化学薬品は症状をごまかす事はできても同時に免疫機能を低下させる

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小澤博樹 連載コラム
 
【前回の記事】
現代医学が処方するクスリ(化学薬品)はなぜ効かないのか
小澤博樹 連載コラム まずは、クスリが何から作られているのかを知る人はそれほど多くはない。 それが石油から作られていることを知らされると...
一般の医療機関で処方する漢方薬はどうか。ツムラ、コタローなどの製薬会社が製造し、医療機器からアルミ箔の袋に分包され、番号が付された形状で処方されている。

本来、漢方薬は自然環境下に生育する草木を採取し、乾燥させ、それを煎じて服用する。

そして患者の体質の陰陽を判定した上でそれに対応できる漢方薬を選び投与しなければならない。

しかし一般の医療機関から投与され漢方薬と称されるクスリは農薬・化学肥料で栽培された植物からつくられている。

又さらに植物から有効成分のみを抽出したエキスを使用している。本来漢方薬は自然の植物をそのまま生薬としたものでなければない

この時点ですでに病院から処方されるものは自然のものではないしこれを使う医師は患者の体質が陰であるか陽であるかを見るのではなく、ただ症状だけを聞き出し、その症状をおさえるだけの処方をする。

東洋医学を理解してないからだ。

このエキスを使った漢方薬では副作用があるばかりか、患者の免疫機能をも低下させてしまい、他の病気を併発するという化学薬品となんら変わりはない。

抗生剤や抗ウィルス剤も石油あるいはバイオ技術(遺伝子組み換え技術)によって作られている。これらは感染症に対するクスリだ。

人の体内には種々雑多な微生物(細菌・ウィルスなど)が生息している。むしろ人体自体が微生物で成り立っていると言っても過言ではない

善玉菌、日和見菌、悪玉菌、ウィルスなど人体内に生息している。

この微生物が人体内でバランスよく保たれていれば、免疫機能も正常でひとは健康を維持する事ができる。

しかし、現代的な食生活、生活習慣により人体内の微生物群のバランスが崩れ、人体の免疫機能が低下した時に感染症は発生する。

感染症

感染症は微生物(バイ菌や病原体)が悪いのではなく、人間側に責任がある。現代医学は感染症が発生すると抗生剤や抗ウィルス剤を人体に投与する。

確かにこれらのクスリは毒物であるため、バイ菌や病原体は死滅し、感染症による症状はおさまる。

しかし、この時、人間に対して有益な菌も善玉菌もすべて殺されてしまうので、人の免疫機能もさらに低下する。

この状況下では他の感染症、例えば真菌症などが発生する可能性がある。

その上、これらのクスリによって人体に多くの副作用が発生する。

クスリの効力(毒性)があるうちは人体の免疫機能は低下したまま微生物も抑制されているがある期間を過ぎると、微生物たちも人体内に再生増殖し始める。

その時最初に増殖し始めるのは悪玉菌である。

それも薬剤耐性(抗生物質が効かない)を獲得した微生物たちだ。院内感染はこれによっておこる。

これを抑えるのに新しく開発されたクスリが投与されその後またそのクスリに耐性を持った微生物が出現し、さらなる感染症をおこすという具合だ。

この悪循環を断ち切るには、くどいようだが、人の食生活や生活習慣を改善して人体の免疫機能を向上させ自然治癒力を回復させるしかない。

この様に現代医学が処方するクスリ(化学薬品)は多種存在するが、そのすべてが症状を一時的に抑え、ごまかす事ができるが、病気本体を治すことができないばかりか、そのクスリの作用により人体の免疫機能は低下し、他の病気をも引き起こす。

もともと病気を根治してくれる特殊なクスリなど存在しないし、今後もその様なクスリが開発されることなどあり得ない。

医薬品メーカーもそんなことは百も承知だ。そんなクスリができてすべての病気が治るのなら、医薬品メーカーはすぐにでも倒産してしまうだろう。

むしろ、患者を生かさず殺さず、病気を長引かせて患者を奴隷の状態にとどめておいたほうが利益が上がりメーカー側にとって得策である。

政府の役人も医師も幾多の難関を突破してその資格を手に入れた頭の良いエリートたちのはずだ。

そのお利口さんたちがなぜ、現代医学や現代医療、医療産業の行うトリックに気ずかないのだろうか。気づいていたとしても、高収入を得られるその職業や立場を手放したくないのだ。

現代人は医薬品(化学薬品)だけでなく、生まれてこのかた、農薬・化学肥料、食品添加物、化粧品、洗剤、毛染め、シャンプー・リンス、消毒剤などの化学物質や放射線などに曝露され続けてきた。
 
その結果発病すればさらに化学薬品や放射線などで痛めつけられた上に財産もむしり取られて行く。
 
民衆からその財産を取り上げていくのは誰なのか。それは当然石油ビジネスを牛耳っている連中だ。

石油ビジネス

 
彼らのやり方は実に巧妙だ。ジョン・D・ロックフェラー(1839~1937)は石油事業を大々的に手がけ、スタンダード石油会社を設立した。
 
そこから得られた莫大な資金でロックフェラー財団や ロックフェラー医学研究所を設立している。
 
またロスチャイルドとも手を組み医薬品製造などの石油ビジネスを拡大していった。
 
しかし彼の父親は石油から作った偽薬を癌の特効薬と偽り、それを民衆に売りつけ大儲けした人物である。また、馬泥棒や結婚詐欺などもはたらく大ペテン師だったのである。
 
その流れを汲んで現在のロックフェラー一族が君臨している。現代医薬品もこの延長線上にあることに疑いの余地はない。
 
何度も言うが石油を原料に製造された化学薬品が病気を治すことなどできるはずはない。
 
化学薬品は症状をごまかす事はできても同時にそれを服用した人の免疫機能を低下させ、諸臓器を破壊するため、さらなる病気を発生させる。
 
このことは水虫のクスリから抗がん剤や点滴(輸液)、輸血、予防注射(ワクチン)に至るまで全ての化学薬品にいえることである。
現代人は、高額な健康保険料を強制的に徴収され、病気治しには全くつながらないクスリ(毒物)を飲まされて、ありがたがっている奴隷である。
 
この奴隷の状態から脱却するには、化学薬品や化学物質、その他の有害物質を身のまわりから排除していくことが必要だ。そして、食生活を玄米菜食とし、生活習慣を改善する。そうすればおのずと適切な判断力が身につき、覚醒し病気も自分で治すことが出来るようになる。これしか道は残されてはいない。
 
【前回のコラム】

現代医学が処方するクスリ(化学薬品)はなぜ効かないのか

病気を作ったのはその病人自身であると自覚すべきである

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小澤 博樹

1949年愛知県碧南市生まれ。1974年東邦大学医学部を卒業後、同付属病院にて消化器外科学、一般外科学を専攻。

1984年、碧南市にて小澤医院を開業し、「食養生」を基本とした代替医療を展開し、現在に至る。

現代医学そのものが金儲け主義であると批判。自らは最少の費用で最大の成果を提供しようと模索する。頑固と良心の共存した、清貧な医者である。

マクロビオテック(玄米菜食)による体質改善、免疫力・自然治癒力の向上を図り、病気を治療に導く有床診療所「小澤医院」のHPはこちら→小澤医院

主な著書に「治す医者か、ごまかす医者か―絶対あきらめない患者学」「医者ができること、してはいけないこと―食い改める最善医療」などがある。