魔王、死す  D・ロックフェラーの死で激変する世界勢力地図  船瀬 俊介 (著)

シェアする


魔王、死す

D・ロックフェラー亡き後の激変に一番気付いていない日本のリーダーたち。彼らに目覚めさせないと、日本は奈落の底へ真っ逆さま!

エネルギー、金融、食品、メディア、医療、戦争、国家・・・・・・すべてを意のままにした世界皇帝の封印解除!
―――――――――――――――――
近代史の闇が暴かれ、世界支配システムが大崩壊! !

そして”禁断の産業革命”が、いま始まる
―――――――――――――――――

【ロックフェラーによる“7つ”の支配】

1、国家「国家を動かすフリーメイソンの頂点に我々がいる」

2、石油エネルギー「石油利権を持つ我々の邪魔はさせない。石油と原子力エネルギー以外は認めない。許されない」

3、メディア・教育「世界三大通信社の大株主としての権力行使」

4、医療「ミリグラム単位の石油を“薬”として高額で販売」

5、戦争「武器の在庫を一掃するには戦争が一番」

6、金融「通貨発行権をもつ中央銀行を簒奪」

7、食品「食品医薬品局(FDA)の長官を務めるモンサント社を支配するロックフェラー」

◇トップに君臨していたディビッド・ロックフェラー亡き今、世界は劇的に変化する! ◇

第9章 石油・原発からクリーン・エネルギーへ より

エネルギー解禁! 各国の開発競争が過熱する

自然エネルギーにアクセルを踏め

石油王の死は、石油文明の終焉を予感させる。それは、「火の文明」の終息であり、「緑の文明」の夜明けなのだ。

ガソリン車からEVシフトなどは、その典型だ(参照4章)。

「火」から「緑」へーー。その象徴が、エネルギーシフトだ。

つまり、石炭・石油などの化石燃料から、太陽・風力・波力・地熱などの自然エネルギーヘ。石油王が、もっとも妨害・弾圧してきたのが、この「火」から「緑」へのエネルギー革命だ。

しかし、その石油利権の権化であるディビッド・ロックフェラーが死んだ。これまで以上に、自然エネルギー開発が加速されることは、まちがいない。

新エネルギー、日本は落ちこぼれ

それにしても、不思議なのは日本である。自然エネルギーからも、取り残され、まさに世界の孤児状態なのだ。

私が二〇一〇年に執筆した「THE GREENTECHNOLOGY」(前出)で判明したことだが、緑の技術でも、日本は世界の落ちこぼれである。

その典型が風力発電の伸び率だ(グラフ35)。

再生可能エネルギーの比率も同じ(グラフ36)。

二〇〇七年までのデータだが、グラフを見て、なにかおかしいと気づくはずだ。

世界の風力発電導入羅は、右肩上がりで、まさに倍々の勢いで増えている。しかし、日本の発電量は、目をこらしてみても、全く見えない。

グラフ横軸に張り付いたままだ。海洋国であり、弧状列島の日本は、世界でも風力発電のベスト・ロケーションといわれる。それが、この惨状なのだ。

再生可能エネルギーの導入も同じ。

それは、全エネルギー比率の〇・四% 。デンマーク、スウェーデン、カナダなど先進諸国にくらべて、かぎりなくゼロに近い。

この驚愕するほどの低比率は、現在もまったく変わっていない。

日本は屈指の自然エネルギー大陸なのに

メディアが真実を伝えない悲喜劇

そして、この惨状を、日本人は誰も知らない。政治家も、経済人も、そして、国民も・・・。

それは、メディアが真実をまったく伝えていないからだ。世界のマスコミはイルミナティに支配されてきた。これは常識だ。

しかしこの日本での情報支配は、度がすぎる。自然エネルギーの国際比較すら、まったく国民は知らされていない。それだけ、秘密結社によるメディア支配は貫徹しているのだ。

最近、ようやく『日経新聞』が「日本は環境技術で崖っぷち」という特集記事をのせたそうだ。

それにたいして、中島浩一氏(前出)は「とっくに崖から落っこってます」と、私に苦笑いで言った。

なぜ、こんなていたらくになってしまったのか?

