現代日本の食に関して「大人」の言えない事情を描いたシリーズ第4弾!!
健康のため、肉食をほとんどしない間家にあって、一番小さい桜子は不満を募らせていた。
しかし、元医院長のおじいちゃんに諭されるうちに、幼いながらもその恐ろしい危険性を学んでいく。。
肉が何故危ないのか? その理由を分かりやすく解説しています。
<監修>
医学博士 小児科医:真弓定夫
日本人は熱しやすく冷めやすいと言われます。二000年からイギリスに発生し世界に拡がった狂牛病のことなどすっかリ忘れ去られてしまっています。
しかし、まだ狂牛病の危険は去っていないのです。狂牛病の潜伏期間は10年から30年にも及ぶからです。
そもそも、狂牛病の原因は、牛が同じ種類の牛の肉骨粉を摂り入れたために、同種の蛋白質が身体に入ったことによリます。
ヒトにも、食人種が存在していた頃には、今の狂牛病と同じような病気(ク—ルー病)が知られています。
つまリ、共食いをしてはいけないということです。
食へ物全般にわたって言えば、ヒトの蛋白質からよリ遠い蛋白質を持っている生き物を食べるのが好ましいのです。
その順序は、ヒトーけものー鳥ー魚介類ー木(果物・木の実)ー艸(穀類・野菜類)となリますから、もっとも望ましいのは穀菜食を主とした植物性食品を食べることであリ、それに動物性食品を加えるならば魚介類が良いでしょう。
更に、植物性食品と動物性食品の比率は七対一が良く、終戦前の日本食の良さが世界的にも認められていることがわかリます。
こうした自然界の掟をよくわきまえて、皆さんにとってかけがえのない子どもたちに肉を始めとした動物性食品をできるだけ食べさせないようにしていただきたいものです。
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肉はもーいらない!! (現代日本食事情) | ||||
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