1日1本で医者いらずになる 黒バナナ健康法

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1日1本で医者いらずになる 黒バナナ健康法 (アスコム健康BOOKS)

「黒バナナってなんだろう?」

店頭でバナナを買うとき、多くの人は「見た目がきれいだから」という理由で、黄色いバナナを選ぶのではないかと思います。

また「新鮮なうちに」と、皮が黄色いうちに急いで食べてしまったり、逆に皮が黒くなったバナナを、中身を確かめもせずに、「いたんでいるのではないか」と捨ててしまったりする人もいるでしょう。

しかしそれは、実は非常にもったいないことです。

バナナはもともと、酵素、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどをたっぷり含む、体に良い「パワー食材」ですが、時間が経ち、成熟すればするほど発酵が進み、酵素が増え、抗酸化作用が高まります。

つまり、「皮が黒くなった状態」のバナナは、黄色いバナナよりも健康効果が優れた「ウルトラパワー食材」であるといえるのです。

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なお、実際に黒バナナを毎日1~2本食べ続けたかたからは、次のような感想が寄せられています。

「便が毎日スッキリ出るようになった」

「重量感のある便が出て、においもくさくなくなった」

「体重や体脂肪が落ちてきた」

「肌の調子がいい」

「疲れにくくなった」

「よく眠れるようになった」

「男性機能が回復してきた」

これらはすべて、黒バナナによってもたらされた効果です。

インフルエンザや脳梗塞といった冬に多い病気の予防にも効果を発揮します。

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しかも熟してから時聞がたち、見た目もあまり美しくないため、黒バナナは黄色いバナナより安く手に入ります。

青果店やスーパーでは、シュガースポットがあらわれたバナナは「新鮮ではない」とみなされ、値段が半額になることもあります。

『ゲゲゲの鬼太郎』などで知られる漫画家の故・水木しげるさんは、ヒット作に恵まれずお金に困っていたころ、値段が下がった黒バナナを買ってよく食べていたそうです。

私自身、研究に明け暮れ、お金がなかった若いころ、半額になった黒バナナをよく食べていました。

そして、黒バナナのよさを知っているいまは、割引になった黒バナナをあえて買うようにしています。

黒バナナの場合、すでに細胞の膜が壊れやすくなっているため、わざわざすりおろす必要はありません。

酵素が増えてパワーアップし、吸収されやすい状態になっている「黒バナナ」は、まさに「健康食材の王様」といえるでしょう。

黒バナナならではの、低GI値で太りにくい体に

バナナには、ブドウ糖、果糖、ショ糖、オリゴ糖などの糖質が含まれています。

フルーツの中でも糖質が多いバナナですが、黒バナナになることで、太りにくくなるのです。

スポーツ選手の中には、試合前にバナナを食べる人がいますが、これはバナナに含まれる糖質がエネルギーになるためです。

最初にブドウ糖が分解され、次に果糖、最後にショ糖、オリゴ糖といった具合に、糖質がエネルギーに変換される時聞がそれぞれ異なるからです。

すぐにエネルギーになるものもあれば、ゆっくりとエネルギーになるものもある、という点が、マラソンなどの長時間のスポーツに向いているようです。

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なお、白砂糖の成分でもあるショ糖は肥満に影響するという特徴があります。またショ糖は腸内の悪玉菌を増やす働きもあるのです。

黄色いバナナには、ブドウ糖や果糖が6割、ショ糖が4割程度含まれているのですが、黒バナナになると、ショ糖が1割以下に減りブドウ糖や果糖が増えます。

というのも、熟成が進むにつれ、バナナの中に含まれるスクラーゼという酵素が活性化し、ショ糖を分解するからです。

また、熟成することでバナナのデンプンが分解され、糖分に変わります。

そのため黒バナナは甘みが増すのに、その甘みは体にいい甘みになるのです。

黒バナナには黄色いバナナにくらべ、Gl値が低い

GI値とは、グリセミックインデックスの略で、ブドウ糖(グルコース)を100としたときの相対的な指標です。

食後2時間以内に血糖値が140mg/dlになる場合を「高GI」といい、GI値は70以上。

2時間以内に血糖値が110mg/dl以下ならば「低GI」といい、GI値は50以下。その中聞を「中GI」といいます。

つまり、GI値が高い食べものは体内で糖に変化しやすく、したがって体重や体脂肪が増えやすくなります。

精白米のGI値は84、食パンは91、うどんは80です。

それに対し、黄色いバナナは55とかなり低いのですが、黒バナナになると、GI値は30にまで低下します。

これくらいの低GIだと、その吸収はきわめてゆっくりとなるため、理想的なエネルギー源といえます。

ゆっくり吸収するということは、燃焼が持続することでもあり、それは活性酸素が出にくいことでもあります。

さらにそれは、エネルギー効率がきわめて高いことでもあるのです。

つまり、もともとダイエット効果の高い黄色いバナナが黒バナナになることで、さらに脂肪がつきにくく、太りにくく、疲れにくくなる食材になります。

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