薬は恐い! 病院は危ない! 病気はこうしてつくられる! 宇多川 久美子 (著), 船瀬 俊介 (著)

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薬は恐い! 病院は危ない! 病気はこうしてつくられる! 医薬業界が死んでも語らない本当のこと (Knock‐the‐Knowing)

現代医学は戦場で発達した緊急救命医療

船瀬 古代エジプトに、面白い諺がある。

「人は、食べた物の4分の1で、生きられる。残りの4分の3で、医者が養われる」つまり、食事はふだん食べている量の4分の1で十分という意味だ。残りは病気になって、医者を養うだけ。

ドイツにも古くからの諺がある。

「1日3食のうち2食は自分のため。残り1食は医者のため」

過食、飽食こそが万病のもと。なのに、医療・食糧マフィアに「狂育」「呆道」で“餌付け”された人々は、永遠に気づかない。

宇多川 食を節すれば、病気になりようがない。

薬の概念が変わったのは近代で、約200年前からです。19世紀前半ぐらいまでは、ナチュロパシー(自然療法)、オステオパシー(整体療法)、ホメオパシー(同種療法)、サイコパシー(心理療法)、アロパシー(薬物療法)という5つの流派が存在していた。

その中で薬物療法が突出して他の4つの流派をいうところで力を発揮する。

つまり、急性のものを抑えるということで発達してきた。今は、急性も慢性も、先天的なものも、全部合わせて病気と言って、どれでも同じように薬を出していることがすべての間違いのもとだと思うんです。

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船瀬 近代医学のルーツはクリミア戦争などのときの野戦病院なんだ。

19世紀のヨーロッパは、普仏戦争とか、とにかく戦争、戦争の連続だった。そこで発達した緊急救命医療でしかない。

つまりは「野戦病院」なんだ。慢性病にはまったく、無力……。

宇多川  近代医学は緊急救命医療なんだということを忘れて、すべての病気の治療を薬に頼ろうとしている。

生活習慣病は、生活習慣の乱れから自分自身でつくり出した疾患です。

人から感染したわけではありません。つまり、生活習慣を見直さない限り改善されないのです。

かつて、白衣を着て、お薬を出していた頃は、初めて血圧の薬が処方された患者さんに

「今日から血圧の薬が出ています。血圧の薬とは、一生のおつきあいになりますから、自分の判断で勝手にやめたりしないでくださいネー」なんて言いながら薬を渡していました。

「一生のおつきあい」ということは、薬で一生症状を抑え続けましょう。つまり薬では病気は治らないと言っているようなものです。

このことにやっと気づいて、私は、白衣を脱ぐ決心をしたのです。

船瀬  良心の医師といまだ称えられているアメリカの故ロバート・メンデルソンは、

「現代医学で評価できるのは緊急救命医療のみである。しかし、それ以外の9割の慢性病についてはまったく無力であるどころか、かえって悪化させて死なせている。すなわち殺している。医者は棺桶の中に永遠に証拠を葬っている」と言っています。

薬物療法は緊急救命には効果があることは、僕も認めています。

だけど、残りの慢性病に対しては、効果があるどころか、多種多量の薬漬けで治癒反応をとめているわけだから、どんどん慢性化させる。

そして、最後は殺している。知らぬは“洗脳”された患者ばかりだ。

新薬承認までの悪魔のステップ

ーー今、薬の業界では、治験薬レベルのものを入れようとして、保険適用外の薬もオーケーというようなことまでやっていて、新薬は副作用がつきものだけれども、人体実験をあえてやってしまおうという方向だと思うんですが。

船瀬  アメリカでは人体実験のアルバイトがある。アメリカに留学している娘が「お父さん、新薬実験アルバイトやらないかと友達に誘われたんだけど」と言ってきた。

「バカヤロー、まかり間違ってもそんなのをやるんじゃない」と言ったんだ。

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宇多川  今はわからないですけど、私が薬科大学の学生のときにも、日本でもそういうアルバイトがありましたよ。

誓約書を書かされてホテルに1週間カンヅメになってやるんですけど、割のいいバイトだったので、男子ではやっている友達がいっぱいいましたね。

私、すごく問題だと思うのは、患者さんたちは、新薬という言葉を聞くと、先生が自分を選んでくれたみたいなありがたい気持ちになることだと思うんですよ。

船瀬  車の新型モデルみたいなイメージ。新しいモデルだからいいものだと思ってしまう。また、医者が「まだ治験段階ですけど、特別にいい薬があるんですよ」とか言う。

悪魔のささやきだ。治験段階なら、危ないということだろう。

アメリカはちょっと厳しくなっているのでアルバイトを雇う。だけど、日本の場合は患者が知らないうちにモルモットにされている。


本書は、あなた自身にとって天地がひっくり返るほどの衝撃だろう。この覚醒の書が、あなたと家族の命を救うきっかけとなることを、心より祈っています。


◎ 抗がん剤モルモットの条件は、あと1カ月は生きていそうな末期ガンの患者さん。毒投与の実験をやられているとは、本人も家族もまったく知らない(宇多川)

◎ 人間ドックなんて奇妙な風習は世界に日本しかない。そのことも誰も知らない(船瀬)

◎ 悪玉コレステロールと言われると、自分の中にすごく悪いことをするコレステロールがいると思い込んでしまう。厚労省はネーミングが上手(宇多川)

◎ メタボ基準を決める委員のところにはカネが怒濤のように行っている。これは、もう癒着どころじゃない。立派な犯罪(船瀬)

◎ そしてこの国の健康保険制度を始めとする医療行政の問題も摘出します!

◎ 抗ガン剤がガンをつくって、ガンの〝死者〟の8割を殺しているということがばれてしまった(船瀬)

◎ 子宮頸ガンワクチンで副作用があんなに大量に出てしまったことで、ワクチン神話が見事に崩れてしまった(宇多川)

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