船瀬俊介連載コラム
リニアが日本を滅ぼす地獄へ道づれ10大暴走(前編):リニアの正体は超高速の走る〝発ガン装置〟【電磁波の有害性はマスコミの最大タブー】
マスコミのタブー200連発〈106〉(月刊『ザ・フナイ』)
リニアが日本を滅ぼす地獄へ道づれ10大暴走(後編)
⑸ リニアも名古屋まで一時間四〇分かかる!
何のためのリニアか? 推進側キャッチコピーは「名古屋まで40分!」。
だから、国民だれもが東京から名古屋まで40分で行ける、と信じこんでいる。
ところが、じっさいは約1時間40分かかる。「のぞみ」と同じじゃないか!?
このミステリーの謎を解く。あなたは、笑うしかないだろう。
Aさん、Bさんがいる。Aさんは東京駅から「のぞみ」で名古屋に向かった。
Bさんは「急いでいる」ので、リニアを選んだ。
さて、Aさんを見送ったあと、品川駅に向かわなければならない。リニア新駅は品川にあるからだ。
山手線を待ち乗車する。品川まで11分。下車してリニア新駅に向かう。ところが、山手線ホームは、港南口(新幹線口)の反対側にある。
広大な品川駅を横切って港南口のエスカレーターで地下へ。リニア新駅は地下50メートル。都営大江戸線より、さらに深い位置にある。
この乗換えで20分、重い荷物があれば30分はかかる。さらに、リニアは名古屋直行便は1時間に3本と予想される。
待ち時間20分は見る必要がある。そして、ようやくリニアに乗車して40分。名古屋に着くまでの時間を足すと約1時間40分……。
「のぞみ」と同じになってしまう。
「のぞみ」で行ったAさんは座席でユッタリくつろいで名古屋に到着。Bさんは重い荷物を引きずって汗だくで奮闘してリニアでグッタリ名古屋着。
こうなると、一幕ものの喜劇である。
名古屋から東京に向かっても逆バージョンで同じ喜劇(悲劇)が繰り返される。
⑹「のぞみ」も500キロ走行が可能だ!
そもそも旧国鉄技術陣がリニア開発を始めたキッカケは、ある一つの〝迷信〟からだ。
「鉄道では時速300キロを超えると車輪が空回りする」
つまり、鉄車輪ではこれ以上の高速化は不可能……と、技術者たちは信じていた。
だから、高速化にはリニアしかない……。
しかし、この〝迷信〟をひとつのニュースが打ち砕いた。
フランスの高速鉄道TGVが、時速500キロ走行を達成したのだ。
〝空回り説〟はデマだった!
じっさい、JR東海が試みに「のぞみ」型車両を試験すると軽く443キロ出た。
「のぞみ」700系は世界最高性能という。現在でも370キロ走行が可能なのだ。
台車モーターを2台から3台にすると、出力は1・5倍。単純計算でも443×1・5で約665キロ。だから余裕で500キロ走行する。
ならリニア開発は、まったく意味がない!リニア推進の大義も名分も吹き飛んでしまう。
だから、マスコミはTGV500キロ達成のニュースも流さない。
そして、「のぞみ」もJR東海は平均210キロの〝ノロノロ運転〟で営業している。
実力速度370キロより160キロも遅い。
なぜ、「のぞみ」は57%にまで速度を抑制して走っているのか。不自然極まりない。じつは、「のぞみ」に速く走られては困るのだ。
リニア推進のウソが国民にばれてしまう。重ねて言おう。「のぞみ」は500キロ走行が可能なのだ。
むろん、路線の改良、整備は必要だろう。
それでも、南アルプスの最深部を、延々とトンネルを掘って縦断する狂気の難工事にくらべれば、こちらのほうが、はるかに安上がりで現実的だ。
⑺ 電力は新幹線の40倍!狙いは原発推進だ
リニアの黒幕は、日本を闇から支配する勢力……つまり、イルミナティである。
安倍首相は、その忠実な使いっ走りである。
闇の勢力の頂点に君臨するのが〝双頭の悪魔〟ロックフェラーとロスチャイルドの両財閥だ。
ロックフェラーが石油王なら、ロスチャイルドはウラン王だ。世界の原子力利権、つまり原発と原爆を掌握している。
〝かれら〟がリニアをゴリ押しするのは、原発建設がセットだからだ。
専門家の試算によれば、リニアの電力消費量は新幹線の40倍……。
リニアを導入すると新たな原発が2基必要となる。だから、リニア推進の裏の狙いは新規の原発建設なのだ。
リニアと原発――表と裏で、〝かれら〟はボロ儲けだ。
ちなみに、連中は地震大国日本の沿岸に54基もの原発を押しつけた。
その目的は、最初はエネルギー施設、終わりは戦略核地雷である。
(図J)は、沿岸の原発が、各々、圧力容器など爆発事故を起こしたとき予測される死者数だ。
たとえば東海第2発電所が爆発すると2300万人が猛毒放射能で苦悶死する。
ちなみに「原発は安上がり」と信じている底無しの大バカ者がいる。
政府が発電コストは自然エネルギーより安上がり、と発表したら、丸呑みで信じている(図K)。
公的補助金を隠したデタラメ数値なのだが、バカ正直の国民はコロリとだまされる。
たとえば南海トラフ大地震が起きたとする。
ペンタゴン(米国防総省)は、日本人の犠牲者を約2000万人と見積もっている。
これは、伊方と浜岡の両原発が津波などで爆発することを想定している。
これでも、原発推進を叫ぶ人がいたら、まちがいなく狂人だ。(参照、拙著『原発マフィア』花伝社)
⑻ 9割トンネル、南アルプスの谷が涸か れる
リニアのトンネル工事は、無数にある南アルプスの破砕帯を貫く。そこには、膨大な地下水が流れている。
それが麓で湧水となり、渓流をつくり、自然を養い、河川となって沿岸地帯を潤す。
その水脈にリニア新幹線は穴を穿つ。
風呂桶にキリで穴を開けるようなものだ。地下水脈は、新しい〝水路〟に奔流となって流れ込む。すると……。
「南アルプスの谷が涸れる」
環境団体は、悲鳴に近い声を上げる。
