ガンを治す「波動医学」:難病に打ち克つ近未来医療 船瀬 俊介 (著)

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●まずは、ガンを引き起こす “汚血”の10大原因に気づこう
●細胞が発する「固有の音」を聴く最新の音響細胞学
●古来からの「食養」「ヨガ」「鍼灸」も、実は「波動療法」
●「祈り」「気功」「超能力」の効力を裏付ける量子力学
●「波動理論」が解き放つ、葬られた医療理論・治療法

現代医療のブレイクスルー、「波動革命」を目撃せよ!

第1章 ガンは治りやすい! 自然な「波動」で消えていく──ただの〝くたびれた細胞〟、ゆっくり休ませる

ガン細胞は〝くたびれた〟細胞、休ませれば治る

●ガン細胞は存在しない!

最新のガン情報を聞きました。

「……『ガン細胞は存在しない』。これが世界医学界の最新の考えなんです」

目の前でうなずくのは、徳島大学医学部、大橋眞名誉教授。

初対面のわたしも、えたりとばかりに返しました。

「それは〝くたびれた細胞〟でしょう!」

「そう、そうです。ガンはただ〝くたびれた細胞〟なんです」

教授は、にっこりほほ笑んでおられます。

「ガン細胞は存在しない!」と聞いたら、日本のガン研究者は、耳を疑って絶句するのではないか。「自分たちのこれまでの研究は、いったい何だったんだ?」

●無限増殖論から幹細胞説へ

大橋教授は断言する。

「……『ガン細胞はない』という流れです。一〇年ほど前からアメリカでも『ガン幹細胞説』が出ています。

昔のようなルドルフ・ウィルヒョウの無限増殖論という考え方は、とっくに主流ではない(161ページ参照)。

だから、日本でも考え方を変えなきゃいけない。すると、①抗ガン剤、②放射線、③手術の三大療法に代わる別の戦略が必要です。身体の免疫力を生かすとか」

日本の大学でも、「ガン幹細胞説」の研究者が増えている、という。

「……幹細胞とは万能細胞のことです。それから(ガン細胞が)〝分化〟していく。すると普通の細胞とどう違うのか、という話になる。

幹細胞の時からガンに〝分化〟しているのがある。

それが『ガン幹細胞説』だけど、そんなの普通の細胞が〝分化〟するときにガン化する、というけど、すでに普通の形をとらない。〝分化〟異常みたいなものです。そうなってしまったら、もう普通の幹細胞と変わらない」(大橋教授)

──けっきょく、〝くたびれた〟細胞ですね。

「そうそう!(笑)そのように説明するしかない」

──〝くたびれた〟細胞が元に戻ったり、悪くなったり?

「〝くたびれた〟細胞だから、もう増殖する能力とかはないですよ」

●いじめないで休ませる

──つまり、アポトーシス(細胞死)というか、死んでいく……?

「ただ、普通の細胞がある一定の形でしか増えないのに、〝くたびれた〟細胞は制約がないので、一応ただ増えていく……」

──目標なく、むやみに増える。けっきょく、カオス(混沌)となった細胞……?

「そうそう、そんな感じ。でも普通のガン細胞にも寿命はある。だから、体の免疫力さえ保っておけば、ガンはある方向に終息するでしょう」

──そこに抗ガン剤など投与したら……。

「それは身体が弱るだけですよ。ガン細胞というのがそもそも〝くたびれて〟いる。いじめるんじゃなくて、ゆっくり休ませてあげればいい。すると治るんです(笑)」

●新たなガン「疲弊細胞説」

ついに、最新医学もガンの正体を明らかにしてきたのです。最先端の研究が到達したのが、このガン「疲弊細胞説」です。

それは、これまでのガン理論を根底からひっくり返すものといえます。

ガンが〝くたびれた細胞〟なら、どうしたらいいか?

子どもでもわかります。「ゆっくり、休ませてあげればいい」。

「波動生理学」で言えば、不自然な「波動」でガンになった。なら、自然な「波動」を細胞に与えてあげればいい。

「細胞疲弊説」にもとづけば、どうしたらガンが治るかも見えてきます。

ガン細胞を疲れさせた悪い「波動」の原因を、一つひとつ取り去ってやればよいのです。

「原因」を改めれば「結果」も改まります。むずかしくいえば、これが「因果律」です。

●「正常細胞」と「疲弊細胞」比較

写真0─2(21ページ)が、「正常細胞」「疲弊細胞」の比較です。

右の健康細胞(正常細胞)は、対称的に整った音波で振動しています。

左の疲弊細胞(ガン細胞)は、非対称の乱れた音波で振動しています。

これらは、最新テクノロジーで細胞固有周波数を測定し、その調和性を図形で表したものです。

この技術で、「元気で健康な細胞」と「くたびれた細胞」とのちがいは、一目瞭然です。

写真1─1は、さらに「正常細胞」と「ガン細胞」の音波波形を比較しています。

やはり、「正常細胞」は波形が整い、「ガン細胞」は波形が乱れています。

なぜ、ガン細胞から発する固有周波数の波形が乱れているのでしょう?

