千島学説入門―生命発生からガン治療まで 忰山 紀一 (著)

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千島学説入門―生命発生からガン治療まで

血液は腸で造られる!

闘わないガン治療のための論拠となる革新の生命論

私たちの生命を脅かしているさまざまな問題に対して、識者はいろんな提案を出しています。

正しい論議もあれば、単に代替的なものもあります。

人類がこの危機を乗り越えるには、現状の部分修正ではもはや間に合わないといえます。 根本を変えるということです。

根本を変えるということは、私たちが今までの考えを捨て、新しい哲学をもつということです。

そのひとつの指針として、私は千島学説 の採用を提案します。

千島喜久男教授は、世界的な生物学者であると共に、哲学者でもありました。科学する人であるとともに哲学する人だったのです。

千島学説は、現代生物学〈科学〉にことごとく反対しています。いわゆる部分修正の学説体系ではありません。

教授は観念論で現代科学を批判したのではなく、その事実を証明して見せてくれています。

千島学説は、異端の説として学界ではタブーになっています。

何故タブーになっているかといえば、それを認めれば既成の生物学、医学は、教科書の第一ページから書き直さなければならなくなるからです。

そして、既成学者たちの現在の研究は、理論的根拠を失い大半が無に帰するからです。

骨髄造血説の不可解な実験

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骨髄造血説は、ニワトリやハトを絶食させその骨髄に赤血球がたくさんあるのを見て唱えた学説です。

何故、絶食した後調べたかというと、健康な成体では骨髄は脂肪で充満していて造血が見られなかったからです。

このダン、セーヴィン、キャニンガムらの研究はその後世界の血液学界の定説になってしまいました。だが、よく考えてみると不可解なことです。

造血は栄養状態に支配されるということは、誰にでもわかることです。

なのに、長い間絶食させた後だとか、大量の失血のあとなどに骨髄中に赤血球が多いからといって、それを健康な栄養のよい人や動物に、そのまま適用するということは大きな誤りです。

正常な判断力のある人ならこのことはすぐに気づくはずですが、これだけ矛盾した説が世界の血液学者の聞で、今日でも通用しています。

分裂しない赤芽球

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骨髄造血説にはさらに重大な誤りが見逃がされています。

既成細胞学では細胞は分裂によって増加するとされているが、このような絶食後の骨髄中で赤血球のもとになる血芽球が、まったく分裂していないことです。

このことに気づいて疑問を呈している血液学者もいますが、この矛盾は血液学者にはだれも説明できません。

また、細胞分裂像を少し見たという研究家もいますが、それは別の像を見誤ったものでしょう。

腸造血説

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千島教授は系統発生的にも赤血球造血は繊毛のあるところであるということを看破し腸造血説を唱えました。

すなわち、進化論的には下等動物では腔腸や消化器で造血するし、個体発生的にも人聞の場合、最初は卵黄嚢の繊毛で造血し、続いて、卵黄の少ない哺乳類やヒトでは子宮内面ヘ子宮壁のある血管の開放端から出血し、その血球モネラから胎盤繊毛ができ、その繊毛壁細胞から血球ができているというのです。

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そして、妊娠中は胎盤の紋毛で、親の赤血球からそれぞれ卵黄嚢繊毛や胎盤繊毛の夢細胞を新生し、その織毛壁細胞が成熟すると、その内部に無核の赤血球が一O数個胞子形成するような過程で新生し、それが連続して血管となり、騎帯の静脈から胎児の体内に運ばれ胎児のすべての細胞の母体となります。

そして、出産後は母親の血液補給が断たれるので、初生児は初の母乳、後に食物を摂り、その消化産物から腸粘膜の繊毛を形成し、その腸の繊毛で造血するというわけです。

すなわち、千島学説では、卵黄嚢造血、胎盤造血、そして出産後の腸造血と、それぞれの繊毛で造血されると唱えたのです。

腸の繊毛は植物の根の根毛に相当します。

動物の腸は植物の根を翻転して体内にとり入れたものともいえます。既成学説では異所造血といって、骨髄外造血を認めています。

つまり、脂肪や筋肉、その他の内臓組織からの造血です。

しかしこれは、大量失血後や病気などのために栄養が不足し、腸造血が行なわれないため、体細胞が赤血球に逆分化するのを見誤まったもので、食べものは血となり肉となる という古来の常識的な言葉のほうが、現代血液学者より直観的に真理をついていると言えます。

血球がどこで造られようと構わないという、乱暴な読者もおられるかも知れません。

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しかし血液は生命です。

その血液の容積の四七%を占め、全血球数の九九・九%以上を占める赤血球がどこでできるかということは、生命にとって重大なことです。

千島教授の腸造血説 が認められる日が来た時は、世界中の病理学、衛生学、栄養学、保健、そして医療そのものが大きく変ることでしょう。

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by ヨメレバ

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