【メディア狂騒曲の中で】湾岸戦争における欺編行動

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池田整治連載コラム

≪湾岸戦争における欺編行動≫

軍事上、主作戦を成功させるための戦術として、欺騙行動があります。文字通り敵の我に対する認識を誤らせる活動のことです。

例えば、その典型的な例として湾岸戦争があります。1を主体とした多国籍軍のイラク攻撃によって起こった戦争です。

この時、メディアはペルシャ湾に集結する多国籍軍の報道を盛んに流しました。

占領されたクウェートがペルシャ湾に面していますから、誰しもその解放のためには、イラク南部・クウェート海岸からの上陸作戦が行われると、「思わされた」わけです。

対するイラク軍の主力もペルシャ湾岸沿いに集中して配備されました。

しかしながら翌91年1月の多国籍軍は、はるか西方のサウジアラビアの国境から攻撃しました。

イラク軍の背後をつく完璧な奇襲でした。背後の兵站線を断たれたイラク軍は、文字通り数日で敗走、多国籍軍の完勝でした。

世界のメディアを握っている米国(世界金融支配体制)による欺編行動の典型例と言えます。

≪永久の石油利権収奪のためのメディア工作≫

この時、さらなる石油利権「回復」の「正義」の戦争を継続できるための「仕掛け」が行われています。

そもそも中東砂漠地帯の国々は、欧米の石油利権を持つモノたち、つまり世界金融支配体制が国境を勝手に線引きして作った国です。

その中で、民族意識に目覚めたフセインやカダフィ等が、そのメジャーの支配に異を唱え、唯一の国家資源である石油利権を勝ち取りました。

湾岸戦争から今に続く中東の戦乱は、この民族運動に対するメジャーの石油利権の「再奪取」という実態を認識しておくことが大切です。

その仕掛けとは、イラクのフセインがとんでもない悪者であることを印象付ける決定打となったものです。

クウェート解放後、クウェート市民病院の看護婦と称する美少女が記者会見を行いました。

「イラク兵が未熟児まで床に投げ捨てて、保育器まで略奪しました。抵抗した私は銃剣でお腹を刺されました。これがその時の傷跡です」。

涙ながらのセンセーショナルなこの記者会見は、フセイン=悪魔を世界中の人々に印象付け、フセイン打倒のイラク戦争への導火線となりました。

後にこの少女は米国大使の娘であり、ニュース番組を作る米国広告会社による「演技指導」、お腹の傷も盲腸の手術痕だったことが判明しました。

さすがそれがわかったあとお詫びの会見もしましたが、その時には既にフセインが殺された後で、ニュースにもなりませんでした。

これが、メディアをつかった現代版「欺編行動」の先例となったわけです。

騙す相手は、主権を持つ国民です。つまり民主社会におけるメディア洗脳支配の始まりです。

≪日本メディアの実相≫

さて、人は情報で動きます。戦後日本のほぼ99%の人が、TV等のメディア情報で動かされています。

その中でもニュースという報道番組が状況判断の主要なソースになっています。

「メディアを独占し、反対なく嘘を3回流せば、それが真実となる」。日本をメディア洗脳支配する彼らの本音です。

ニュースは、30秒、1分、2分というように内容により時間配分されます。限られた時間の中で、より「視聴率」が上がるものを選んでいきます。

何故視聴率にこだわるのでしょうか。

そこには、「国・民族の理想を無くし、歴史を断ち、全ての価値判断をお金にする」という日本を戦後洗脳支配してきた「原理」が垣間見えます。

ニュースのみならず番組の間には、コマーシャル(CM)が流されます。

一コマあたり、ゴールデンタイムで100万円、深夜で15万円というように同じCMでも値段が違います。

実は、視聴率により値段が変わってきます。

視聴率が上げればCM代もあがります。局の収入があがり、スタッフの給料や役者の出演料まで上がります。

まさに、経済の原理に基づき、お金になる番組内容、ニュースとなります。

間違っても、もっとも広告料を払ってくれる原発や医薬品等石油化学物質関連企業、及びこれと関係の深い政策等にネガティブな情報は構造的に流されなくなります。

≪もっとも大事なことはDNAの保全≫

最近では、「森友」問題や「北朝鮮ミサイル危機」問題がニュースで盛んに取り上げられています。

ニュース時間に制約があるため、本来流すべき事象はその陰に追いやられます。ニュースに流れなければ、99%の日本人にとっては、無いことと同じです。

何が一番大事なニュースでしょうか。

そもそも人は何のためにこの地球に生まれ死んでいくのでしょうか。

人は、地球で肉体をもって体験し、心を成長させて次の段階に進むと言われています。

その成長に役立つ情報、少なくともその成長を不可能にしてしまう情報は優先して知らせる役目が公共の電波を使う企業等にはあると言えます。

この世でモノを作るのは自然(神)と人だけです。

それ故人には、神の代わりに地上のすべての生き物と調和する社会を創る使命があると言えます。

人類が未来永劫成長するためには、未来永劫自然と共生して生きていく社会を構築しなければなりません。具体的には、命を紡ぐDNAを壊すものは絶対に作ってはなりません。

人口淘汰と称して、DNAを破壊する人工放射能や化学添加物、遺伝子組み換え食品、電磁波等を使うことでお金儲けをしてはなりません。

