【波動療法について】ドイツ生まれの波動測定装置「EAV」

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小澤博樹 連載コラム

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【波動療法について】波動測定装置「ラジオニクス」
小澤博樹 連載コラム 波動療法について説明していく前に、まずは、波動測定装置あるいは波動解析装置の開発の歴史を紹介していくことにする。 この...

もうひとつの「EAV」タイプの波動機器の歴史についてはどうか。

「EAV」の開発者はラインハルト・フォルReihold Voll(1909~1989)博士ひとりである。

フォル博士はドイツ人で、長年にわたり中国上海医学院に留学し、1950年代に漢方医学と量子力学の研究を通じて「EVA」医療体系をつくりあげたといわれている。

[EAV]とはElectric Acupuncture According To Dr Vollフォル博士による電気鍼灸治療器として現在、「アキュプロⅡ」(アメリカ)、「AMSAT」(ロシア)などがある。

株式会社 非物性技術研究所 より引用 (※1)

当院では波動機器として、PRA-NK型(株式会社 非物性技術研究所製)、音調装置MK-5(株式会社アルマローズ・ジャパン製レヨメーターPS1000 ポーラー(RAYONEX社製)を活用して診療にあたっている。

ここではPRA-NK型を中心に説明を加えていく。

PRA-NK型は前述したアルバート・エイブラムズが発見したERA(Electronic Reaction Of Abrams エイブラムズの電子反応)を原理としている。

この原理のもとに1990年代の初め北里大学医学部助教授(当時)中村國衛医学博士が開発したものである。

現在ではPRA(Psychogalvanic Reflex Analyser、精神電流反射分析器)と呼ばれているが、旧名称はQRS(Quantnm Resonance Spectrometer量子共鳴分析器)としていた。

PRAの原理、理論、メカニズムは、PRAの開発者側の意見を重視し、その著書「波動医療とよばれて」堀尾保次、中村元信共著、一般社団法人PRA臨床応用研究会出版部・刊より抜粋してお伝えすることにする。

従ってその詳細は同著をお読みいただきたい。

発行所 一般社団法人PRA臨床応用研究会 東京都町田市中町1丁目17番3号三ノ輪ビル4階

Tel(042-739- 2212)

Fax(042-739-5336)

URL:http://www.pramd.com

E-meil:pramd@abeam.ocn.ne.jp

PRA

生体から発せられる微弱なエネルギーの変化を身体の電気的変化、すなわち生体インピーダンス(電気抵抗)の変化としてとらえる装置として開発された。

PRAを用いて検査をする際は人(検者、被検者)と装置が一体となって結果を導く。ここが一般の検査機器とは大きく異なっている。

PRAは検者が検査対象物を通して検査項目を認識することにより、検者の身体の反応として表れる皮膚の電気的変化を補足し、それを音に変換している。

インピーダンスの変化は検者の原始的感知機能と信号系をセンサーとして使用していると推測される。

PRAの原理は物質を構成する原子の内部から発生する横波の磁気(中性子及び電子の運動に基づく)縦波の磁気(電子と素粒子群の共鳴状態から発生する微弱エネルギー)の大きく分けて2種類のエネルギーを推定する技法である。

従って素粒子レベルのバランスの乱れも情報として補捉できる。(中村國衛医学博士)

PRAは世にある他の一般的な装置のように現代科学の理論や成果を背景に生まれた装置ではない。

従ってこの装置自体の原理や仕組みを解明するためには従来の電気的、電気工学的な検証方法では無理である。

現代物理学にはこれらを説明できるような理論はない。ただ、量子物理学の中にこれらの答えにつながる理論がかいま見える。

この種の装置が正しく評価されるためには、制作された装置や回路やシステム、操作に「電気的な意味があるか否か」、「物理的に意味があるか否か」ではなく、「生物的反応を引き出せるか否か」、「生体にとって意味があるか否か」との観点から見る必要がある。

生体の生物的反応とは、「個体の生命維持のために働く最も原始的な感知機能に基づく全身的な反応」と定義されている。

「固体の生命維持に働く最も原始的な感知機能」とは「一個の細胞に影響を与える情報を感知、その適・不適を判断し、生命維持のために適切な反応(適=接近、不適=逃避)を可能にする機能のことをいう。

