【がんサバイバー】命はそんなにやわじゃない!

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ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。


演題 「命はそんなにやわじゃない!2年生存率「0」からの生還」

~僕はこうして自己治癒力を高めていった!

がん余命半年から18年を迎えて ~

講師 杉浦 貴之 氏(シンガーソングライター&「メッセンジャー」編集長)

(上略)

皆さん、色々な情報に惑わされると思います。情報によって身体にも影響を与えるし、自分がそれを受け入れるかどうかが大事です。

がんは年々増えて、増加の一途をたどっている、医学が発達しているのに右肩あがりに増えているというニュースがあります。

かたやこういったニュースも。高齢化社会なので病気も増える。一定の年齢調整をすると、がんは2009年までは減少傾向にあった。

ご存知でしたか?

病気が増えているというニュースを鵜呑みにしてしまうと、身体に良くないのでは?と思います。

情報の取り方、どの角度で見るかによって、違ってくるので、悲しむようなニュースがあったら、疑ってみるのも一つです。

僕はどうやって元気になったか、それはこの壺です。(青い壺を机に出し)これです。30万しました。

これが僕を元気にしてくれました…。

こういうのを素直に受け取っちゃダメという話です。(笑)

最近なるほどというニュースがありました。テレビのニュースで、陸上のオリンピックでどうやって世界記録が作られていったかという内容でした。

同じような能力があって最後に抜きん出る人はどこが違うか。

それは、意識だと。意識に変化が起きると世界記録が生まれるのだそうです。それをマインドセットと言っていました。

どんな意識の変化かというと、人間には計り知れない能力があります。

でもその能力を全部使ってしまったら、身体は壊れてしまいます。それを制御しているのは脳だそうです。

世界記録を出す人は、その脳の制御する力を緩めた人だそうです。なるほどと思いました。その番組では例が話されました。

陸上のジュニアの世界で、桐生選手が17歳の時、10秒01という記録を出した。もう少しで9秒台、日本人では不可能と思われた記録です。

そのニュースがテレビで流れた時に何が起こったかというと、小学校、中学校のジュニアの記録が一度に上がったそうです。

きっとマインドセットが起きたのです。

みんなの中に、もしかして10秒切れるかもしれないという思いが生まれ、無意識のレベルで脳の制御が緩んだのではないのか?と思います。

これは病気でも同じです。

僕が歩んできた道のりも、マインドセットを起こしてきたのではないか。

100人1000人の人に会うことによって無意識にがんは治らないというところから、もう少し体の自然治癒力を使っても大丈夫という事が引き出されたのではないか。

僕は奇跡をもたらす力を与えられたのではなく、もともと持っている力を引き出すことができたのだと思います。

皆さんも、今日少しでも脳の能力が緩む日になったら嬉しいと思います。色んな人に会ってください。


命はそんなにやわじゃない

がんサバイバー

僕はがんのサバイバーさんにたくさん会いました。

そしてその人たちを紹介したいという思いでできたのがメッセンジャーという雑誌です。12年前からやっています。

今日は最新号で紹介した松野さんという女性の話をします。

彼女は10年前、宮城県で仕事中に大量に吐血をして、スキルス性胃がんが見つかりました。

今現在は元気です。

彼女は30年前、南三陸町の田舎の旧家に嫁ぎます。旦那さんの両親は大反対でしたが、結婚式はあげてくれた。

しかし式の翌朝、姑さんから「こいつはこれから嫁ではない。家政婦だからな。」と言われる。

朝から8人分の朝食と弁当を作り、お金をくれないので、働きに出て、帰ると田んぼや畑も任され、夜もアルバイトに行く。

深夜に帰り、2時間位しか寝られず、また朝から仕込みが始まる。それでも言いたいことを言わないでずっと我慢していました。

旦那さんは、うつ病で引きこもり。

盆正月になると、旦那さんの兄弟家族がみんな帰ってくる。23人分の料理を松野さんが全部一人で作る。

他のお嫁さんは全然手伝ってくれず、お酌までしなければいけない。30年たって8月7 日、暑い楽天球場で大量に吐血。

その時彼女は思います。

「これは、今まで私が我慢して耐えてきた思いが血の塊となって出た」と。

幸運にも胃と脾臓と膵臓の一部などのがんは取りきれ、でも余命は半年と言われます。そこから抗がん剤治療が始まる。

ものすごく痩せ、ダンピング症もある。本当に大変だったそうです。

嘔吐と下痢で、洗面器を前と後ろに当て、それが一日3回、このまま意識がなくなればいいと思った事も。

