2018年を一言でいえば…日本独立への燭光(ともしび)の年

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池田整治連載コラム

2018年を一言でいえば…日本独立への燭光(ともしび)の年

戦後日本は、二度と西欧世界金融支配体制に逆らえないように、米軍を使った被植民地体制を強いられてきました。

特に、朝鮮戦争以降は、朝鮮半島で戦う国連軍=米軍を支援する「兵站基地」としての「役割」が固定されてきました。

その制約下での自由で、「豚は太らせて食べる」の諺どおり、金融収奪されてきました。

その戦後体制に終わりを告げ、真の自由になる燭光が、朝鮮半島の南北和解、その象徴の北朝鮮の非核化、そして米軍の役割の終焉・撤退なのです。

2018年は、その意味で真の独立への歴史的ターニングポイントだったと言えます。

≪「北朝鮮の非核化」への推進力≫

まず、史上初の米朝会談が行われた激動の2018年を簡単におさらいしておきましょう。

2018年4月27日、北朝鮮の指導者、金正恩主席が史上初めて軍事境界線の韓国側に入り、南北首脳会談が開かれました。

会談では、南北和解の条件とされる「朝鮮半島完全非核化」宣言も行われました。

軍事境界線は、朝鮮戦争の戦闘状態を停止した線です。

つまり「休戦条約」しか結ばれておらず、国家間の「平和条約」が締結されて初めて戦争状態が終焉し、国境線となります。

この朝鮮戦争の「主役」は、「北朝鮮軍」と国連軍という名目の実体は「米国軍」です。ということは、朝鮮半島を戦争状態から通常の平和体制にするには、金正恩主席とトランプ大統領との「合意」が必要となります。

南北首脳会談は、米朝首脳会談の「予備協議」と言えます。

そして、6月12日、シンガポールで史上初の米朝首脳会談が行われました。

その後は、戦争状態の終結宣言、つまり「平和条約」の早期締結を目指す北朝鮮と、非核化の具体的行動を求める米国との様々な「交渉」が行われています。

非核化交渉の停滞が懸念される中、9月9日に行われた北朝鮮建国70年記念軍事パレードでは、米本土を狙える大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含め弾道ミサイルを一切登場させませんでした。

これに対してトランプ大統領は、7日の金主席からの再会談を要請する書簡に応える意味を含めて、「ありがとう、金委員長。二人の対話に勝るものはない」とツイッターで称賛しました。

さらに、9月18日から三日間、韓国大統領の文在寅氏が平壌を訪問して3回目の南北首脳会談を行い、「9月平壌共同宣言」を発表しました。

その後、文大統領はソウルで会見し、「今回の会談の重要な特徴は、非核化が議題に入っていることだ」と強調。

さらに文氏は、正恩氏との今回の会談やトランプ米大統領との会談を通じて、行き詰まり状態になっている米朝の非核化協議の再開を促す「仲介役」を目指すと説明しました。

ただし、米国は北朝鮮に核兵器や核施設などのリストや、非核化を進める行程表の提出を求める一方、北朝鮮は朝鮮戦争の終戦宣言を先にするべきだと反発していると言われています。

この三日間の対談の中で、金主席が「非核化を早期に実現して、経済復興に向かいたい」と発言していること、特に「2021年までに非核化する」と期限を明示したことも、注目されます。

≪「南北共同連絡事務所」の開設が非核化を推進≫

さらに特筆すべきことは、9月14日に「南北共同連絡事務所」が開設されたことです。

これまで南北間では、軍事境界線にある板門店の事務所からファックスなどを利用して連絡を取り合っていました。

今回北朝鮮南西部の開城に連絡事務所を開設したことにより、24時間体制で南北が協議、連絡する体制が整い、関係進展が期待されています。

場所の細部は、2016年2月に操業を中止した南北協力事業の開城工業団地内で、地上4階建ての施設の2階に韓国、4階に北朝鮮の所長室や事務室が入り、3階には会談場を設置、韓国政府職員らの宿舎も別の施設に設けられ、ジムや洗濯室も備えられています。

