くらげは気管支粘膜を健全にしてタンの解消に卓効をあらわす

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森下敬一 『食べもの健康法』●くらげ

くらげはタンの特効食品である。子供が病気になると、タンがのどにからみやすい。

そうなると、呼吸のリズムが乱れ、生理機能全体の調子も狂わされて、病状はいっそう重くなる。また、老人もタンに悩まされやすい。

たんをのみこんで胃腸病をおこすことにもなる。悪くすると、呼吸困難をおこして、命を落とすことにもなる。

順調に呼吸機能が働くことは、生理機能が順調に行われる基本条件。タンは、その呼吸機能を大いに混乱させるから、タンぐらい・・・・・と軽視することはできないものだ。

タンは、気管支の壁にある粘膜線から出される粘液が主体になっている。

健康な人では適当に分泌されているのだが、その分泌が異常に高進するとタンになる。

また、気管支粘膜に炎症がおこると上皮や白血球、それに細菌が混じって、いっそうねばりの強いものになり、色もついてくる。

くらげは炎症を治し、気管支粘膜を健全にして、タンの解消に卓効をあらわすのである。

くらげはコリコリしているけれど、消化は大変よいもの。われわれの腸内では容易に溶けてしまう。

くらげ自体の消化がよいだけでなく、消化管内に停滞している食物の消化も促すので、くらげを常食していると、おなかがすっきりする。

中華料理の副菜として、くらげが盛んに用いられる理由の一つも、そこにあるのであろう。

店頭で見かけるくらげは細ヒモ状に切って塩がまぶしてある。色は古くなる程黄ばみが高くなるから、淡黄色をしている新しいものを選ぶとよい。

もどし方は好みの流儀でよいが、80℃くらいの温湯をかけた後、水洗いし、1~2日間水に浸しておく。

くらげは動物なのだが、きわめて下等な生き物。海水成分のとりこみ方は植物的で、ほとんど海藻と同じような薬効をあらわす食品となっている。

すなわち、ヨードをはじめ、各種のミネラルがたっぷりと含まれている。

そのため、代謝を盛んにして、老廃物の排泄を促す。したがって、肥満防止に格好の食物である。

肥満の最大の原因は過食、肉類の常食、精白食品の多食にあるから、これらを避けなければならないことはいうまでもない。

十分に咀嚼して無理のない節食をし、野菜中心で海藻・魚介を加えた副食にし、玄米や黒砂糖を用いるのである。それにくらげを常食すれば、体はいやでも引き締まってくる。

■くらげと生わかめのみそぬた

材料(4人分)

・くらげ・・・100g
・生わかめ・・・60g
・麦みそ(甘口)・・・大さじ3と1/2
・みりん・・・60g
・米酢・・・大さじ1
・だし汁・・・大さじ2
・しょう油・・・少々

<作り方>

①くらげは塩出しして、食べよい長さに切り、サッと湯を通します。生わかめは湯と水で交互に洗って色よくし、食べよい長さに切ります。

②生わかめの水気をふきんで取り、しょう油少々をふりかけておきます。

③みそ、みりん、米酢、だし汁を合わせ、サッと火を通し、さましてからくらげと生わかめを和えます。
 
■涼拌海鮮(リヤンパヌハイオチ)

材料(5人分)

・くらげ・・・80g
・黒こんにゃく・・・1/2丁
・ねぎ・・・40g
・きゅうり・・・1本
・A・・・(ごま油大さじ1、米酢大さじ2、しょう油大さじ1)

<作り方>

①Aをボールに入れてよく混ぜておきます。

②塩出ししたくらげ、ゆでた千切りのこんにゃく、千切りのねぎと、まな板で塩をまぶし板ずりしたきゅうりの千切りを①に漬けます。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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