しかし彼女は生きながらえる。

だんだん良くなって、洗面器が2個に。発症から4年後です。

しかし、今度は、がんが肺に広がり、また治療が始まります。

沿岸部の志津川病院で。その時にやってきたのが東日本大震災です。2011年3月11日、松野さんは入浴中でした。

彼女は覚悟したそうです。こんな大きな揺れが来たら、津波が来てもう助からないと。

大きな揺れで風呂から外に投げ出され、廊下に着地。

たまたま来た看護師さんにタオルを投げられて、まとうことができる。「松野さん、走れー」と言われ逃げ出すことができた。

助かったと思ったら、そこは一般の人たちの避難所になっていて、すごい人。10分20分経っても少ししか進めない。

25分経った時に窓の外を見たら、津波がまさに防波堤を乗り越えてくるその瞬間で、もうだめだと。

でも諦めないで走る。

何とか3階と4階の間の踊り場に着いた。でもその階段には、お年寄りがひしめき合っている。

もうだめだと思ったとき、そのお年寄りの方たちが、「松野さん、何やってるの!あなたが行きなさい。私たちを踏み台にして階段を上るのよ!私たちはいいから、あなたが命をつなぎなさい。」と。

松野さんは泣く泣くお年寄りを踏み台にして階段を上り、救い上げられたのです。あと1秒だったそうです。

志津川病院では75名が亡くなりました。

松野さんはなんでこの私が助かったのだろうと、思ったそうです。運命を呪ったそうです。5階まで上がって一夜を明かします。

一睡もできなかった。

でも暗闇の奥から太陽が上がってきた時に、松野さんに変化が起きます。

太陽を見ながら「ああ、私は生かされたのかもしれない。生かされたんだ。だったらもう治るとか治らないとか一旦わきに置いておこう。私が今できることをしよう。人様のお役に立てるために、できることを一つ一つやっていこう。」と意識が変化したそうです。

生かされたことはたまたまじゃない。この命に感謝しよう。もう病人じゃない。と病人の殻を脱いだのです。

患者さんは、ヘリコプターで搬送されたのですが、松野さんはそれを断り、自力で3時間かけて家に帰った。

そして松野さんは炊き出しを始めます。

一升の炊飯器を抱えて、毎日毎日炊き出しをしました。それで1日2日1週間1か月たって、毎日病気の事を忘れるぐらい。

そこにテレビの取材が来ていて、全国で放送される。それをたまたま手術をした主治医が見ていました。松野さんを見てびっくり。

すぐ電話をし、「すぐ来なさい。どうせ行く病院がなくなったでしょう。薬もないでしょう、私が診てあげるから」と言って、彼女を仙台の大学病院に呼び寄せました。

そして検査をすると、なんと体中のがんは消えていました。

いっさい見受けられない。血液検査も健康の人と同じで身体からがんは消えていました。たった1か月でこんなことが起きるのですね。

これは仙台でも大きなニュースになりました。

ネットで検索しても出てきますので、よかったら見てください。そんな松野さんに聞きま
した。

「何をしたのですか?」と。

彼女は「私は残った臓器にありがたくて感謝をしました。今私にできることをしただけ。病気を治す治さないという事をわきに置いて、いかに生きるかという事をやっただけですよ。」と言われました。

彼女を皆さんに紹介したいと思って、インタビューしました。

それが去年です。

松野さんは元気で、料理屋をやっています。震災後、居場所がなくなった被災者のために、料理屋を作りたいという夢を描き始めました。

そうしたら応援してくれる人が大勢出てきて、大相撲の把瑠都関とか、ついにはあのお姑さんが250万円用意してくれて、「ごめんね、今までよく頑張ってきた、よく耐えてきた。この250万好きに使いなさい。」と言いました。

松野さんは「いや、そんなもの…。受け取ります。」と受け取ったそうです。「足りないわ」くらいに思ったそうですが。

現実はそうだったそうです。受け取りましたが、使っていないそうです。取ってあるそうです。

料理屋もできまして、そこにはいろいろな方が元気をもらいにやってきます。

インタビューで締めの言葉が欲しいなと思って、電話で追加の取材をしました。

「松野さん、ずっと許せなかったお姑さん、もう許せたのですか?」

と聞くと、松野さんは「許せね~。許せねーよ、そりゃー」」と言いました。そうか。

自分の思った締めの通りにはいかなかった。

でも「許せないけど、認めてくれただけで、十分だ、私はうれしい。それから私はもっと元気になりました。」僕は松野さんが元気になったのは、奇跡ではない、起こりうることだと思います。

色んな示唆があると思います。まずお姑さんを許せなかった気持ち、それが塊となった、そういうことはあると思います。

(後略)

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