パンを食べるなら、白い四角いパンから丸い茶色いパンヘ 

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船瀬俊介連載コラム

コメは小麦よりはるかに高たんぱく食品

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許せないのは、対日小麦戦略キャンペーンは、嘘だらけだったことだ。

コメはアミノ酸つまり、たんぱく質が足りない…などは、まったくの嘘。コメのたんぱく価(アミノ酸バランス)は、卵を100とすれば、牛肉は80で、コメはなんと78、そして牛乳は74。

コメは牛乳をしのぎ、牛肉に匹敵するほどの高たんぱく食品だったのだ。

ちなみに大豆55、小麦48…。パンを食べると肉を食べたくなるのは、もともと小麦がアミノ酸バランスが悪い低たんぱく食品だったからだ。

さらに、コメだけで必要な脂肪分も摂取できる。胚芽部分にはビタミン類、灰分(ミネラル)など必須栄養索が詰まっている。

玄米を白米にすると、たんぱく質は92%に、脂肪は43%、繊維質は30%、灰分(ミネラル)は50%に減るのが目安。

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玄米食が理想だが、白米にしても、たんぱく質は、ほとんど変わらないことに注目して欲しい。

「ごはんだけ食べて、たんぱく質が不足するのでは…」という心配は無用なのだ。

「ごはんは太るからパンにしているノ…」という女性も多い。

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それもナンセンス。[図A]は、ジャガイモ、パン、ごはんの三種類の「でんぷん食」を「どれだけ体の脂肪組織に蓄積しやすいか」比較したもの。

インシュリン分泌刺激の大きい食品ほど、脂肪になりやすい。もっとも「太りやすい」のはベークド・ポテト。つぎがパン。

「ごはんは、パンより太りにくい」ことが一目瞭然。これが玄米だと、さらに太りにくい理想食となる。

白い角いパンから丸い茶色いパンヘ

私は二五年前、日本消費者連盟にフルタイム・スタッフとして参加した。そのとき、市販パンに約60種類もの食品添加物が使用されていることに驚愕した。

調味料(グルタミン酸ナトリウム)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル等)、膨脹剤(酸性ピロリン酸ナトリウム等)、品質改良剤(ステアリル乳酸カルシウム)、

保存料(ソルビン酸ウム)、着色料(合成タール色素黄色四号など)、漂白剤(過酸化ベンゾイル)、強化剤(ビタミンA、リジン等)、合成香料(カプロン酸)…などなど。

多用されるイーストフードは13品目もの食品添加物の総称。

その代表格の塩化アンモニウムは毒性が強い。これをイヌに投与すると6~8グラムで一時間以内に死んでしまうというから恐ろしい。

まさに、戦後日本のパンは合成食品添加物まみれだったのだ。

だから犬も食わないほどまずい。それを、人間に食わせるためにチョコだ、メロンだ…と菓子パンにして客を引く。

これら食品添加物は、―つのパンにすべて使用されているわけではない。

大手メーカーほど食品添加物を多用し、街のベーカリーほど極力使用を減らしている。

ちなみに、学校給食で餌付けされ、山崎パンなど大手メーカーに洗脳されたためパンは「白い」「四角い」という先入観が、日本人のアタマに形成されてしまっている。

欧米人が日本に来てまず奇異に感じるのは、四角い白いパンしか売られていないことだそうだ。

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とりわけ欧州人の主食であるパンは、全粒粉パンなので大きく、丸く、茶色い。ライ麦パンなどは、文字通りの黒パンだ。

それを厚さ五ミリくらいに薄切りにしていただく。穀物の風味がなんともいえない。

最近は、ようやく日本人もこの事実に気付き、ヨーロッパ風の全粒粉パンが出回って来たのは好ましいことだ。

パンを食べるなら、白い四角いパンから丸い茶色いパンヘーーーがトレンドだ。それも、できるだけ国産小麦のパンにする。天然酵母ならベスト。

月刊マクロビオティック 2001年02月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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