生命体がこの「適」か「不適」かの判断にもとづいて適切な対応(反応)をとることでその生命体の生存や生命維持が保障されることになり、この感知機能こそが生命体の生存にとって欠かすことのできない根元的な感知機能である。

単細胞生物に具わる最も原始的な感知機能に基づく反応のことを「生物的反応」という。

多細胞生命体においても感覚器官や機能が特化した細胞組織による感覚だけでなく、この単一の細胞レベルでの原始的な感知機能は存在しその適・不適を判断、それに基づいた反応が何らかの全身的な反応となって現れると考えている。

この無自覚な生命反応のことを「生体の生物的反応」と呼んでいる。

人間にもこの生物的反応は存在し、その生命維持のために、環境に存在するあらゆる情報(その存在を発見している、していないにかかわらず)を感知、反応していると考えられる。

この生物的反応は無自覚な全身反応であることから、通常は気が付くことはないが、まれに第六感と表現されるような感知を自覚することはある。

それはこの生物的反応が背景となっている。

PRAによる検査は目に見えるものを対象とはしていないことから、器質的疾患や生化学的変化を明確に解明することはできないが、各臓器の機能、つまりその働きの良し悪しを判定するには適している。

レントゲンやCT、MRIで見ても分らないような機能の異常をPRAで判定することができる。

PRAは東洋医学で言われるところの気を自覚コントロールするための補助的な働きをする装置である。

特殊な才能や特別な訓練に代わって、いわばその無自覚な気の感知を装置のプローブ操作に基づいて生体インピーダンス(皮膚の電気抵抗及び筋力)の変化として捉え、発信音の変化として確認すると伴に、装置の操作システムを使って気をコントロールしている。

従来の科学が、当然のように対象としてきた色や形、音や香りや味のある世界、つまり物質や空間や時間が存在する世界は、人間感覚受容器により入力された電気信号にもとづいて脳内で変換された(=認識した)後の世界である。

しかし本来の世界は、変換(=認識)前の、色も形も音も香りも無く、物質や空間や時間も無い非物性秩序の相互作用だけが存在する世界なのだ。

自然現象や生命現象の解明に取り組み、その原理を追及しようとする時に、現象の本質の世界である「変換(=認識)以前の「世界」を直接対象とせずに、「変換(=認識)以後の「世界」を、いわば間接的に対象としているだけでは真の世界を見ていることにならない。

この「変換(=認識)以前の世界、非物性秩序の世界を観測、解析するのがPRAのもつ機能である。

PRAの技術としての本質は電磁気レベルの機構にあるのではなく、人の認識機能を介して非物性レベルに直接働きかけるための新しい技術でありシステムである。

例えば霊障や憑依現象も認識後の世界、物質や空間や時間に制約された世界観をもとに考えるから、そんなことはありえない、単なる妄想だとかたずけてしまっているだけのことである。 

認識前の世界観、物質や空間や時間に制約されない非物性秩序の世界観に立てば、それがありえないことだとは言えなくなってくる。

従って、病気の診断、各種臓器の状態、精神感情状態などをPRAで判定する時は、いわゆる現代医学、物性的な診断ではなく、非物性的な診断となる。

PRAのもつ諸機能

PRAのもつ諸機能には次のようなものがある。

(1)病気の診断機能(非物性的診断)

(2)適合テスト(マッチングテスト)

病気や症状を改善するためにどの薬や健康補助食品、サプリメントなどが有効かを判定する。

(3)相関性テスト

病因因子の特定や症状の部位の特定等に活用される。

(4)処方水作製機能

その患者にとって有効な波動情報を水に入力し、それを患者に投与する。

(5)パンチショット法

患者にとって有効な波動情報を直接その患者の手から入力する。

(6)遠隔治療法

PRAから遠く離れたところにいる患者に対して行うもので、その患者から採取した毛髪を介して有効な波動情報を入力し、患者本人へと送信するものである。

PRAは写真(※1)に示すように、装置本体(中央の黒い機器)とそれに接続されたスティック(左手前の棒状のもの)とプローブ(右手前の黒い箱状の器具)。

消息子からなっている。スティックは患者が手に持ち、プローブは測定を行うものが操作する。

患者から発せられた波動(生体微弱電磁エネルギー)を装置が測定し測定数値をコンピューターが処理し、モニター画面に表示する。

測定項目には医療用として約4000項目(病気や症状、臓器、器官、組織などの生理機能、情緒・感情などの心理機能、霊性関連、ウィルス、アレルゲン、ミネラル、重金属、食物、陰陽など)が採取され、診断や治療の必要に応じて、測定用のコードを作成することができる。

