パチンコ依存症(推定270万人)という恐ろしい病とその克服方法。
多くの人を立ち直らせた7つのステップを公開。ギャンブル容認思想と自己責任論が依存症患者の治療を遅らせている!
ギャンブル依存症で疲れ果てた筆者の脳は、いつしか死に場所を求めるようになりました。
「自殺敢行」「服毒」「馬鹿な奴」「家族が可哀想」などの見出しが何度も脳裏をかすめました。
人は、どんな時に自らの命を断とうとするのか。
筆者は「どうしてもやめられないギャンブル」が原因で、「生きるための舵を失った」ことが敢行の直接的理由でした。
幸いにも一命を取りとめることができた筆者は、残された人生を家族に捧げると誓い、手がけたものは「ギャンブル依存症克服支援及びパチンコ撲滅運動」でした。
この未知な世界に勝利のアイテムもなく、危険が予測できる運動には、覚悟も要求されました。
国民が生活するための大切な環境で、人が集まる駅前や繁華街、そして地方などでは広大な敷地に駐車場やレストラン、託児所までも完備された「国民の代表的娯楽」だったのです。
ギャンブル史上でもこれだけ依存症による犠牲や被害が噴出した時代はないだろうと思えるほどの凄まじさです。
この国は間違いなく「依存症蔓延国」です。
パチンコは違法賭博
世間では、違法か合法かをよく論じていますが、筆者は論ずる必要もなく「賭博」という結論を導きました。
国が認めているから「合法」で、「違法」ではないと結論づける人たちがいますが、実態の調査を行なっていないのにもかかわらず、また依存症の克服支援にもかかわらない方たちの「パチンコは悪くない」という無責任な言葉には大いに驚かされました。
法律上(遊技)では、確かにそうであっても、実態は間違いなく「賭博行為」です。
多くの国民が参加しているパチンコですが、どこの誰がいつどこで「娯楽」と決めたのでしょうか。
本当に「娯楽」だとしたら刑法185条、186条、187条の法律も単なる飾りとした、とても危険な判断であり、その判断を糾弾したという思いに駆られます。
誤った判断に3店方式(さんてんほうしき)というものがあります。
①現金と遊技玉(出玉)を交換する(パチンコホールで球を買う)
②増やした出玉をパチンコホールで特殊景品と交換する
③特殊景品を景品交換所に持参、古物商である景品交換所は特殊景品を現金で買いとる
④景品問屋が景品交換所から特殊景品を買いとり、ホールに卸す
ホール、景品交換所、集荷業者、卸業者と4店を経由する場合は「4店方式」と呼んでます。
このようなわかりにくい構図ができたのは、風俗営業法第23条で「自社買い」を禁止しているからです。
ホールと景品交換所は特殊景品について客や景品問屋を介在しており、ホールと景品交換所は無関係だとして違法性を逃れているのが実情です。
古物営業法第同条第l項では古物商は客に対して1万円を超えた取引に身元確認を義務づけていても、身元不明な複数の客が「対価の総額」で1万円未満の取引を複数回行われたことにして身元確認義務を免れているのです。
「対価の総額」という言葉を厳格に判断するならこの行為は法の趣旨に反する違法行為です。
しかし、この3店方式について警察はそれほど問題にしていないのが実態です。
3店方式という法の網の目を姑息な手段で潜りぬけている違法賭博に気づいてください。
相談者からは、2020年の東京五輪について、このような投稿もありました。
「パチンコ大手のマルハンがトヨタなどの企業とともに五輪の東京招致オフィシャル
パートナーとなっていることは御存知でしょうか。
某大物女性歌手のCMが毎日のように流れていましたがパチンコ、パチスロの規制は公式に難しいのでしょう。それなら本当に残念なことです」
筆者は当時この投稿で、五輪の東京招致オフィシャルパートナーにパチンコ会社がいることを初めて知りました。
不幸を量産し続けるパチンコ会社をオフィシャルパートナーとしたオリンピック東京招致委員会の良識のなさに驚きました。
招致委員会が寄付を受けとる様子を公開してほしいものです。本当に、この国はこれでいいのでしょうか。
お隣の図、韓国が国民の劣化と国益も損ねるとして法律で禁止したパチンコ(メダルチギ)が、この図では大手を振っているという恥ずかしい現実を世界に知らしめることにもなります。
大切な人をパチンコから取り戻すために |
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