多くの市民グループ、住民団体が「ストップ! リニア」の声を上げている。裁判に訴えている。
その理由の一つが、リニア工事による環境破壊だ。
とくに、南アルプスの景観破壊は、地元にとって致命的だ。
渓流が涸れれば森林も枯れる。野生動物たちも絶滅する。自然美で観光客を魅了した渓流は、死の渓谷と化す。
それは、観光資源の壊滅を意味する。
裁判で、JR東海側は、噴出した水は脇トンネルで下流に戻す、と答弁している。
しかし、それは……河川の上流は壊滅する……ことを意味する。
「工事などやめろ!」「白紙撤回しろ!」
静岡県知事、川勝平太氏も怒りをあらわにする。
同県は、水量豊かな大井川を擁している。その一級河川がリニア工事で涸れかねない。
観光や農業など、地元産業に対しての影響は、計り知れない。
リニア工事は、沿線一帯の産業を滅ぼしかねない。まさに、狂気の愚策なのだ。
⑼ 未知のクエンチ大事故を覚悟せよ!
信じられないかもしれない。リニアには運転士がいない!無人の超特急なのだ。
運転は中央司令部からコンピュータで行うという。しかし、宮崎実験線では、突然、止まったり、暴走するなど、不可解な動きを見せている。
コンピュータ・エラーによるものとみられる。
そんなリニアを無人で500キロの猛スピードで走らせて安全なのか?
さらに、リニアには、いまだ解明されていない致命的欠陥がある。
それが、〝クエンチ〟現象だ。
これは、超電動磁石が、突然、磁力を失う。
原因は不明だ。ということは予防策もない。
このクエンチは宮崎実験コースでは14回も発生している。さらに、宮崎実験線では、リニア車両全焼事故も起こっている。
わずかなブレーキ火花で車体は黒煙を吹いて燃え上がった。なぜか?
リニア車両は、軽量化のためプラスチック、アルミでできている。
これらは可燃素材だ。鉄道材料は難燃性であることを義務付けた「運輸省規則」に違反している。
しかし、燃えにくい鋼鉄などを採用すると、その重量で浮上できない。だから、ライターのように燃え上がるのはリニアの宿命なのだ。
想像して欲しい。時速500キロで暗黒のトンネルを走行中、クエンチが起きた瞬間を……。
リニア車体は側壁に激突、摩擦で火花が発生、それは、たちまち車体を炎上させる。
1000人の乗客は火だるまの車体の中で悶死するだろう。
たんなる火災の発生でも生存は絶望的だ。
住民グループが、事故のばあい、避難方法をJR東海に問い質している。
JR東海は、こう説明している。
「……トンネル下部に避難路が設けてある。そこは防炎、防煙構造なので、避難立坑まで徒歩で向かって、そこから外部に脱出していただきます」(図L)
避難用の「立坑」「斜坑」は、10キロおきに設ける、という。それでも28本……という数になる。
事故のとき、乗客は最悪5キロも暗闇を歩いてたどり着く。
ところが、JR東海は、住民グループに、まったくウソの説明を行っていたのだ。
(図L)が、住民たちに説明した避難方法だ。
なるほど、トンネル下部には、避難通路がある。ところが、最新のトンネル断面図には、避難路がまったく……ない!(図M)
〝かれら〟は、乗客の命より、建設コスト削減を優先したのだ。
新たな避難指導にこうある。
「火災などのばあいは、本トンネルを風上に向かって逃げて下さい」。
暗黒のトンネルで、どうしたら風上、風下がわかる、というのか?
宮崎実験線では、リニア車両は出火と同時に、見る間に黒煙を吹き上げ全焼した。
車両素材プラスチックが燃えると青酸ガス、ホスゲン……など、猛毒ガスが大量に噴出する。
これらは致死性神経ガスだ。一呼吸するだけで、ほぼ即死する。
JR東海のホンネは、「……あきらめて死んでください」。
この一事を知っただけで、リニア乗客はゼロになるだろう。
⑽「オレは乗らない!」JR東海、元会長は断言
「リニアは、絶対ペイしない!」
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ザ・フナイ 2019年1月号 マスコミのタブー200連発〈106〉 より
月刊『ザ・フナイ』は、船井幸雄が「世の中を変える意識と行動力を持つ人に向けて発信する」と決意し、(株)船井メディアより2007年10月号から創刊した雑誌です。
選りすぐりの豪華執筆陣による、新聞・テレビなどが報道しない世界の裏の動き・情報を、毎月お届けしています。
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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家
著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。
『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。
独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。
船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/
船瀬俊介公式facebook= https://www.facebook.com/funaseshun
船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」= https://www.facebook.com/funase.juku
著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。