測定可能範囲は-21から+21までである。

ある項目を測定した時、-21ないしはそれに近い測定数値が得られれば、その項目に病変や障害があることを示す。

逆に測定数値が+21ないしはそれに近い程、健康状態が優れていることを意味する。

ちなみに測定値が+21~+15は非常に良好な健康状態、+14~+10は健康、+9~+5は要注意、+4~-21は危険な状態にあることを示す。

現代医学による検査はレントゲン撮影やCTなど放射線を使用しMRIは強力な電磁波を使用するため、人体に悪影響を及ぼすが、PRAによる病気診断では、悪影響なしに、短時間に簡単にそして安価に行うことができる。

例えば、癌や白血病がその患者の体内に存在するか否か、免疫機能やストレスの程度、またうつ病や統合失調症など精神疾患の有無、さらに憑依霊や霊障の有無まで判断することができる。

もちろんこれら疾患や不調を治療することもできる。霊障の場合はそれを浄霊あるいは除霊することも可能である。

早期癌、末期癌を問わず、癌患者の波動測定値はほぼすべての測定数値で-21かそれに近い値を示す場合が多い。

これは癌病巣が存在する臓器だけが障害されているのではなく、人体全体が障害されていることを示す。

つまり当然ながら癌はその局所だけの病気ではなく全身的な病気であることが分る。

この結果からも明らかなように、局所的な治療法である手術は無意味なのである。

ちなみに、死体の波動測定をすると、すべての項目で-21を示す。

だから、こうなる前に早い時期から食生活や生活習慣を改善して、人体の波動値を向上させておくことが重要である。

波動を言い換えれば気であり、人体の気を高めておくことが重要ということになる。

当院の波動測定において、患者の体質を判定する場合は、陰と陽の測定項目を用いて検査する。

たとえば患者の陰が-21、陽が-10であれば陰性過多体質者と判定する。

当院での病気治療においては、患者の体質が陰か陽か診断(判定)することが最も重要であり、現代医学的な診断名などそれほど重要なことではない。

現代医学的な病名、例えば癌だとか高血圧だとか診断を付けたとしても現代医学的な治療では病気は治癒しないからである。 

PRAのもうひとつの大きな機能に「適合テスト」(マッチングテスト)がある。

これは物質(例えば健康補助食品や化学薬品、食物など)のもつ微弱磁気エネルギー(波動)が人体にどのような影響を与えるかを判定するものである。

平たく言えば、人と物との相性が、波動の変化から判定できるということだ。この機能を使って行うのが「マッチングテスト」である。

これにより、患者と特定の健康補助食品や食物などとの相性をみることができる。

マッチングテストは患者の片手にPRAのスティックを、もう一方の手に健康補助食品や薬剤などをもたせ波動を測定する。

薬をもった時の測定値と、もたずに測定した基準測定値とを比べ、薬をもって測った時の測定値の方が高ければ、その薬はその測定対象者(患者)にとって有効であることになる。

逆の場合はその薬が無効ないし有害であることになる。

化学薬品

実際に化学薬品と患者とのマッチングテストを行ってみると、化学薬品の激しい副作用が数値で示される。

化学薬品はターゲットとなる症状の波動レベルを改善するが、反対に免疫機能、ストレス、癌、諸臓器、精神感情面などの測定項目では、いずれも波動測定値を悪化させるのである。

