自然体から遠ざかった自分に生命力を取り戻す【妊活沖ヨガ】

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宗教法人求道実行会三島責任役員・NPO法人法沖ヨガ協会・ブラーフマンヨガセンター・北山佐和子連載コラム

妊活ファミリー沖ヨガ

日本では現在、カップルの6組に1組が不妊症に悩んでおり、そのうち50万人以上が不妊治療をうけているといわれています。

最新の不妊治療だけでも、ホルモン剤による卵巣刺激、質の良い精子を採取し濃縮する精子調整法、人工授精、体外受精、胚移植など多数あります。

例えば、不妊症と診断された場合、不妊治療は、段階的に進みます。

まずは、排卵日を予測して自然妊娠を目指す「タイミング法」からです。

それが効果ないのであれば、ホルモン剤導入による「卵巣刺激」に移行しますが、ホルモン剤により多数の卵胞の発育と排卵が生じ、副作用として卵巣腫大、腹水や胸水貯留、血液濃縮をきたす卵巣過剰刺激症候群という疾患が、起こる可能性があり注意が必要です。

これでも妊娠できない場合は次から本格モードに入ります。

細いチューブで濃縮精子を子宮へ送る「人工授精」は保険適用外で、一回につき数万円程度の費用がかかります。

それでも妊娠しない場合には、「体外受精」となります。

培養液下もしくは顕微鏡下で体外受精させた受精卵を初期胚まで培養し、子宮へ移植する(胚移植)ものです。

これも保険適用外で一回につき最低40万円以上はかかる高額な治療です。

体外受精の妊娠率は、

26歳~34歳で約25%、

40歳で15%、

43歳では5%まで低下します。(日本産婦人科学会)

問題なのは高額な不妊治療をしても確実に妊娠できる訳ではないことです。

子供を授かるまで治療を続けたくても、資金面で難しくなる場合も多いのです。実際、半数以上のケースで通院開始からの治療費が100万円以上にのぼるといわれています。

さらに経済的理由で治療の継続を躊躇もしくは延期したことがあるという方は8割以上にもなるといわれています。

(胚移植)の段階で胚の一部を採取し遺伝子診断を行い、重篤な遺伝子異常が発見された場合は、正常な胚のみを移植し生まれてくる子供の先天異常のリスクを回避するということも可能になりました。

近年の医学や生殖医療の進歩は目覚ましいものがあります。しかしこの技術には「優生学」という悪魔の思想が絡んできます。

「優生学」とは優れた遺伝子のみを持つ人間だけが選別されれば世の中はよくなる、という思想で、ヒットラーが信奉した考え方です。

つまりナチスドイツがかつて行ったような、生命の選別を、果たして医療者が行って良いのでしょうか、という論理的な問いかけがあるのです。

生殖医療の研究者や現場の医者達もその問いかけに明確な答えのでないまま、技術だけが進んでしまいました。

それら技術の恩恵などを受けて現代社会は成り立っています。

しかし、生命を産みだすことのできる特に女性、そして男性も、科学者もお医者さんも、こころの奥底では自然からあまりに離れてしまった今の医療に何かしら違和感を感じ、潜在的にその答えを探し求めているように思えます。

現代ほど科学技術と生身の実生活が分離している時代はないかもしれません。現代ほど心と身体が分離している時代はないかもしれません。

私は産婦人科とかで30年間以上、不妊ヨガ(沖ヨガスタイル)を指導させて戴きながら、不妊女性が増えているという危機感はもちろん、この現代の「分離感」を、(沖ヨガ)が解消する有望な答えになると、確信しています。

ヨガの語源は「結ぶ」という意味です。

自然体から遠ざかった自分に生命力を取り戻し、妊娠を「着実させる」妊活沖ヨガはお腹に宿る生命を呼び寄せるだけではなく、愛するパートナーと一体化、真なる・善なる・美しいものと一体化し、人生を豊穣なものにする強力なツールでもあります。

女性の太古からの「自然=カン」を目覚めさせる妊活沖ヨガ。

沖ヨガ式妊活を通して生き方としての自然法則を、ご自分の体を通して、自然の中で生かされている自分・赤ちゃんの生命を体感・実感することができる・女性として最高の至福を味わいつくせるでしょう。

