玄米・菜食の食生活パターンを守ることが心身を健康に保つ

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森下敬一 健康談話 より

━■健康談話■━

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月刊誌「森下自然医学」掲載
「温故知新」から引用

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<玄米・菜食のパターンを守る>

近頃、とくに若い人はテーブルクロスやナプキン、花、キャンドルなどを利用して、食卓の雰囲氣を盛り上げるのになかなか熱心だ。

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食事の時間を楽しくしようと工夫を凝らすことは大いに結構。

しかし、それ以上に、食事の内容をより健康的なものにするために熱心であって欲しい。

なにしろ、食物は体の細胞をつくる素材であるから、食品の質、食品の組み合わせを、一定の原則にかなったものにすることは、健康を維持・増進するものに不可欠な条件なのである。

このことから考えると食卓の演出に凝り過ぎることは、おうおうにして、第一義的なことをおろそかにしてしまいがち。

すなわち、菜食である日本では、もともと食卓は簡素なもの。そして、おしゃべりなどせず、静かに食事を摂る習慣があった。

これは、食物に真っ正面から向き合って、それを十分に味わうことによって、その食物を恵み与えてくれた自然に感謝し、わが身が自然によって生かされていることを思い出す貴重な時間としていたからであろう。

してみると、ぎょうぎょうしい演出は、食物そのものから氣をそらすための工夫ではないかと勘ぐりたくなる。

たとえば、心を求心性にして食物をじっくりと味わうより、心を遠心性に働かせて、テーブルクロスや花の華やかさを楽しむ。

また、食物と生命との根源的な繋がりに思いを至らすより、何となく調子のよいリズムに氣をとられるようにする…という具合だ。

そうでないことを切に願いたい。

ともあれ、食事において最も重大な問題は、食生活のパターンがどのようになっているかである。

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体質の良し悪しは、食生活のパターンによって決まってくるからだ。体質・体調の適正化は、われわれ日本人においては、玄米・菜食によってはじめて可能になる。

玄米・菜食というのは、玄米を主食にして、野菜・海藻・小魚類を副食にする日本人の伝統的食形態である。

我々の祖先はその食形態を忠実に守ってきたので健康であり、日本特有の高度な文化を築いたのである。

玄米・菜食の食生活パターンを守ることが心身を健康に保つ絶対条件であることは、現代日本人にとっても、全く変わりないことなのだ。

この食生活の基本さえしっかりしていれば、時には脱線して不自然食品を摂っても、或いは、何がしかの避けられない不自然な生活条件があっても健康状態が大きく狂うことはない。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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