船瀬俊介連載コラム
医療大崩壊 もう、クスリはのめない 医者にはいけない 船瀬俊介(著)より
第6章 クスリは〝毒〟だ!もう飲むな
コレステロール低下剤、下げたらアカン!
なぜ、日本に寝たきり老人が多いのでしょう?その原囚のひとつがコレステロール低下剤です。
病院で血液検査を受けたら「コレステロールが高め。高脂血症ですね。コレステロール低下剤を処方します」と医者に言われても、ハイと言ってはいけません。
政府(厚労省)は、こっそり、血中コレステロール〝基準値〟を二六〇から二二〇に下げていたのです。
ハードルを下げれば、それだけ〝エモノ〟がかかる。
高血圧と同じ仕掛けワナです。世界でもっとも売上げの高い薬がコレステロール低下剤「リピトール」(ファイザー製)です。
二〇〇六年には、約一兆五七三四億円も売り上げています(一ドル:一一〇円換算)。
「コレステロールを下げる」という謳い文句で、目のくらむ荒稼ぎ。
そもそも、コレステロールを薬で無理に下げる必要があるのでしょうか?
私の手元に『コレステロールーー嘘とプロパガンダ』(M. ロルジュリル著 浜崎智仁訳 篠原出版新社)という本があります。
そこでは、製薬マフィアが薬の売上げのため、〝コレステロール悪役説〟をでっちあげ情報操作した悪事を克明に告発しています。
最新報告では「コレステロールが低いほど死亡率が高い」という全く逆のデータも明らかになっています。
『下げたら、あかん!コレステロールと血圧』(日本評論社)で警鐘を乱打するのは浜六郎医師。
同医師はコレステロール低下剤で、毎年、少なくとも一万人が死んでいる、と警告する。コレステロールは、人体にとって貴重な活動エネルギー源です。
それを無理に下げる。すると、身体は筋肉を溶かして、なんとかエネルギー源にしようとします。これが横紋筋融解症です。
そのため、脱力、倦怠感に襲われ、車椅子生活になった若者もいます。さらに筋力が低下して、最後は寝たきりになってしまうのです。
「メバロチン」:最後は寝たきり、死も覚悟したほうがいい
これは日本のコレステロール低下剤ベストセラーです(第一三共)。
その「添付文書」を一読、「副作用」の多さ、悽まじさに、仰天するでしょう。
「横紋筋融解症」(筋肉が溶け衰弱)、「筋肉痛」(筋肉が溶けるため発症。ここで消炎鎖痛剤を打たれ患者は急述に悪化する)、
「脱力感」(筋肉が溶け、だるい、慢性疲労などが起こる)、
「急性腎不全」(溶けた筋肉成分たんぱくが腎臓に集中。重度腎不全で急死する)、
「肝障害」(薬毒メバルチンを肝臓で分解処理できず発症)、「黄疸」(肝機能低下で、胆汁色素が全身にまわり黄色くなる)、
「血小板減少症」(臓器内出血で死亡することもある)、「紫斑・皮下出血」(血小板減少で起こる)、「筋症(ミオシー)」(筋肉が侵されていく症状)、
「末梢神経障害(過敏症)」、「血管炎」(全身発熱。顆粒球が血管内皮を攻撃して発症)…。
医療大崩壊 もう、クスリはのめない 医者にはいけない 船瀬俊介(著)へ続く
船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家
著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。
『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。
独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。
船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/
船瀬俊介公式facebook= https://www.facebook.com/funaseshun
船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」= https://www.facebook.com/funase.juku
著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。