「健康茶」すごい!薬効 もうクスリもいらない 医者もいらない 船瀬 俊介 (著)

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「健康茶」すごい!薬効 もうクスリもいらない 医者もいらない

船瀬俊介渾身の調査!

埋もれた名著『船瀬俊介の民間茶薬効事典』の完全復刻改訂版!

この1冊で今日からあなたも健康茶マスターになれます!


……健康茶の温かい一杯を、じっくり味わってみませんか? わたしたちの故郷、日本には、それこそ一〇〇種を超える薬草や野草のお茶があります。

いわゆる民間茶です。日本列島は、世界に類をみない“薬草列島”なのです。

それは、どれをとってもおいしく、深い滋味をたたえています。

どれも“薬草“とは思えぬやさしい味わいに、驚かれることでしょう。この島国の四季が育んできた各々の民間茶には、深い味わいとともに、驚くほどの薬効があります。

「クスリを飲むより、伝統の薬草茶を飲みなさい」これは、国際自然医学会会長、森下敬一博士のアドバイスです。

あなたが、日頃、あたりまえのように頼っているクスリの正体は“化学毒”です。

「クスリは、本来“毒”である」この原則を忘れてはいけません。クスリの“効能”とは、毒物に対する生体の一時的反射にすぎません(毒物反射)。

クスリという毒物をとり続けると、薬毒は体内にたまり“体毒”となります。

“体毒”は、万病のもとです。

ジワジワさまざまな病を引き起こします。逆に健康茶は、ゆっくり体質を改善し、持病をじっくり治してくれるのです。

▼ガン、糖尿病、胆石、不妊、認知症……!

