死ぬまで元気に生きるための七つの習慣 自然的生活のすすめ 山田 豊文 (著)

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死ぬまで元気に生きるための七つの習慣 自然的生活のすすめ

健やかに長生きができる七つの健康術

安保徹先生推薦! 「健康の本質」が詰まった必読の一冊。

何げない習慣の中に健康の本質がある。世間一般に常識・自然だと思われている習慣は、実際には非常識・不自然であることも多い。

そうした思い込みや固定観念から抜け出せないことが、さまざまな健康問題へとつながっている。

病気を治すのは薬でも医者でもなく、人間の体を形づくる60兆個もの「細胞」にほかならない。

大横綱と磯野家に学ぶ「正しい食べ方」とは

ここで、大相撲の横綱・白鵬関の例を挙げてみましょう。

白鵬関とは共通の知人を通じて2012年に知り合い、それ以来、コンディショニングに関するさまざまなアドバイスを行っています。

また、宮城野部屋の朝稽古に出向いたり、取組の応援に駆けつけたり、故郷のモンゴルや一緒に訪れたりと、さまざまな形で交流を深めています。

そんな中で、白鵬関に、コンディショニングの一環として穀菜食の重要性を改めて伝えるべく、一緒に玄米おにぎりを食べていた時のことです。

白鵬関は、おにぎりを大口でほおばるのではなく、口に入れる一回あたりの量がとても少ないのです。

前歯でちぎって小さな塊にし、口に含んでから何度もよく噛んで、舌も使いながら唾液と混ぜ合わせつつ、口の中全体の圧力ですりつぶすようにして食べます。

その場にたまたま居合わせた歯科医の方が、白鵬関のそうした食べ方を見て「まるでお手本のようだ」と絶賛していたのが、とても印象的でした。

白鵬関は、普段の食事も2時間くらいかけるのだそうです。また、「私の父はもっとよく噛んで食べるんですよ」とも話していました。

白鵬関の父親といえば、私もお会いしたことがあるのですが、モンゴル相撲の大横綱だった人で、モンゴルの国民的英雄です。

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言われてみれば、モンゴル出身の力士たちは、揃って顎の骨格がしっかりしているように思います。

幼少の頃から身についた習慣が、日本の大相撲界での驚異的な活躍を支えているのでしょう。

テレビアニメ「サザエさん」では、一家が食卓を囲むシーンがよく登場します。そこでは、みそ汁などの汁物を除き、食事の時に飲み物は全く出てきません。

食事が終わった後の団撲で、初めてお茶を飲んだりしています。食事とは、自分でよく噛んで飲み込むものであり、液体で流し込むものではない・・。

原作者の長谷川町子さんは「あるべき食事の姿」を無意識のレベルで理解していたのだと思います。

また、磯野家の一場面を通じて、私たちにそっと教えてくれているのかもしれません。

このように、よく噛んで食べることの多様な意義を考えても、私たちがとるべきは穀菜食であり、断じてパン食ではないのだということです。

高タンパク食の人はバテやすい

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「肉を食べればスタミナがつく」と信じて疑わない人は、皆さんの中にもたくさんいることでしょう。

100歳になっても元気に暮らしている人が大の肉好きだったり、肉を食べると「幸せホルモン」が出るという話を見聞きしたりして、「やっぱり肉も食べたほうがいいんだなあ・・」と思われがちです。

結論を先に述べると、今日から肉は「晴好品」だと思って下さい。

つまり、決して食べなければならないものではなく、むしろ健康にとってネガティブな側面が多々あるので、食べるのであればそのリスクを十分に理解しつつ、あくまでも自己責任で食べましょうということです。

まずは、「肉を食べるとスタミナが切れる」という事実をお伝えしておきましょう。

明治時代に、現在の東京大学で医学や栄養学を教えたドイツ人医師のエルヴィン・ベルツは、人力車での長距離移動を楽々とこなす車夫の体力に驚嘆しました。

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そして、その車夫が食べていたという玄米や梅干し、たくわんなどの代わりに、肉類中心の欧米型の食事を与えれば、さらに体力が増すだろうと考え、車夫の食事を変えてみたのです。

ところが、食事を変えられた車夫は、体力が増すどころかみるみるうちに疲労して走ることができなくなり、ついには「普段の食事に戻してほしい」とベルツに申し出てきたというのです

そこでいつもの食事に戻したところ、車夫は再び1日何十キロもの距離を走れるようになったそうです。

車夫からしてみれば、「食べ慣れないものを食べさせられた」という心理的な要素もマイナスに働いたのかもしれませんが、それ以上に、まず確実に言えるのが、欧米型の食事によって腎臓や肝臓に負担がかかっていたであろうこと、そして、体内のカルシウムの「居場所」がおかしくなっていたであろうことです。

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by ヨメレバ

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