また、未来永劫安全な食、水、空気の供給に影響を及ぼす脅威の存在を優先的に報道する義務が、本来の報道機関にはあるはずです。

ところが、森友問題等のメディア狂騒の中で、このDNAを破壊する、つまり未来永劫の命のともしびを消されかねない情報が隠されてしまいました。

もちろん、日本を裏から支配するモノたちにとって、日本人のDNAを破壊して人口淘汰しながらお金を吸い取るという彼らの日本洗脳支配には最高の欺編行動と言えます。

≪隠された水道法と穀物法≫

それは「水道法」と「穀物法」です。

水道法とは、3月7日に閣議決定された、水道水事業の緩和を盛り込んだ「水道法改正案」のことです。

この改正案では事業譲渡の項目が大幅に変更され、今まで禁止だった水道事業の譲渡が条件付きで可能になる見通しです。

特に赤字が多い市町村の水道事業については統合・広域化を促進し、将来的には民営化も視野に入れています。

麻生太郎財務相は従前から民営化に前向きな意見を表明していることから、今回の改正を民営化の足掛かりにする可能性が高くなります。

法案は今国会で成立させ、2018年度の施行を目指しています。

日本では、神(自然)をも恐れぬ罪行を「冒涜」として断罪してきました。

「涜」とは、水を売ると書きます。生命の源である水を、人の損得勘定で売り買いすることこそ、神の子である人としての最大の禁止事項として文字に残してきたのです。

その是非をしっかり論議しなければなりません。

戦後の70年間で水道には健康を阻害する塩素だけでなく、なんとすでに500を超える化学物質が混入しています。

民営化されれば、経費節約のためさらに安全な水の確保が難しくなるのではないでしょうか。

少なくとも、メディアは水道法改正とその問題点の情報を提供すべきです。メディアが流さない限り、国民の知る由もありません。

また、3月23日には国会で主要農作物種子法の廃止法案が自民党と公明党の賛成多数で可決・成立されました。

この法案は「種子法」とも呼ばれ、日本の種子を守っていた規制を撤廃して海外に開放するという内容です。

平成30年4月1日から廃止法案が施行となる予定です。

従来の主要農作物種子法では地域の状態を考慮して、自治体に種の開発と普及を義務付けていました。

これが日本独自のシッカリとした野菜や穀物になっていました。

つまり、各都道府県が、原種を維持、優良品種の奨励監視、増殖して来ました。お陰で、日本の穀物の種子は100%国産で賄われて来たのです。

しかもコメ農家にとっては格安でコメ等の種子を購入出来たのです。

ところが、主要農作物種子法を全面廃止することで海外の企業が入りやすくなります。具体的にはモンサント社のような遺伝子組み換え作物がメインになります。

つまり、国の管理がなくなれば、外資のモンサント等巨大な種子会社が主要穀物種子市場にも参入して来ます。

既に三井化学がコメの新品種「みつひかり」F1を、モンサントと提携している住友化学が「つくばSD」を開発、実用化しています。

かつては野菜等の種子も100%が国産でしたが、今では90%は海外からの輸入になってしまいました。

EU、一昨年はロシア、中国が遺伝子組み換え農産物は作らせない、流通させないとしている中での日本の為政者たちの国民のDNA破壊行為。

これもTPP協定の条文にある「遺伝子組み換え農産物の新規承認を促進する」とあることの先取りと言えます。

ここまで米国従属姿勢なのです。

傘下のメディアを通じた巧妙な欺編行動から身を守るためには、一人一人の意識を上げて草の根口コミで真実を伝えていくことです。

出した波は必ずかえってきます。

滅びの道を画策するものはやがて滅び、永久の道を目指す人々だけが残って、この地球文明も進化するのです。

≪最後は武士道が欺編行動を潰す≫

でも、大丈夫です。日本は「道」の高い精神性の社会です。

やがて、ヤマトごころと武士道がこの国を守り、自然と共生する未来永劫の社会を築きます。


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池田 整治

1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。

1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。

オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。

自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。

北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。

退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。

著書に『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、

今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。

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美し国 副代表

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