この本は、二九種類の健康茶の特徴と効能を、詳しく書いています。その「効能」は、けっして時代遅れの迷信ではありません。

それは声を大にしていいたい。本書では健康茶の効能の科学的証明を、できるかぎり詳しく書くことに重点をおきました。

取材、執筆で、調べれば調べるほど、現代医学からみても健康茶の医学的効能は凄いのです。

それは、まさに照嘆に値します。「薬」という漢字は「草」で「楽」になる・・・と読めます。

つまり、野草こそが、本来の薬のあるべき姿だったのです。あなたは、目次を見ただけでびっくりするでしょう。

「ガン、老化防止」「動脈硬化、認知症」「胃潰瘍」「糖尿病、胃炎、便秘」「精力増強、不妊改善」「胆石・結石」「肝炎、アトピー、高血圧」・・・。

「これは、薬じゃないの?」思わず、つぶやくでしょう。

いえいえ、紹介するのは、すべて民間茶です。わたしたちの先祖が、一000年、二000年と、この列島で飲み続けてきた天然のお茶の数々です。

そして、この本で紹介した医学的効能は、すべて科学的な実験と疫学的調査で確認されたものばかりです。

医食同源まず食養こそ生命を養う道

「食」という字は「人」を「良」くすると書きます。

「薬」という字は「草」を「楽しむ」という意味です。そして、「草」で「楽になる」。つまり、クスリの原点は薬草なのです。

食いまちがいは、生きまちがい、ともいいます。

「食事が偏れば、生命が偏る」ということもまちがいのないところです。だから命の養生は、まず食の養生、つまり食養にあるのです。

ただし、わたしはガチガチの正食論者でもありません。菜食主義者でもありません(肉はできるだけ食べないようにはしていますが)。

なんでも感謝していただく、が基本ですが、用心も肝要です。

いまの食事は、それだけ油断もならないのです。

たとえば輸入農作物。そこには収穫後の農薬散布が行なわれています。いわゆるポスト・ハーベスト。

これらは大半が発ガン物質など毒物であり、かつ環境ホルモンでもあります。国内外を問わず、化学農法の作物には残留農薬の恐怖がつきまといます。

また、緑豊かな野菜にも用心。硝酸態窒素が残留している恐れがあるからです。これは窒素肥料をやりすぎたために起こります。

食用すると体内でニトロソアミンという発ガン物質に変化し、ガンを防ぐはずの野菜がガンを誘発します。動物性堆肥のやりすぎでも起こります。

“有機”栽培ですら信用できないとは、皮肉です。

新鮮な草や葉!野生動物がもっともグルメだ

「野生動物がもっともグルメだ」といったら、驚かれるでしょう。しかし、考えてみると、彼らは直接、大地に生えている草を食みます。

木々の若葉を枝から食べます。人間は、八百屋から買ってきて調理して食べます。その鮮度、ビタミンなど栄養素は、まさに雲泥の差でしょう。

俗に、朝どり野菜はうまいーーーといいます。

鮮度がそれだけ保持されているわけです。ところが、野生動物は生えているまま食うのです。

風味、栄養、これほどの理想はありません。

子どものころ、なっているキュウリをもいで、その場でかじったことがあります。

八百屋で売っているものとは、天と地の開きがある風味、絶品です。

人間は収穫して、鮮度も風味も落ちているものを食うしかありません。だから、調味料で味付けするのです。

すると、こんどは必要量以上に食いすぎて、やれダイエットだ糖尿病だとさわぎます。人間様の食文化というのも、考えたら因果なものです。

野生動物は、必要なものを、必要な量しか食べません。カロリー計算もなにもありません。どちらが賢いものやら・・・・。

いささか首をかしげてしまいます。

自然界に、人間ほど病気をする動物はいない

鹿や牛など草食動物は、ビタミン、山野に自生するたいていの草や木の葉を食べます。ビタミン、微量栄養素など、そのバランスの妙はパーフェクトでしょう。

また、そのような消化機能もそなえています。「自然界に、人間ほど病気をする動物はいない」とよくいわれます。

糖尿病、心臓病、ガン、高血圧、アトピーなどなど。大自然に生きる動物たちにこのような症状を探し出すことは不可能に近い。

自然界の恵みを、本能(知恵)の命ずるままに食べているからです。自然界に躍動する獣や鳥たちの姿が、感動的なほど美しい。それもあたりまえなのかもしれません。

「空を飛ぶ鳥は、明日を思い喝うこともない」という一節が聖書にはあるそうですが、いやはや、「アレを食いたい」「コレも飲みたい」というのは、つくづく人間の業だな、と苦笑してしまいます。

犬、猫ですら病気のときには野草をかじる

野生動物は、病気やけがをしたとき、それを治す薬草をとりわけ選んで食べます。飼っている犬や猫ですら病気のときには原っばなどに出て野草をかじると聞きます。

彼らは本能的に病を癒す薬草を感知しているのでしょう。

また、古代から人類は野生動物たちのそのような食餌行動を子細に観察したでしょう。そして、毒のある草を見分け、“病を癒す草”を見出し、体得したようです。

漢字で「薬」という字を「草」で「楽」になると書きます。

その発見状況を想起させ、じつに興味深い。

ただし、人間は野草をそのまま食うことはほとんど不可能に近い。牛や羊などと比べても、消化形態もまるで異なります。

たとえば生のヨモギなどとても口にはできません。クマザザを食え!パンダじゃないから無理です。

そこで次善の策として「茶の文化」が発生した、と筆者は考えます。

世界中あらゆる民族、部族にある「茶の文化」

世界中、あらゆる民族、種族に、必ず独自の「茶の文化」があることは興味深い。

その土地の野生植物を煎じて、飲用するのです。採取経済から農耕社会へと、文明を発達させてきた人類ーー。

その過程で、かつて草をかんだり、木の葉を食べたりして摂取していた必須微量栄養素を、「茶」のかたちに変えて摂取することで、栄養滋養の偏りを防いできたのではないでしょうか。

そう考えれば、野生植物の煎じ汁を「民間茶」として常用してきた各民族や部族の知恵もうなずけます。

同様に、酒に浸したり、ときには粉末などを飲用したりして、不足したり偏りがちな滋養バランスを保ってきたのでしょう。

たとえば、六〇〇〇年という歴史を誇る漢方医学。

古代中国からの草根木皮の「茶」を体験科学として体系化したものといえます。

効能穏やかで「未病」を改善するものを「上品」、中間を「中品」、即効性のものを「下品」と三分類した(『神農本草経』)のも病気予防を理想とする漢方の真髄を感じます。

とうぜん即効の「下品」は、処方にあたって副作用など十分な配慮が必要なことはいうまでもありません。

現代の化学合成の医薬品は、すべてこの「下品」に分類されることになるでしょう。


◎ がん、動脈硬化を防ぐには、「明日葉茶」

◎ 糖尿病、胃炎、便秘には「アロエ茶」

◎ 精力増進、不妊改善には「イカリソウ茶」

◎ アレルギーには「イチョウ茶」などなど…

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