沖ヨガ式妊活において特に大切な以下の三つの事が、あげられます。

①お腹、下半身を冷やさない事が大切です。

足、膝から下と、脚、下半身、みぞおちから下を積極的に温めます。

[頭寒足熱]を実行し、心の冷え・身体の冷え=毒を排毒します→排毒作用の高い天然素材の、絹、毛、綿素材の靴下重ね履き+ズボン下+レッグウォーマーなど重ね履きします。

→重ね履きした結果、

足脚下半身が温かいので、上着を一枚脱げるぐらいがよく、[頭寒足熱]の靴下、ズボン下の重ね履きの各自の枚数の目安です。

例えば部屋全体を暖めすぎたり、シャワーだけは身体が冷えますので、必ずお風呂に入り湯船につかりましょう。

お風呂からでた場合には裸足は厳禁、足(膝からした)脚、下半身を必ず暖めます。古来から女性は足腰は冷やしてはいけないのです。

また冬の寒さより夏のクーラーは特に女性の身体を内側から冷やします。

上虚下実

②お腹を硬くしないように、【頭寒足熱】や姿勢・息・食事などでみぞおち周りを柔らかくするように心がけます。

みぞおち、肋骨周り、胸、脇、首、肩の力がぬけてくると、下半身(下肚、お尻、脚、足)に力が気が入りやすくなります。

身体が変わると、自然に呼吸が変わり、吐く息が気持ちよく深くなりなります。

息が変わると不思議と、気持ちが変化してゆきます→不安感が軽減しイライラしにくくなり、リラックスしやすい前向きの心もちに自然になってゆくでしょう。

ヨガでいう自然体[上虚下実]を実行します。

女性のお腹は柔らかく暖かいのが自然です。リラックスして時に冷たい硬いお腹は不自然で要注意です。

③食べ過ぎ、動かなすぎに注意します。沖ヨガ式妊活生活を実行、実践します。

例えば(on・the・matt・yoga)マットの上だけでするポーズヨガだけではなく(off・the・matt・yoga)マット以外での生活全体の中にヨガマインドを活かすこと(after・the・matt・yoga)が、沖ヨガの大事なポイントです。

沖ヨガ式妊活生活は、身体、排泄、食事、息、気持ちなど他について、生活にとりいれながら、来月に詳細にお話させて戴きます。

続きはこちらから→ 【ヨガの浄化法(クリヤヨガ)】イライラした氣を溜め込まずに虚空に飛ばす

※【妊活ファミリー沖ヨガ】マンガからの抜粋

電子書籍はこちらから→ 赤ちゃんが欲しい二人のための妊活♡ファミリー 沖ヨガ Birth-Wanted OKI-Yoga!

沖ヨガセミナー、プチ断食合宿などの詳細、お問い合わせはこちらから: NPO沖ヨガ協会中部連合会

【前回のコラム】

18才女子大生だった私が軍隊より厳しいといわれた沖ヨガ修道場体験話。

北山佐和子

1952年生まれ。18歳から沖ヨガ修道場を経て海外(フランス、ルーマニア、ニューヨーク、ロサンゼルス、韓国、台湾etc) 指導体験を活かし、日本国内のヨガ指導員養成コース他、中部沖ヨガ指導員セミナーを定期的におこなう。

宗教法人求道実行協会三島責任役員、NPO法人沖ヨガ協会中部連合会事務局、ブラーフマンヨガセンター主宰メンタルヨガ、マタニティヨガ、妊活ヨガ、眼ヨガ、鼻ヨガなど集中セミナー開催。

妊婦、妊活夫婦、整体師、実業家、術後患者などの心身パーソナルトレーニングの予約制で受付。

自宅アシュラムでのプチ断食合宿(毎年5月連休)・妊活ヨガ合宿を定期的に実施。20代にミス・ワールド愛知代表となりミス・コンテスト審査委員も努めた。

主な著書に「ヨガの気持ちで自然流育児―年齢別・症例別詳解 (健康双書)」農文協出版

恋する女神になるヨガ―東洋医学のビューティ・レッスン」「ヨガ呼吸修正行法上下巻」日貿出版

電子書籍「赤ちゃんが欲しい二人のための妊活♡ファミリー 沖ヨガ Birth-Wanted OKI-Yoga!がある。