韓国からは、各省庁から集めた職員ら約30人が午前9時〜午後5時まで通常業務を行います。

月曜日に韓国から出勤し、金曜日に韓国に戻ります。

週末には、当直職員を配置し、常時、北朝鮮側と連絡が取れる態勢となりました。

事務所長には、韓国統一省の千海成次官が就任。週一回は北朝鮮側の事務所長と定例会議が行われます。

職員は、当局間協議や連絡のほか、南北交流の支援を手掛けることになります。

常勤の共同事務室を置くことで、南北和解は進むことはあっても、もう後戻りはないでしょう。

同じ「場所」と「時間」を共有することの「場」の力は、私自身、有珠山噴火災害派遣時の伊達政府現地対策本部での活動で、「一体感に基づく共同力」を実感しました。

そして、それが「北朝鮮の非核化」への推進力となっていくことでしょう。

はっきり言って、トランプ大統領、金主席、文大統領の間では、非核化、戦争終結は「既定路線」だと思います。

通常、当事国の代表3人が合意すれば、ことは一気に進むはずです。ところが、世界情勢はそうなりません。

米国大統領をもってしても、思い通りにことを進められない「要因」があることは、米国内の混迷を見ればわかると思います。

≪トランプ大統領の真の敵は世界金融支配体制≫

その要因とは、国家の奥で国家を使いながらお金儲けをする軍産複合体等「世界金融支配体制」の存在です。戦争は巨大な事業です。

共産主義国家等人為的国家を作り、その国家を様々な仕掛けで敵対して戦わせ、武器弾薬・燃料・食料・施設等あらゆる「商品」で、双方から、お金を搾り盗るのです。

米国で、この軍産複合体(世界金融支配体制)の存在に最初に警鐘をならしたのは、アイゼンハワー大統領で、1960年の辞任演説の時でした。

その4年後に、現役大統領として国民にその存在を明らかにしようとして殺されたのがケネディ大統領でした。

これ以降に発生する、米国の対「悪の枢軸国」戦争、対テロ戦争は、かれらの金儲け・我欲のための戦争でした。

実は、その支配体制に気づいた軍人をバックアップに、この支配体制を終わらせようとしているのがトランプ大統領であり、プーチン大統領なのです。

つまり、トランプ大統領の真の敵は、アメリカや世界を裏から支配してきた「世界金融支体制」であることがわかります。

彼の言う「America First(アメリカ第一)」という意味は、富を独占してきた一部の金融支配者から本来享受すべき「大衆」に豊かさを取り戻そうという意味なのです。

その最大の金融支配者の仕掛けが、「朝鮮半島(南北対立)構造」です。

それを崩しにかかったのが、今回の「戦争終結」までのシナリオと見ることができます。

そのシンボル的イベントが「北朝鮮の核放棄」ではないでしょうか。

もっとも、これまで世界を支配し、利益のためには数々の戦争を起こしたり、テロで大統領さえも自由に殺害することができる世界金融支配体制の力は強大です。一筋縄にはいかないでしょう。

しかし、トランプ大統領と彼の意思を継ぐ後継者が政権を維持する限り、彼らと虚々実々の闘争をしながら、南北和解と北朝鮮の核放棄が進んでいくのではないでしょうか。

≪不戦のヤマトは世界の燭光≫

さて、国家は人の集まりです。人は、何のためにこの地球に生まれ、死んでいくのでしょうか。

人は、3次元の肉体に宿って様々な体験を何度も繰り返し、魂を成長させ、やがてこの地球そのものも成長した「愛の社会」にするために、「今」「ここで」生きていることがわかってきました。

そうです。「ヤマトごころ」の「ガイア思考」が世界を救うのです。

化学物質、放射能、戦争等ヒトの手でこの地球号は滅びの道を突き進んでいます。

今こそ、地球号が本来向かうべき「ガイア意識文明」を認識する時ではないでしょうか。

自然とともに生きてきた和の国・日本人こそ、実は高次元の「全地球的意識文明」への導き手なのです。真の日本独立と表裏一体と言えます。

その覚醒のため、世界のヒーリング音楽創設者のMARTH氏の最新の音楽と映像「東への道」を紹介します。

ネットで「MARTH 書き下ろしメッセージ 歌詞入り」で検索すればYOUTUBEで観られます。https://www.youtube.com/watch?v=wc7TmeD1ZS4

日本人のルーツは失われたユダヤ10支族だとも言われています。

「すべてはひとつ」ゆえに、敵をも愛するからこそ、決して戦うことなく東の地に逃れ理想の愛の社会・ヤマトを築いていったのです。

人生でそれを追体験したMARTH氏の音楽が、眠っていたヤマトのDNAをオンにすることでしょう。

日本の蘇りを信じて…

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池田 整治

1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。

1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。

オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。

自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。

北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。

退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。

著書に『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、

今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。

※池田整治 著作特集はこちらから

メルマガ、講演などはこちらから→ 公式HP: http://ikedaseiji.info/

美し国 副代表

http://umashikuni.co.jp/index.html