医学の歴史に残る名著 世界的ベストセラー『マクロ・ビオチカ』 

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森下敬一 健康談話 より

『マクロ・ビオチカ』という本の中に「食べ物と長寿」という章があり、「粗食は健康と長寿に大いに役立ち、美食は命を縮める」とあります。

この本は医学の歴史に残る名著のひとつで、森下会長は加えて「食事は決してぜいたくに摂るべきものではない。

体力を維持し健康な体で価値ある人生を送るためには、それにふさわしい食事法があってそれは粗食、少食が鉄則である。

必要以上のものを食べるということは、害作用をももたらす。

健康で長寿を全うすることこそ、われわれ人類が天から与えられた使命……」といわれます。

マクロ・ビオチカ

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今から200年ほど前に書かれ世界的ベストセラーとなった『マクロ・ビオチカ』という本がある。

著者はフーヘランドという医学者で、医学の歴史に残る名著のひとつである。

『マクロ・ビオチカ』とは、大きな視野に立って生物全体を眺めながら、人間の長寿を考えるというほどの意味である。

そして、この本の根底をつらぬいているのは、「人間は自然の法則に忠実であればあるほど、長生きが可能である」という思想である。

自然の法則とは中庸を得ること、すなわち万事にわたって中庸を守ることが、生命を維持するための最重要条件なのである。

逆にいっさいの極端はその代償のいかんを問わず、必ず生命を短縮させる……。

こうした考え方が、『マクロ・ビオチカ』をつらぬいている根本思想なのである。

この本の中に、「食べ物と長寿」という章がある。

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そこには、次のように明記されている。すなわち、「粗食は健康と長寿に大いに役立ち美食は命を縮める。

濃厚な食べ物、すなわち肉類などの多食は長寿の道に反する。

長寿者の多くは少年時代から野菜を常食とし、肉の味を知らない人たちの中から生まれている」と。

アドリアーナ博士の研究

次にご紹介したいのは菜食を医学的立場から研究しているウィーディー・アドリアーナ博士である。

彼は長年の研究データにもとづき、肉食の害について次のように指摘している。

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「肉食をした場合、腸の中では蛋白質が分解されて腐敗現象がおきる。

この過程で有害な酸類、例えば尿酸、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などが発生する。

これらの酸類は、排出されずにそのまま体内に残る。そのために血液はアチドージス(血液の酸性化)の状態となる。

血液がアチドージスになると、血液中のアルカリ物質、すなわち、各種ミネラルが血液の酸毒を消すために動員される。

ミネラルのアルカリ性と、蛋白質の分解によってできた酸とが結合して中和解毒されるわけで、血液の酸毒化がひどい程、大量のミネラルを必要とする。

特にカルシウムと鉄の消費は著しく、もしこれらのミネラルが必要なだけ十分にない場合は血液中に酸が取り残されてしまう。

そうなると、その酸がわれわれの体のいろいろな組織細胞を刺激して炎症をおこさせたり、ひどい場合は壊死をおこしたりする。

また、過剰な酸は性腺を刺激して異常な性欲をおこさせ、かえって体力を消耗させる結果になる。」

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さらに、アドリアーナ博士は次のような非常に興味あることも述べている。

「人間の体に必要な蛋白質の量は、食べ物の種類によって違ってくる。

すなわち肉食をすると酸は体内で大量に発生するが、その酸の作用で体細胞機能の異常亢進や、炎症などがおこされる結果、酸の消費はどんどん進みより多くの酸を供給しなければならなくなる。

その酸の要求を満たすには、それだけ余計に蛋白質が必要となる。結局より多くの肉食をしなければならなくなるわけだ。

おそらく1日100グラム以上の蛋白質を必要とすることになり”肉食はより多くの肉食を必要とする”という悪循環がおこるのである。

しかし反対に野菜類などのアルカリ性食品をとるならば、それによって作られたアルカロージスの血液は、細胞中の蛋白質の消費を抑える方向に働くから、1日20グラム程度の摂取量で十分ということになる」と。

とにかく、人類が肉食をしたということは、あらゆる人間悪の根源である。

世相の乱れや万病の原因はもとを正せば、ほとんどすべてが誤った食生活に源があるのだということを、彼は強調している。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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