、飲み続けた薬をやめるには、少なくとも半年、1年といった時間が必要です。

生活習慣改善の効果が身体に表れるにも、それなりの日数がかかります。

ですから、数日、数週間で断薬が達成できなかっとしても、決してあせらずつづけてください。

減薬からの断薬

実際には、少しずつ薬を減らしていくことから始める人は多いかもしれません。「減薬」です。

1日3回だった薬を2回にしてみる、2錠飲んでいたのを1錠にするなど、方法はさまざまです。

ご自身の身体とよく相談をしつつ減らしてみるといのは、断薬につながる第一歩になるでしょう。

命にかかわらない薬なら一気にやめることも

その薬が命にかかわらないものであれば、一気にやめることも可能です。

例えば、花粉症の薬。突然やめたとしても、命に別状はありません。実際に、私の周りでもやめた人はたくさんいます。

サプリメント、貼り薬、塗り薬など

本格的な断薬に入る前に、やめられるものがたくさんある方もいると思います。サプリメント、貼り薬、目薬・・・・・などなど。

インフルエンザの予防注射もそうですね。そういった身の回りの小さなことからやめてみるのもいいでしょう。

断薬というと何やら大げさに響くかもしれませんが、できることはたくさんあります。

まずは、薬を使わない、気軽に病院に行かないということから、始めてはいかがでしょうか?


『薬が病気をつくる』『薬剤師は薬を飲まない』などテレビ・雑誌で有名な、累計30万部突破の著者の「誰でも不安なく薬をやめられ、本当に健康になれる本」

・入院・通院、薬を飲み続けていても、一向に病気がよくならない!
・高血圧、糖尿病などで薬を飲み続けていないと生活できない!
・もう薬やサプリはやめたいと思いながら、やめる勇気、確信がもてない!
・子どもには、なるべく薬は飲ませたくないのに、ついつい……

そんな方、および家族のみなさん、全国民必読!

薬を使わない薬剤師の 断薬セラピー 薬をやめれば、病気は治る
宇多川 久美子 WAVE出版 2015-04-28
売り上げランキング : 323906

by ヨメレバ