知識、ヤル気、勇気すべてゼロ

私は一九九二年、『エコエネルギーQ&A』(ラジオ技術社)をまとめたとき、日本がまさに多様な自然エネルギー大国であることを、実感した。

当時ですら「日本に石油は一滴もいらない、ウランは一粒もいらない」と確信した。

一九九0年クリスマス、私はロッキー山脈の中腹にある『ロッキーマウンテン研究所(RMI)』を訪問した。

そこには、アメリカで最も有名なエコハウスが雪に埋もれていた。出迎えてくれたのは、エイモリー・ロビンズ博士。

彼は若くして『ソフト・エネルギー・パス』(自然エネルギーの小径)という著作で世界の注目を浴びた天才だ。

自然エネルギー研究者として、世界屈指の評価を得ていた。

むろん、研究所は自然エネルギーの利用で、胸のときめくよぅな設備に満たされていた。

その博士が、私たちに次のようなメッセージをくれた。

「日本は、世界でもっとも豊かな自然エネルギー大陸です。さらに人材、企業、資本も豊富です。日本人は自然エネルギーの活用で世界に貢献していただきたい」

私は、そのメッセージを胸に、感動と共に帰国し、前述のような著作をまとめてきた。しかし、日本の新エネルギー開発、導入の惨状にうちのめされた。

知識、ヤル気、勇気すべてゼロ・・・!!この国はいったい、どうなっているのだ?