このように化学薬品は症状のみをごまかすことはできても病気本体を治すことができないので、副作用に苦しみながら、化学薬品を一生涯のみ続けなければならない。

つまり、患者は化学薬品の奴隷と化していくのである。これが化学薬品の危険でおそろしいところなのである。

現代医学では医薬品の有効性を判定する際、その医薬品を化学分析し、その構成成分が症状を抑えることができるか否かで判定する。

それが症状を軽減すると証明されれば、免疫機能や諸臓器の機能などを破壊してしまう代物であっても、それは有効な薬剤として認可される。

その薬剤を投与し、病状が悪化したとしても、副作用だからいたしかたないことと、しらを切る。

また、化学薬品の有効性や有害性を判定するのに、従来より動物実験が行われてきた。しかし、波動測定装置を用いて検査するだけで明確な判定結果を得ることができる。

従って実験動物を殺したり傷つけたりする必要性は全くないのだ。

一般の医療機関から処方される番号の付されたアルミの袋に入った漢方薬エキスについても、多くのマッチングテストを行ってきたが、化学薬品と同様、そのターゲットとなる症状のみを改善するが、他の測定項目の波動測定値を悪化させる結果がでている。

漢方薬エキスは農薬、化学肥料で栽培生産されたまがいものだからだ。

健康補助食品やサプリメントを波動測定してみると、その90%以上のものが有害あるいは無益だと分る。

食品類を波動測定してみると、肉、魚、卵、乳製品、砂糖及び菓子類、食品添加物が添加された食品などは免疫機能、諸臓器の機能、癌などすべての測定項目で測定値を悪化させてしまう。

また穀類、野菜類であっても農薬や化学肥料で栽培されたものすべて波動測定値を悪化させる。

つまり、一般のスーパーや八百屋で販売されているものでは人の健康を維持していくことさえも不可能なのである。

無農薬有機栽培と表示された農産物、JASマークの付された農産物であっても、すべてのものが波動レベルを高めてくれるわけではない。

波動レベルを高めてくれるのは、ほんのひとにぎりの無農薬有機農法産の農作物だけである。これも波動測定装置を用いて検査しないかぎり、それが良いものか否かは判定できない。

波動レベルを高め、健康を維持、あるいは病気予防、病気癒しにつながる食物は、やはり無農薬有機農法産の玄米と野菜、そして海藻である。

しかし無農薬有機農法産の白米や発芽玄米、分搗き米などでも人体の波動レベルは向上することなく有害である。

食物以外にも食器類、調理器具類などについても波動測定を行い、その善し悪しをみきわめなければならない。

毛染め、芳香剤、消毒剤、農薬、除草剤などの化学物質、IH調理器具や電子レンジ、ハイブリッド車、電気自動車、携帯電話から発生する電磁波、LED電球内に含まれる有害物質なども波動レベルを低下させ、人体を破壊する。

PRAなどの波動測定装置を用いて、日常生活の中で常用されるものを波動測定すると、ほとんどのものが有害であり、まがいものばかりであることが分かる。

この様に最大限に汚染された社会環境で病気にならず健康に生きぬいていくのも並大抵のことではない。

PRAによる治療は現代医学とは異なり、副作用もなく、何の被害もないが、これだけで病気を治そうとしても不可能である。

無農薬有機農法産の食材を使った玄米菜食を実践することこそが、無病にして長寿をまっとうする唯一無二の方法である。

【参考文献】

「エヴァ」1997年6月号№8  サンマーク出版

「波動医療と呼ばれて」  堀尾保次、中村元信・共著 一般社団法人PRA臨床応用研究会

「治す医者か、ごまかす医者か」 小澤 博樹・著  三五館

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小澤 博樹

1949年愛知県碧南市生まれ。1974年東邦大学医学部を卒業後、同付属病院にて消化器外科学、一般外科学を専攻。

1984年、碧南市にて小澤医院を開業し、「食養生」を基本とした代替医療を展開し、現在に至る。

現代医学そのものが金儲け主義であると批判。自らは最少の費用で最大の成果を提供しようと模索する。頑固と良心の共存した、清貧な医者である。

マクロビオテック(玄米菜食)による体質改善、免疫力・自然治癒力の向上を図り、病気を治療に導く有床診療所「小澤医院」のHPはこちら→小澤医院

主な著書に「治す医者か、ごまかす医者か―絶対あきらめない患者学」「医者ができること、してはいけないこと―食い改める最善医療」などがある。