それは、「気」の乱れにより、細胞が悲鳴をあげているのです。「気」とは「生命エネルギー」のことです。それは「波動エネルギー」です。

「気」が乱れると、その「波動」も乱れます。

だから、細胞の固有振動から描かれる図形が、左右非対称で乱れているのも当然です。

この「音波図形法」は、「正常細胞」(健康細胞)と「ガン細胞」(疲弊細胞)を見分けるのに、たいへん役立ちます。

細胞が疲弊する原因は〝体毒〟である

●万病は〝体毒〟から生じる

では──健康な細胞が、なぜ〝くたびれて〟しまったのでしょう?

細胞が〝くたびれた〟原因は、ズバリ〝体毒〟です。

〝体毒〟による血液の汚れが、細胞を〝くたびれさせた〟のです。

つまり、血液の汚れが、細胞の生命波動を乱しているのです。

これは、ガンだけではありません。万病は、〝体毒〟から生じるのです。

この真理に、西洋医学の医師たちはまったく気づいていません。病気の原因を、西洋医学のお医者様に聞いてごらんなさい。

「医学の永遠の謎ですなあ……」と、まるでひとごとです。しかし、東洋医学のお医者様は、ずばり言います。

「病気は〝体毒〟から生じる」。

正解です。

この一事をしても、西洋医学より東洋医学のほうがすぐれています。

西洋医学は生命を「物質」ととらえ、東洋医学は生命を「波動」ととらえる。

その差はニュートン力学と量子力学、約三〇〇年の格差に匹敵します。

●〝ニュートンの檻〟の囚人

西洋医学の根幹は化学療法です。それは、約三〇〇年も昔の科学です。

当時、人々は、生命とは物質の化学反応によって生じると考えていました。

まさに、生命機械論です。だから、病気=化学反応の乱れ、ととらえたのです。

化学反応の乱れなら、化学薬品で調整すればよい。これが薬物療法の根本的な発想です。

ニュートン科学が「物質」を対象としていたから、無理もありません。

そして、現代医学は、いまだにその三〇〇年前の檻おりの中に幽閉されています。

だから、生命の本質を解明できていない。それだけでなく、患者の九割をも治せない。

そして、治そうとすればするほど、患者を〝死なせて〟しまう。

〝死に神〟が空を舞う〝死の教会〟で繰り広げられる、黒い喜劇の舞台を見るようです。

●いかなる物質も存在しない

それに対して東洋医学は、古来から「気」を根本理論としています。

それは、「波動」を対象としています。その真理を解明するのが量子科学です。

──ニュートン科学(物質)vs.量子科学(波動)──

近代から現代にかけて、世界の医療利権を独占してきた〝闇勢力〟ロックフェラー財閥は、人類をニュートン科学の檻に閉じこめて今日にいたります。

しかし、現代は、それをはるかに超える量子力学の時代なのです。

量子力学の根本は「波動」です。

だから、「波動医学」こそ先進医学であることは、いうまでもありません。

──宇宙のあらゆる存在は「波動」である。いかなる「物質」も存在しない──

量子力学の父、マックス・プランク(写真1─2、一八五八~一九四七)の炯眼が、すべてを物語ります。

ガン、万病のもと〝汚血〟の一〇大理由

●万病の「原因」は〝体毒〟

そもそも、人はなぜ、病気になるのでしょう?

生命エネルギーの「気」から病気を解明していったのが東洋医学です。

東洋の叡え い智ち は、とっくの昔に、病気の本質をつきとめていました。それが、──〝体毒〟による血液の汚れ──なのです。

その〝汚血〟の一〇大理由も、はっきりしています。

(1)食べ過ぎ:代謝能力以上を食べると、老廃物として〝体毒〟が細胞にたまる。

(2)悩み過ぎ:毒蛇の三~四倍の猛毒アドレナリンなどを発生し、ムカムカする。

(3)動物食:腸内で「腐敗」、消化で「酸毒」、血管に「血栓」でガンを促進する。

(4)砂糖のとり過ぎ:「白砂糖は猛毒」と専門家も警鐘。体液pHを酸性にする。

(5)揚げ物:高温の油で強い発ガン物質AAが発生。唐揚げで一〇年早死にする。

(6)運動不足:筋肉の老化は、生理的老化を加速。運動に高いガン予防効果あり。

(7)浅い呼吸:交感神経を緊張させ酸欠、緊張、不安、ストレスで、心身不調に。

(8)血行不良:酸素、栄養不良を招き細胞を低酸素にすると一〇〇%ガン化する。

(9)笑わない:死亡率は二倍、認知症リスクは三・六倍、笑いは、万病の妙薬だ。

( 10)環境汚染:医薬品、農薬、食品添加物、電磁波などによる汚染で発ガンする。

●自然に生きる野生動物たち

ガンはただ〝くたびれた細胞〟なのです。だから、治りやすい病気です。

病気にはすべて「原因」があります。「原因」をとりのぞけば、病気も消えていきます。それは、あたりまえの真理です。

ほんらい、野生の動物にガンは存在しません。野生動物たちは、自然のままに生きています。

だから、ガンなどの病気になりようがないのです。 

同じ動物でも、ペットはちがいます。あちこち病気だらけです。

ペットは買い主とおなじ病気になる……という笑い話があります。

病気の「原因」は、不自然な生き方です。不自然な食事、不自然な考え方……。

つまり、あなたの日々の生活が、ガンをつくったのです。

「原因」は、はっきりしています。なら、その「原因」を自然にもどす。

つまり、自然に近づく。そうすれば、ガンから遠ざかります。

じつに、あっけない話です。