子どもを救う正義の味方の正体
想像していただきたい。あなたの子どもが明日、急にいなくなり、二度と会えなくなるとしたら、あなたはどうするだろうか?
面会さえも一切拒絶されるような状況になったら、あなたはこの国のシステムを許容することができるだろうか?
この本は売れないかもしれない。こんなことを冒頭で述べる本もそうないはずである。
しかしそれでもこの記録だけは残さねばならない。一人でも多くの人に理解してもらわねばならない。
そもそも「児童虐待」という話題になら、多くの人たちは興味があるはずである。それならば、もう一歩踏み込んで現実を知っていただきたい。
その闇はどのように深く、なぜ多くの方が悩んでいるように、児童虐待死は減らないのか。
そして、児童相談所は役立たないのか。
その謎を解くカギは、本書にあるといっても過言ではない。
児童相談所の4つの問題点
無関係な被害者を生む児童相談所の構造欠陥的は次の点に集約される。
- 児童相談所の行なう「虐待判定」というものの、科学的な根拠が示されない。
- 判定に当たって、子どもを密室に連れていき、密室の中で行われる。
- 児童相談所の権限が強いため、法律に書かれた手帳やシステムを無視している。
- 虐待事実がなかったとが判明しても、引き離した児童相談所の責任は一切問われないシステムになっている。
児童相談所の職員は素人だらけ
児童福祉の専門家であるはずの彼らの正体とは単なる公務員にすぎず、「児童福祉の専門家」という文句自体が取り繕われた虚像なのである。
児童相談所は地方自治体に設立された福祉部門の一つであり、そこに配属される職員の人事は各地方自治体の人事異動により決められている。
さらに児童福祉法に定められた所長等の一部職員を除いては特別な取り決めはなく、地方自治体に属する公務員であれば、だれでも任命されて児童相談所職員となれる。
児童相談所職員となるために必要な資格はないため、だれでも辞令をもらった瞬間から「一時保護」と称された児童の拉致さえも合法的に行える強大な権限を付与される立場になる。
つまり、つい最近まで役所の土木課に勤務していた人物も、役所の窓口業務に従事していた人物も、辞令一つで「児童福祉の専門家」に早がわりしてしまうというわけだ。
病院が虐待通報したGちゃんのケース
母親がGちゃん(当時1歳)を抱いて階段を降りていた際、足を滑らせて階段から転落した。母親は打撲を負い、Gちゃんは手を骨折してしまった。
Gちゃんを心配した母親は、自分の手当もそこそこにして、慌てて病院にGちゃんを連れていったところ、Gちゃんを診察した医師が「母親の虐待のせいでGちゃんが骨折した疑いがある」として児童相談所に通報してしまった。
通報を受けた児童相談所は慌てて通報した病院に駆けつけると、母親からの事情聴取をすることもなく、Gちゃんを緊急一時保護と称して連れ去った。
その後、母親はGちゃんのケガの本当の原因を何度も説明したが、どんなに母親が事実を説明しても、児童相談所は母親の言い分を一切聞かず、「自分の虐待を認めない、自覚のない虐待親」と決めつけた。
さらに児童相談所は「お母さんが自分の虐待を認めないなら、今後、子どもさんとは会わすことができない」と脅迫したため、母親は「自分が虐待を否定している限り子どもは返してもらえない」と判断し、子どもを返してもらうだけに自分がしてもいない虐待を認めることにした。
形式的とはいえ母親が虐待を認めてからというもの児童相談所職員は、母親に対して「お前は虐待親だ」と何度も言い聞かせ、母親が少しでも自分の主張をしたり、疑問点について質問したりすると、
「そういうことを言うのは反省がうかがえない」と睨みつけた。
母親は職員の態度に不信感を募らせたが、徹底的に従順な母親を演じることを貫き通した。
すると6ヶ月後になんとか子どもを返してもらうことができた。
しかし現在も、いつまた子どもが児童相談所に事実無根の虐待通報をされて、連れ去られてしまうかわからないという不安に脅えて暮らしている。
残念ながら、この問題をどのメディアも取りあげようとしない。なぜなら現行のメディアには真実を取りあげようという気概などないからである。
もしあなたがこの問題の罪深さを少しでも感じ、少しでも考えが揺さぶられたなら、どのような思想、どのような所属、どのような職域、どのような立場であったとしても、この問題を啓蒙してほしい。
①警察・検察をも上回る! 強力すぎる権限
②なんの資格も必要としない”ど素人集団”
③地方自治体も厚労省も触れられないアンタッチャブルな存在
④親から反論の機会すら奪い、無気力化させる”児福法・児虐法”
⑤保護した子どもの分だけ儲けを生み出すシステム
⑥保護した子は薬漬け&児童精神科による洗脳・・・
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