腸から体がよみがえる「胚酵食」 森下 敬一 (著), 石原 結實 (著)

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腸から体がよみがえる「胚酵食」 (青春新書インテリジェンス)

「生命力のあるもの」をとれば、ボケない! 病気にならない!

日本人の健康長寿に必要な「胚酵食」 森下

▼正しい食材を「腹八分目」で「よく噛む」こと

健康長寿の土台となる「粗食少食菜食」生活では、次に挙げたものを「腹八分目」、そして「よく噛む」を意識しながら食べてください。

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◆玄米、未精白の穀物◆豆乳、大豆加工食品◆自然栽培の野菜、野草◆海藻類、小魚、貝類◆発酵食品(漬物、納豆、乳酸菌飲料、酒など)

◆天然の調味料(みそ、醤油、自然塩、黒砂糖、熟成ハチミツ)◆間食(木の実、玄米・雑穀のせんべい、旬の果物等)

これらは日本の風土に育まれ、日本人の体質に適ったものですが、残念ながら昨今の環境悪化によりミネラルや栄養素の減少・劣化が見られます。

こうした不足分は健康食品を活用するとよいでしょう。

不足しがちな栄養成分のなかでもとくに重要な「胚芽」「葉緑素」「酵素」を「森下三大健康食品」と名付け、しっかり補給するよう勧めています。

胚芽・・・無精白穀物に含まれる「胚芽」は有用成分を存分に含み、老廃物を排出してくれるので自然治癒力の向上が期待できます。

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とくに玄米は、健胃、強肝、疲労回復、視力回復、動脈硬化予防などさまざまな健康効果があります。

なかでも健康長寿に寄与するのが整腸作用。便通がよくなり腸内環境が整うと、腸の機能が活性化し、造血器官として存分に働くことができるのです。

免疫機能に深く関わり、人体活動に不可欠な血液をつくる腸を元気にする。胚芽の健康効果がいかに甚大であることかおわかりいただけるでしょう。

葉緑素・・・植物に含まれる緑の色素。クロロフィルとも呼ばれます。

太陽エネルギーを生体エネルギーに変換する光合成をおこなう葉緑素には、植物が生きるための「パワー」が凝縮されており、強力な血液の浄化作用を持ち、体細胞の活性化も促進します。

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貧血患者が葉緑素を摂取すると、たちまち貧血が改善されるほどです。

新陳代謝の促進、傷の治りを早める、消化器系疾患の改善、皮脂腺異常による体臭のアレルギー反応の沈静化などの効果があります。

食生活をなかなかすぐには変えられないという方は、とりあえず葉緑素だけでも摂取するとよいでしょう。

酵素・・・酵素は消化や新陳代謝を補助し、肝臓・腎臓の機能回復、炎症や潰瘍の治癒といった作用があります。

老廃物を迅速に処理し血液を浄化するのです。糖尿病、高血圧、脳卒中、ガン、心筋梗塞などは動物性タンパク質食品のとりすぎが原因です。

酵素によって動物性タンパク質食品の毒素の分解を促すようにしましょう。みそ、醤油、漬物、納豆、酒などの発酵食品には、酵素が豊富に含まれています。

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「よく噛む」ことのこれだけの効能 石原

森下先生の診療・研究活動を支える「玄米」

いまでこそ、健康意識の高い方々にとって「玄米を食べる」のは珍しくもなんともないことでしょうが、森下先生は戦後間もなく、政府主導によって世間が「欧米食礼賛」一色だった時代から玄米の効能を訴えてきたお方です。

爾来、ご自身も玄米菜食を貫き、88歳の現在も現役で診療と研究にあたっておられるのですから、玄米の健康効果の高さをこれほど世に知らしめてくれるお方はいらっしゃらないでしょう。

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しっかりよく噛むことで唾液の分泌が促進され、より処理しやすい形状となって胃へと送られるので、以前と同じ食事でも胃の負担が軽減されます。

胃液や腸液の分泌もよくなり消化吸収の効率が向上すると少食でも満腹感が得られるので、よく噛むと痩せるのです。

「噛む」ことの老化予防効果も見逃せません。

大脳皮質が刺激され脳が活性化するほか、噛む動作によって血流がよくなり脳に酸素と栄養がしつかり供給され、記憶、思考力、集中力がアップ。

唾液腺からは老化予防・若返り効果があるパロチンというホルモンも分泌されます。

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ときどき、「健康のために玄米に切り替えたのにお腹を壊した。玄米が合わないのでは?」とおっしゃる方がいます。

玄米は白米に比べて食物繊維が多く弾力があるため、しつかり噛まなくてはいけません。

歯ごたえのない白米と同じような感覚で食べると、咀噌が足りずに丸飲みのような状態になってしまいます。

最初はひと口ごとに噛む回数を数えて、意識的に噛む回数を増やしてみてください。

歯ごたえのある玄米は「しっかり噛める食材」。

玄米を食べることで、玄米がもつ健康効果プラス「噛むことの健康効果」も得られて、一石二鳥といえます。

腸から体がよみがえる「胚酵食」 (青春新書インテリジェンス)
森下 敬一,石原 結實 青春出版社 2016-06-02
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by ヨメレバ

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