若杉ばあちゃん医者いらずの食養訓 若杉友子 (著)

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若杉ばあちゃん医者いらずの食養訓

「医者いらずの食養訓」

米・野菜・野草・海草に味噌・塩・しょうゆのいい塩梅の粗食で健康を取り戻し、体も心も元氣で生き生き、医者いらずで毎日楽しく暮らせるヒントが満載です。

台所をいのちの薬局に

かつて中国には、医者にこんな位があったんだ。

薬を使って病気を治す医者は「下医」、食べ物と薬を使う医者は「中医」、食べ物だけで体を治す医者は「上医」「食医」。

上医は、国家から認められて、尊敬されていた。正しい食事が人間の体を健康にすることは、歴史を誇るこの国でも、古来から認められていた。

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もっとさかのぼって、紀元前4世紀のギリシャの医聖だったヒポクラテスは、「あなたの薬は食べ物とし、あなたの食べ物を薬としなさい」と言った。

桜沢如一も自分の家の台所を、いのちの「薬局」にしなさいと厳しく教えている。

昔の医者は患者の顔色や唇や歯茎、目の裏、皮膚の色、爪の色、脈を診て、聴診器を胸に当て、背中を打診して薬も出さず、注射もせず診察をした。

薬だけで一時的に症状を抑えるのでは、健康になれない。

毎日作る食事で体を芯から元気にし、ゆるぎない活力を与えるためには、「食は薬」というわけだね。

空腹は最高の健康法

「腹八分目がいい」とよく言います。腹八分目なら医者はいらない。もっと少食で、「腹六分目がいい」という言葉もある。

今はいろんな食べ物があふれでいる。安かろう悪かろうのそんなのを食べ過ぎるから、体を壊しているんです。

空腹は、最高の健康法。腹六分目。

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それだとひと口ひと口が大事になり、おのずとよく噛みます。

噛むと口が動き、舌が動き、のどが動き、胃腸が動き、五臓六附が動いて、交感神経が動き全身が動く。

よく噛むことで酵素や唾液がよく出て消化もよくなるし、脳に血液が巡って、脳も活性化される。

腹六分目なら、「医者いらず」どころか医者の存在さえないから、「医者知らず」ですよ。

噛む人は立派、少食の人はえらい。健康は一生の財産です。「腹六分自」にご利益がある。「水は噛んで飲め、飯はよく飲み込め」という言葉もあるからね。

肌荒れに、石鹸は無用

肌が弱い人、カサカサになる人には、いろんな原因がある。アトピーやアレルギーの人もいるし、乾癖の人もいる。

高齢になって、水分や脂肪分が少なくなってカサつく人もいる。

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それなら、思い切って石鹸をやめよう。石鹸やシャンプーには界面活性剤が入っていることが多く、これが体の汚れだけでなく、皮膚を守る皮脂膜まで奪ってしまうんだ。

すると、肌が乾燥しやすくなって、さらにカサカサしてかゆくなることが多い。

ばあちゃんは、もう何十年も石鹸やシャンプーを使ったことがない。へちま?軽く体の汚れを落とすぐらいだよ。

肉好きの人は、体が臭いやすいけれど、ばあちゃんは動物性の食べ物は自身の魚以外はまったく食べないので、体が臭うことがない。

石鹸もシャンプーも、石油を使って作っているから、それを体になすりつけてるってことで感心しないね。

使うなら、本物のオリーブオイルなど、いい素材を使って手作りしたようなものを使ってちょうだいよ。

肩こり、頭痛、倦怠感にも役立つ

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昔から「千本のお灸をすえるよりヨモギ団子を食え」ということわざがある。

春のヨモギは香りがよく、食用にするとよい。たくさん収穫したら、そのまま束ねて軒に逆さまに吊るし、干しヨモギにするとお茶になる。

この干しヨモギは、食用のほかに、お風呂に入れたり、布袋にいっぱいに詰めて、枕にすることをおすすめするよ。

いい香りとともに、よく眠れるんだよ。

また、デトックスのために、干しヨモギを入れて足湯をするのもいいね。体がだるい、めまいがする、肩がこる、首がこる、頭が痛い、脚が冷える、手が冷たい、眠れない、疲れがたまりやすいなどと感じるときは、バケツに干したヨモギをじっくり煮出して塩をひとつかみ入れ、風呂より熱めのお湯にして足を初分くらいつけておく。

じんわり温まり、疲れがとれてくるよ。

体が浄化された気分になって、気持ちいいんだ。

21世紀は、肝臓病時代。肝臓病はヨモギ、カワラヨモギ(49ページ参照)や青い野菜を摂ることで和らぐと言われる。試してみてよ。

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by ヨメレバ

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