血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 森下 敬一 (著)

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血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 (講談社+α新書)

私はお茶の水クリニックを一九七0年に開院し、以来、自然医学による診療を行ってきました。

現代医学で「治すことができない」とされた末期ガン患者さんをはじめ、多くの難治病患者を快癒に導いてきたのですが、その私の立場から見ても、最近、若くして病しに倒れる方が多いように思えてなりません。

二0十五年九月、女優の川島なお美さんが胆管ガンという病気で亡くなられました。享年五四歳。その若さと急な訃報が、多くの方の涙を誘いました。

人生八0年、九0年ともいわれる中、まだ「働き盛り」の五0代、六0代で亡くなられる方が、著名人にもたくさんおられます。

(中略)

最近のニュースを辿るだけでも、実に多くの方が「まだこれから」という年齢で亡くなられている事実に驚かされます。

一般の方々の中にも、同じような状況が起きているのではないかと危惧します。

「医学は進歩した」とか「最近はガンも早期発見すれば治るようになった」などといわれるにもかかわらず、若くして亡くなられる方があまりに多すぎます。

しかし、ヒトはなぜガンなどの病気になるのでしょうか。

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実は、病気や体調不良の原因は、すべて「血液」にあります。そして、そこには必ず食生活が関係しています。

生体というものは、日々口にする食べ物から血液ができ、血液から体細胞がつくられています。

このプロセスに基づけば、逆に食事を変えることで身体の細胞を活性化して病気を避けたり、病気の原因となった血液の汚れをきれいにして、治したりすることができるということでもあります。

しかし現代の医学では、すぐに検査数値に頼り、病気を早期発見すれば化学合成されたクスリを飲まそうとします。

それは現代医学の大きな間違いです。

私が提唱し、また四0年以上にわたって実践してきた「森下自然医学」では、ガンに限らず病気はクスリを使わず治療します。

クスリが病気を根治させることはありません。

「効果がある」とされているクスリにしても、副作用があることを忘れてはなりません。たとえば、抗うつ剤の副作用で、かえってうつ症状を継続させてしまうこともあります。

また、体内に異物を入れるのですから、「薬害」もあります。

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しばらく前にノバルティスファーマという大手の製薬会社が薬効データを捏造して告発された事件がありました。

これは「ディオバン」という高血圧治療薬の薬効があるかのように研究データを装って販売していたものでした。

「商売」のために、そもそも効果のはっきりしないクスリが多く世に出回っているのも、悲しいことですが現実です。

これらの点を考えると、救急の場合や緊急に症状を抑える必要がある場合は別にして、クスリは病気を治すどころか、むしろ病気をつくりだしているともいえます。

そんなクスリよりも、食べるものを変えることで血液の汚れを解消して細胞を活性化させ、病気を治していこうというのが森下自然医学の考え方です。

森下自然医学では、ほとんどの病気の原因を「血液の汚れ」と捉えます。

逆にいえば、血液を正常な状態に保てば病気を予防できますし、病気になったときもドロドロになった血液を浄化することで身体を細胞レベルから回復できると考えます。

もっと端的にいえば、「適塩・玄米食」で病気を治療します。ただし、これは栄養療法のようなものではなく、正しくは「新陳代謝療法」だと考えてください。

最近の言葉でいえばファスティングであり、断食近似療法だといえます。

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適切に塩分を摂り玄米食に切り替えることにより、ゆるやかな断食状態をつくりだし、身体から有害な物質を排出して血液をきれいにすることができます。

そうして血液が正常な状態に戻れば、数ヵ月もせずに病気や体調不良の多くが快癒していくのです。

いずれにせよ慢性病やガンの根本原因は、汚れた血液からできた細胞の機能不全だとまず覚えてください。

とくに現代人は、昔と比較して化学合成されたクスリ、食品添加物などの化学物質を含ん
だ加工食品をたくさん摂取するようになり、血液を汚すようになりました。

思い出してみてください。五0代、六0代以上の方々が子どものころは、口にする食べ物はほとんどが、近隣の田畑で収穫されたり近くの市場や八百屋、魚屋さんで手に入れた新鮮な食材で、母親が手ずから調理したものだったはずです。

冷蔵・冷凍技術や加工技術がいまほど発達していませんでしたから、新鮮な食材を、傷む前に、昔ながらの自然に近い調理法で料理し、食べるほかなかったのです。

ところがいまや、多くの人は誰がつくったのかもわからないものばかり口にしています。

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スーパーマーケットのお惣菜どころか、毎食が外食だという人も多いはずです。

もはや人ではなく、機械やロボットが工場でつくっているものを食べることが当たり前になっています。

毎日の食生活を振り返ってみれば、血液が汚れないほうがおかしいとうなずけるはずです。

昔の日本の食卓に上っていたご飯、味噌汁、副食の魚や野菜、漬け物といった食品は血液を汚しませんでした。

細胞を正常に機能させるような食べ物を日本人は食べていたのです。

そうした食べ物を積極的に摂れば、血液が汚れにくくなるだけでなく、汚れた血液もきれいになって細胞が健康になり、病気を防ぐことができるようになります。

さらには、病気を治すこともできるのです。

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by ヨメレバ

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