普及させるな!「サンシャイン計画」の謀略

巧妙なネガティブ・キャンペーン

『エコエネルギーQ&A』(前出) をまとめて、その病理の一端がわかった。日本では、かつて「サンシャイン計画」なるものが推進された。

その名のとおり、自然エネルギーを導入しよう!という呼びかけで、国家主導で行われたキャンペーンプロジェクトだ。

これを見れば、だれでも政府が自然エネルギー導入に積極的だと確信する。しかし、その正体は真逆だったのだ。

私は、そこで報告された自然エネルギー開発コストが、世界に比べて、あまりに割高なのに首をひねった。

そして、疑問は一気にとけた。「これはアンチのネガティブ・キャンペーンだ!」。表向きは「普及させよう!」だが、ホンネは「普及させないぞ!」。

そのため「サンシャイン計画」で試作された太陽光、太陽熱、風力発電・・・など、どれもこれも、驚くほどコストがかけられている。

それは“協力”企業も同じ。東北電力の風力発電コストが一kw/h、三0円近くもかかっており、世界の数倍も高い。

写真を見ると発電装置まで、立派な舗装道路が引かれている。

そこで、電力会社に、「道路建設費は発電コストに含まれていませんね」と尋ねると「いいえ、発電コストです」に、あぜん。

道路建設費まで含めて、コストを膨らませて、「風力発電は、こんなにコストが高くて実用化はムリ」と公表していたのだ。

マスコミも、その内実はいっさいチェックせず「風力発電は高コストがネック」と報道する。

国民は「やはり、風力は高すぎる。なら原発のほうが安上がりだ」と、またもや“洗脳“さ
れる。

ウランマフィアが仕掛けた”洗脳“

呆れ果てた悪質なネガティブ・キャンペーン。これは、国家ぐるみでマスコミまで抱き込んだサギ犯罪だ。コロリとだまされた国民も、いい面の皮だ。

そのあと、政府は「ムーンライト計画」なども行ったが、これも同じくネガティブ・キャンペーン。なんのことはない。

再生可能エネルギーを導入させないための悪質な謀略戦術だったその結果が、先述のような目を覆うばかりの自然エネルギー開発・導入の立ち遅れ。

こうして、世界からおいてけばり、落ちこぼれとなってしまった。

このような悪質ネガティブキャンペーンを仕掛けたのは、日本の政界、財界、学界さらにマスコミに潜み、巣くうフリーメイソンやイルミナティさらにその協力者たちだろう。

ロスチャイルドは、世界の原子力利権を一手に掌握している。

だから、この日本人“洗脳”作戦、ネガキャンは、ロスチャイルド一派が、背後で仕掛けたものと確信する。

原発碓進に暗躍したCIAスパイ正力松太郎

その証拠が、正力松太郎の暗躍だ。戦前、戦中は、特高警察幹部として共産狩りなどに奔走し、A級戦犯として死刑台への道を待つ身だった。

それが突然、巣鴨プリズンから釈放。同時に裏門から連れ出されたのが岸信介、児玉誉士夫である。三人はGHQ司令部に連れて行かれ、求された“司法取引”に応じることで、絞首刑を免れたのである。

岸は首相になって、アメリカと軍事同盟を結ぶこと。児玉は戦後右翼を束ねてアメリカに尽くす暴力装置とする。

正力は所有する読売新聞などを通じて原発神話の世論を操作する。戦後、メディア界のドン(巨魁)としてマスコミに君臨した正力は、売国奴であった。

彼にはCIA工作員として別名があった。それが“ポダム”である。日本で暗躍するCIAスパイたちは、彼をこの暗号名で呼んでいた。

戦後メディア、とくに読売グループは、全社あげて原子力推進キャンペーンを展開した。そ
の巧妙さを、『原発マフィア』(花伝社)で暴いた。

原発の暗部は、ほとんど暴いたと自負する。ぜひ、一読して欲しい。知らないことは、あなたの罪なのだ。

脱ウラン・石油を許さない

この謀略で、核エネルギーを推進するロスチャイルドと、石油利権を死守するロックフェラーーの二大財閥が戦後日本のエネルギーの二大命脈を握っていたことがわかる。

だから“双頭の悪魔”は、日本が石池・ウランから逸脱することを、いっさい許さなかった。

謀略「サンシャイン計画」「ムーンライト計画」のネガティブ・キャンペーンも、この日本エネルギー支配の流れから仕組まれたのだ。

今でも風力発電をはじめ、自然エネルギーを開発、導入しようとすると、二重、三重の規制、足枷が邪魔をする。

“かれら”はやらせないための仕掛けを幾重にも準備しているのだ。

「中央官庁の課長以上はフリーメイソンですよ」

謀略に詳しい中丸薫氏の言葉が、耳によみがえる。

市民が、このことに気づかないかぎり、日本は自然エネルギー開発競争から大きく取り残されることはまちがいない。


○本書が予言する恐るべき未来の透視図! 

第1章 戦慄! この悪行の数々を見よ! “地球皇帝”ロックフェラーが死亡

第2章 ヒラリー逮捕! マケイン拘束! 旧勢力は一掃される

第3章 EU反米、中露接近、北朝鮮暴発。世界勢力図は激変

第4章 地球からガソリン車が消える! EV革命の衝撃波

第5章 石油が終わる! アラブ諸国も緑の技術を求める

第6章 コンクリート都市の終焉 世界は急速に「木造都市」へ

第7章 ノーベル平和賞に反核団体ICAN受賞の意味とは?

第8章 医療大崩壊! 薬物療法から断食・波動医学の夜明け

第9章 石油・原発からクリーン・エネルギーへ

第10章 近代史の闇が暴かれ、フリーメイソンの悪事露見!

第11章 ビットコインは金融支配に蟻の一穴か?

第12章 “燃える水”“フリーエネルギー”。ネオ技術が解禁される

第13章 新世界秩序(NWO)、「人類家畜化」計画は二極化する

魔王、死す
船瀬 俊介 ビジネス社 2018-03-24
売り上げランキング : 5463

by ヨメレバ